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今、あなたの見る風景が
一体どんな色を帯びているのか
一体どんな音を奏でて
一体どんな香りを漂わせ
一体どんな味を
一体どんな・・・
どうかお許し下さい
私はあなたの風景をクラックし ....
ほころんだ心
うずくまりひざを抱える
ぼんやりした朝焼け
僕の目は光る
とりとめのない会話
かみ合わない話
意味のない詩を
意味ある詩に変換する作業
こ ....
うたはとても眠たかったのです。
歌は やはり かぁさんが 好きでした。
かぁさんは よく 草原の 歌をうたってくれました。
かぁさんの 子守歌は ねむい ワタシを よく なでてくれました ....
電話のベルが鳴り
風景から影が消えていくのを見届けながら受話器を握る
「あなたは一万人のなかから選ばれました。」
声は筋繊維のように束になっている
間を置くことなくしゃべりつづける受話器を
....
みきすけは ぐっすりとねむりました。
みきすけは とても眠たかったのです。
みきすけは かぁさんがとても すきでした。
かぁさんのこえを ねむりながらきくのが とてもすきでした。
かぁ ....
みきすけは さかなの話し をしている。
みきすけは わにの話し をしている。
みきすけは 涙の話し をしている。
みきすけの流した涙は 終らず
川になり 山になり うみをさかのぼり
ご ....
やぁ みなさん元気ですか?
失恋しちゃいました
もうあきらめると言われました
悲しいです
胸が張り裂けそうです
悲しくても涙はでません
男ですから
ただ
自 ....
稲妻がなってる
うるさくて眠れないよ
へたくそな歌を歌って
へたくそなギターを弾いて
夢中で弾き歌った
広い公園の中で
僕の歌が響いているだけ
でも僕の歌を聴 ....
疑惑が影のように付き纏い
例え太陽が不実の濡れ衣を押しつけようとも
もはや私は何も云うまい
風のように草原を渡り
波のように寄せて行く
無口な一つの現象のように
ただ行動のみで
わた ....
生き様を考え
自然の中に溶け込み
あるいは
人のぬくもり抱かれて
限りある人生に
明かりを見つけよう
言霊という手段を使って
あらゆる物に命を吹き込む
それは尊い ....
雨の
始めの
ひと粒
ふた粒
私だけに
与えられた
もののように
この頬を濡らす
あなたの指先に
近い温度で
色とりどりの花片の散り敷かれた舗道は
華やかな体面をたもちながら
苛立ちを隠しきれずに風を待つ
永遠に灰色であることはささやかな安穏
たとえ幾千もの足に踏み入られても
艶麗である ....
息を吸って
息を吐く
そんな簡単なことが
あなたは
出来ない
笑いあう
謝る
手を振る
おじぎする
そんな
簡単なこと
(わしの仲間は
(戦争で
(みんな死んだ
....
毎日夢をみる
毎日生活がある
しがらみの世の中で
心のベクトルは乱反射
ニュースでは連日
悲しい事件ばかり
川のほとりに咲く花は
なにも知らずか知ってのことか ....
ああ、何と美しく清らかなことか
白と緑の粒子の集合体
透過性を持った緑の花が
陽の光を受けキラキラと輝き
微かに波打っている
花を見つけた君の瞳の
ああ、何と美しく清らかなことか
真紅の夜が僕を包む
寂しがり屋のぼくは
たくさんの友人を作ることで
まぎわらせると思ってた
願いは叶ったが
人間関係のジャングルで
疲れ果てた
みんなバラバ ....
こんな雨の夜に
あなたがいないのは何故でしょう
暗闇の中
雨に打たれて
温もりを忘れてしまいそう
あなたは眠りの世界で
艶やかなネオンが灯る
....
朝から降ってる恵みの雨
いつもなら気分が沈むはずなのに
今日の雨はなんだか優しい
高原に立って
全身にこの雨を浴びていたい
渇いた心を潤したいのだ
スズメが雨の中
....
私は元気
まだまだ話したいことたくさんあるよ
だけど隣にいたあなたは
いつの間にか眠りについていた
人通りの少ない駅前
貨物列車が走る線路
午前三時
見慣れない光景にワクワクするけど ....
少女が、朝起きだして
足もとで夜の色をした猫の背を撫でる
まだ体温もあがらない内に
手のひらに忍び込む温もりに少し汗ばむ
私の温度ではない、と気づかないまま
薄いカーテンの裾を引く 細く ....
今ここに綴る詩も
膨大な詩の海の中の
一滴として
いつか人々の中で
忘れられていく
時代を超えて
口ずさむ詩を
綴れたらいいのに
詩は努力したからといって
....
コンクリートが暑い季節に
僕は寒気がした
こんなに暑いのに
心は氷点下だった
電車に身を任せて
僕はいくあてなしに
がむしゃらに現実から逃げていた
この手に今 ....
灰色の雲の下
黄色い笑い声だけが
やけに眩しい
凸凹道
僕の生きざま
君の胸に鮮やかな
言葉を刻むことなんて
できやしない
ただ
君の話しはよく聞くから ....
今宵も匠は
あざやかな手つきで
ガラス球をつるり
音もなく水槽に沈める
瑞々しい、青とグレイと白の珠
覗き込むたび
妖しく映ろう彩雲は
硬く閉じ込められていて
届きそうで、届か ....
生まれ落ちた刹那 知らずに交わした彼との契約
知ったのは 知識と言う名の塗料に心が染められた頃
私の手に握られた 小さいな砂時計に心底怯えた
誰が決めたのか それには全ての終焉が刻まれていた
....
もう届くはずのない
ぼくの声
もうあの笑顔は
ぼくの瞳に映らない
あれから3年
月日は季節の移ろいの中
思い出だけが膨らみ薄らぐ
希望に満ちてた
あの頃 ....
たのしいときは
とても短くて
やがて終わる
だから今日は
せめて朝までここにいようと
今日もまた思う
君が未来のことを話すとき
僕は苦しい
たのしいとき ....
ゆっくりと時は流れていく
時間は永遠の旅人とだった
月明かりが妙にまぶしかった
小さな子供たちが
はしゃぎながら僕の横を走っていった
僕にもこんな時期があったんだなと
....
失踪する雑踏――葬られてゆく錯綜する都会の鼓動が
不整脈を晒している。
失踪する現実――訪れるものは、立ち上がらない
睦言の形骸だろうか。
黒い朝焼けを掴み取るまなざしは、
凍りつく陶酔の血 ....
夕暮れ時
ゆっくりとカーテンが閉じられるように
昼の喧騒はその熱を放射していく
取り残されて
口ずさむ歌は
いつも同じで
タイミングを図って
振り落とされるイ ....
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