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      町並みが息を潜めているのに
   プロムナードは息を吹き返している

    空がセレナードを奏でているのに
      海はレクイエムを歌っている

   風が雑木林へ愚痴を ....
あなたがマイナス百五歳になった
目印としての蝋燭一本を
代わりに吹き消してあげると
微かな声だけ残したあなたの
ありがとうが耳に響いた
利休の茶室は 
入口が小さかった 
天下を取った秀吉が 
身を屈まねば 
入れぬほど 

弟子の手がすべり 
お茶を畳にこぼす 
利休は 
(まぁ気にするな)と 
 ....
アナタはフェンスの向こうに行ってた

フェンス越しにアナタの赤いマニュキュアをした指を
顔を

風になびくスカートを

アタシはしばらく見ていたらなんだか凄くチュウがしたくなって
 ....
乳母車の乳児のバイバイに
こたえた手
布の端をひとかがり

  だっこされている乳児を
  泣かせた作り笑い
  布の裏に斜めの縫い目を見た

横断歩道を渡る小学生に
掲げた手
布 ....
真っ赤な帽子をかぶって 
自転車に乗って
川沿いを走る
そのあとには
くちづけだけが残る
彼女は 詩だから

彼女は 詩だから
窓辺にアリスとかハートのクイーンを飾る
 ....
おやつを我慢しては 花火を買った

刹那の輝き 一瞬の煌めき


向日葵が枯れ始め 陽が落ちるのが早くなり
セミの声がヒグラシに変わる

緑の山も夕焼け色に 少しずつ染まっていく
「 ....
今日見えたものが
明日も見えると信じてるから
生きて行けるのですか?

さながら私たちは
籠の中の鳥にもなりきれずに
開け放たれた扉を
行ったり来たりの繰り返し

振り向けば ....
規則的に点滅繰り返す蛍光灯
「本日の放送は以上をもって全て終了しました」
冷めかけの珈琲 書きかけの日記帳
あとに残るは破られたカレンダーと砂嵐だけ

どうしてだろう
僕だけが ま ....
 僕は何度も星の詩を書いたけれどまだ書き切れていないんだ
 僕に羽があったなら君の元へと飛んでいくのに
 けどそんなの無理だから夢の中で君と一度だけ見たプラネタリウムを見て涙を流していたんだ
  ....
地下道の便所の前に 
何も書かれていない 
真っ白な短冊が 
くしゃりと折れて 
落ちていた 

無人の通路に 
夜の靴音を響かせながら 
便所を通り過ぎる 

Tシャツの背中を  ....
人はどうしてこんなにも
寂しさ感じてしまうのだろう?
私が知っている限り
独りの人はどこにもいない
なのにどうして人はみな
寂しさ感じてしまうのだろう?

孤独であることどうして怖い?
 ....
スイッチを切るためのスイッチは
ヒトをあざわらって入れられたのに

気取って薬指を伸ばすと
完全試合を放棄した口が
ハイヒールを履いて
「わたしは左が凹んでいるほうが好きなの」
なんてほ ....
 
流れ流れて
何処へ行く
 
ふわり、その瞳で
何を見た
 
出逢いて何を
思うのか
 
 
 
あてなき旅路
続けては
 
忘れえぬもの
また増える
 
 
 ....
三半規管が爪弾かれる
静寂の
そっと指先が触れない
おだやかな震えない

涙と休符
はれぼったい目とゆうひ

またしばらく
涙は出ない

しんぞう
はい

ちょう
なみ ....
胃の洗浄をするために
階段を上ったり下りたりしていた
蜂蜜のソーダ割りをひっかけていた
シュワワワワーと
それは収束の音だった

落ち着きのないフルート
君はツタの絡まる音を聞いたか
 ....
月の裏側が見たいと
弟が呟いた
瞳はもう
赤方偏移を繰っているように
白兎を歌って

憧れと諦めをわたしに託して
弟はもう
腐りかけた足で
旅に出ていた

痛々しいほどに頑張りす ....
やっと貴方に会える
我慢をしていた。
雨が降っていても
雲の上では会ってる

いつ結ばれる日が
来るのやら
いつも一緒にいたい
いつも僕の味方

牛飼いとはた織り
毎日仕事をして ....
夜が空を包み
七色に光る
願いの帯たちが
星の間を縫って
空へと羽ばたいていく頃
 
遥か空の上では
一年分の時を越えて
会瀬を交わす者たちが
確かめ合うかのように
抱き合っている ....
だからたとえば犬のように
白黒でしかものが見えていなかったとしても
濃淡の薄れゆくところ
色彩の変わるところが
あたらしく欲求がなりかわるところで
ぼくが輪郭と呼んでいた ....
声は枯れ
いつだって月日は流れ

最大の星最小の闇
横顔はプラズマへと昇華し

いつまで石でいようか
いつまで渡りきったつもり

跡形もなくまるく研磨された石
するする滑って

 ....
七夕のお祭り 近付くたびに
なつかしさこみ上げるのは あの夏があるから

やさしさが 手に届かなかったあの頃
あなたの声が 手が 触れるたびに戸惑った
どうして愛がそんなにも傷つけるのか
 ....
 苦労して書き上げた詩を見直して 僕はベランダに出て溜め息をつく
 携帯の着うたフルでYUIの「CHE.R.RY」をイヤホンをして聴きながら君のことを想う
 片手には缶ビール 時々ハモるように口ず ....
利休の茶室は 
入口が小さかった 
天下を取った秀吉が 
身を屈まねば 
入れぬほど 

弟子の手がすべり 
お茶を畳にこぼす 
利休は 
(まぁ気にするな)と 
ゆるしてやった  ....
アスファルトに捕らえられた君を
すくい上げたこの手が
愛だと信じていた

四畳半の沃野に
刳り貫いた天井に

それでも君は
ただ背筋を伸ばして
その時を待ち続けていた

この手が ....
ちいさいころ熱が出ると

お母さんはよく桃の缶詰を開けてくれた

白くてやわらかい桃はもちろん

スプーンで飲ませてくれる甘いシロップも

冷たくてとてもおいしかった


お母さ ....
反った背中に

命の雫が伝う

痛いのか
悲しいのか

顔を歪めて

全身全霊の

叫びを



それを見ている

私は

嬉しさと
切なさとが

混じった ....
明日にはどうなるか
わからない世界に
生きている


活きていきたい
無駄にはしない


今日の空
今日の風
今日の夢


今日の君
今日の僕



大切 ....
近くて遠いあなたの背中

手を伸ばせばすぐそこにあるのに

触れることが出来なくて


しっとりと響くあなたの声

私の中を反響して心振るわせる


愛しさは戸惑いとなって
 ....
泣いているのですか
どうして泣いているのですか
理由もわからないのですか
笑おうとは思わないのですか

醜い泣き顔も
醜い笑顔も
わたしは見たくありません

それでも
笑うことしか ....
ぽえむ君さんの自由詩おすすめリスト(5360)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
にびいろの声紋(六)- 信天翁自由詩307-7-8
蝋燭- ロカニク ...自由詩107-7-8
茶人と将軍(共作版)_ー_銀猫・服部_剛_ー_____- はっとり ...自由詩707-7-8
いつの間にか- 自由詩2*07-7-8
まつり縫い- 悠詩自由詩8*07-7-8
くちづけ- 水在らあ ...自由詩30*07-7-8
また夏が来る- 北大路京 ...自由詩28*07-7-8
NOT_FOUND- 優飛自由詩12*07-7-8
熱帯夜- 雨宮優希自由詩8*07-7-8
一度きりのプラネタリウム- 円谷一自由詩7*07-7-8
白い短冊_- 服部 剛自由詩10*07-7-8
僕らはみんな生きている- 麻生ゆり自由詩5+*07-7-8
スイッチ- 悠詩自由詩5*07-7-8
浮雲- 秋桜自由詩9*07-7-7
静寂- ふるる自由詩1007-7-7
洗浄- ふるる自由詩807-7-7
月の裏側- 悠詩自由詩18*07-7-7
七夕(スペシャルバージョン)- ペポパン ...自由詩8*07-7-7
七夕- 山中 烏 ...自由詩9*07-7-7
八月の輪郭- 水町綜助自由詩2807-7-7
天の川- ロカニク ...自由詩5*07-7-7
やさしさの降る夜に- いすず自由詩4*07-7-7
CHE.R.RY(不完全版3)- 円谷一自由詩2*07-7-7
茶人と将軍_- 服部 剛自由詩1*07-7-7
ヒメジョオン- 悠詩自由詩9*07-7-7
桃の缶詰- a/t自由詩1407-7-7
七月、今宵。- 深月アヤ自由詩5*07-7-7
一期一会- 秋桜自由詩4*07-7-6
眩暈- ajisai自由詩8*07-7-6
その顔を- 悠詩自由詩6*07-7-6

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