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微動だにせず
私をのっめり
包みこむ
この体温のような 空気

体がてろてろのゴムのように伸びきって
あくびが地面にのたくる

開け放たれた こころ
ネコがゴロゴロ

この体温の ....
ミッキーマウスが好きだっていうから、とりあえずネズミさんの格好をしてみたんだよ。

でも、これじゃぁ ミッキーマウスじゃなくて、”ねずみ男”じゃないかい?

うん。知ってる。
君が大泉洋を好 ....
言葉という和音


目でとらえて

気付けばリズム

耳で追いかける


イメージ広がって

やがて

一つの世界


時に不協和音

リズムの向こう

 ....
ブルース聴かせて
友達がそう言ったのはいつだったろう
その夜に僕たちは並んで写真を撮った

この町を出ていくと聞いてから
僕は戸棚を漁って古いアルバムを捜しているのだが

少し ....
 時々にしか会えない 僕の夢の友人
 友人は僕のことを全て知っていて 親友と呼ぶのに相応しい人物だ
 僕も友人のことを全て知っている
 無限とも思える夢の中で 初めて会った時に僕達は阿漕な宇宙が ....
幸福な女優は、金持ちの男を好んだ。
或る日のことである。
彼女は都内の高級ホテルで、大富豪のF氏と寝ようと試みた。
F氏は、83才。無論、機能しなかった。
―夜が明けた。

それ以降、彼女 ....
あなたは 若いころ
バラの精気を予見できましたか
血の匂いを嗅ぎわけられましたか
湧き水の澄明度を見極められましたか
 
ところで いまになって 骨髄から
なにを運び出そうとしているんです ....
南風に乗って、夏が
駆け込んできた

いつだったか あなたは
疑いなく寄せるそれを
レモンの光、と呼んで
指先で掬い上げて口付けをした

透明な時軸につかまって、僕は
ひとま ....
          2007/05/12



テレビの中にも
イースターエッグが飾られて
西欧の春のお祭りとして
楽しげに語られていて
季節の再生の喜びで
人々は笑顔ではち切れそ ....
個室のテレビで 
モノクロの映画を見ていた 

画面に映る
その古びた部屋には 
一台のストーブがあり 
上に乗せた{ルビ薬缶=やかん}の口は 
いつまでも湯気を昇らせていた 

無 ....
「 みなさ〜ん 
  ぼくのあとについてくると 
  穴に落ちますよ〜     」 

背後から 
ぞろぞろと 
杖をつくお爺ちゃんや 
車椅子をこぐお婆ちゃんが 
頼りない 
ぼく ....
宇宙の理法は『善』なので
再度 ご確認願います。

宇宙の理法は 煎じ詰めれば
『南無妙法蓮華経』なのですが・・・

考えれば 人間の理性は
限りなく拡大しています。

科学の発展が ....
窓際で
君の寝息を背中に聴きながら

どう仕様も無く渇いた空を
見つめていた

形にならない雲と
伏せ目がちな太陽と

遠く飛ぶ鳥がすっかりと
吸い込まれてしまうまで

いつか ....
どこもかしこも歪んでるんだ
だれもかれもが歪んでるんだ
僕の未来も 悲惨な過去も


MOTHER FATHER BOTHER わかんない
BABY ジィチャン バァチャンじゃ なおさら
 ....
空を知らないぼくは
うまく空というものを描けない

ぐるぐる巻きのパー
あれを太陽だと信じているから
漫画の吹き出しみたいな形
あれを雲だと信じているから

今日も空っぽの卵の中で居候 ....
そこはまるで
ひとつの街であり
ひとつの物語でした

私はもう誰も居ない
公園のブランコに

キーコキーコ
と揺れていて

さようならの練習ばかりを
しています

あなたには ....
なめらかに幼子の
桃に染まった柔肌の
質感と光沢は珊瑚

或いは

とろり新鮮な濁りなき
真に最初の一雫
甘い乳白は象牙

真似て

何れ程焦こがれて
唯身を染めて桃に白に
 ....
唸る 大空 
その飛翔を 速める 鳩

太陽は 今 南中
素早く たなびいて 雲

飛行機の残音
この 大空に 響き

風は 光の軌跡を 曲げ
大風 天を轟かす

太陽の光を求 ....
 いい子ねえ、って
 大人からいつも
 あたまをなでられていたから
 ぼくはおおきくなれなかったんだ


と、いって
そらちゃんは笑う


海のみえるブランコが
そらちゃんのなき ....
そのままでその{ルビ瞳=め}のままで
僕を呼ぶあなたがいる
ほほ笑みの中で
いくつ時が過ぎたの?

やさしさは時に誰かを
傷つけるものなんだね
そんなやさしいまなざしで
僕をみつめない ....
 RADWIMPSの『ふたりごと』を聴きながら空想していると現実感が無くなり浮遊している気分になる
 部屋は太陽に飲み込まれたように真っ暗だ
 無限の時を刻んでいるように聞こえる置き時計は僕達には ....
          2007/05/12

ギビギビギビ
なにかごようは
ないでしょか
ごようのないおと
おことわり
擬音の世界に
擬音を運ぶ
義理人情も
お断り

義理人情は ....
日中はデイサービスに集まり 
賑わっていたお年寄りも 
それぞれの家で眠りにつく頃 

明かりの消えた広い部屋には 
残って日誌を書くぼくひとり 
静まり返った夜の老人ホーム 

天井 ....
地獄の沙汰どころか
こうやって生きているときから

あの人は言った

ひとと獣の違い
それは
困ったときに
頼れるものがあるかないか

思いとか信じるとかのことなの

そう尋 ....
トボトボと一人
家路に着く
誰もいない
コーラを飲む

なんて寂しい
人生なんだろうか
話し相手もいない
テレビを見てまた明日

天気は晴れ
感動のやり取りで
ドラマを作る
 ....
空からこぼれた雫は

かみさまの涙

地球を優しく包み込んで

渇いた私たちの心を

潤してくれる
青い
夜明けのような{ルビ苧環=おだまき}の花を行き交い
小さな蜂が羽を震わせている
光は飴色に輪を広げ
触れるたびに緑の葉は揺れ動く
あいさつのように かすかにそっと


      ....
ファインダー越しに 麗しの笑顔
シャッターを切る 指先は まだ青い

かわいい少女 カメラの中に とりこむ
永遠の一瞬 フィルムに焼き付ける

  あざやかなグラフティ 妖精のストーリー
 ....
この 地球がエントロピーの法則で
滅び去っても

例の邪悪な
モグラたち

年金もらって 演習を続けたそうな
ソナーは補聴器かわり

戦車は車椅子だ
テッポウには
花の種が仕掛け ....
夜の深み
彼らは 目が無い
モグラ

善悪 平和 戦争
武器を使用したら 
どうなる どうなるの

三歳の子供でも 理解できることが
モグラには理解できない

ただ 今日も夜陰に ....
ぽえむ君さんの自由詩おすすめリスト(5360)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
てろてろの空気- アハウ自由詩707-5-13
みっきーまうす- 北大路京 ...自由詩13*07-5-13
言の葉- 優飛自由詩6*07-5-13
ブルース聴かせて- 黒田人柱自由詩2207-5-13
夢の友人- はじめ自由詩7*07-5-13
幸福な女優- 蔦谷たつ ...自由詩10*07-5-13
遊行期__- 信天翁自由詩307-5-12
炭酸レモン- Rin K自由詩43*07-5-12
やわらかい肩- あおば自由詩17*07-5-12
古びた部屋_- 服部 剛自由詩407-5-12
お婆ちゃんのきっす_- 服部 剛自由詩8*07-5-12
君への手紙- アハウ自由詩507-5-12
渇く空- 松本 涼自由詩1007-5-12
キョウトタワー- 北大路京 ...自由詩3*07-5-12
空を知らない- しでん自由詩8*07-5-12
ブランコ- 松本 涼自由詩707-5-12
椰子哀歌- ICE自由詩7*07-5-12
太陽の光を求めて- アハウ自由詩707-5-12
そらちゃんのそら- まほし自由詩26*07-5-12
青嵐- 未有花自由詩15*07-5-12
『ふたりごと』を聴いて思い出すいつかの記憶と夢- はじめ自由詩5*07-5-12
濁音- あおば自由詩2*07-5-12
「_贈りもの_」_- 服部 剛自由詩7*07-5-12
- 恋月 ぴ ...自由詩29*07-5-11
ハナシの話- ペポパン ...自由詩5*07-5-11
- 優羽自由詩2*07-5-11
- 石瀬琳々自由詩17*07-5-11
君は独りじゃない- 北大路京 ...自由詩10*07-5-11
ソナーは補聴器か、老兵はラバに等- アハウ自由詩607-5-11
モグラに説法- アハウ自由詩307-5-11

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