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何十年も後
何十年も後の窓に
わたしの姿は映る
泣き腫らした目を 細い指で押さえて
赤い鼻の頭に 午後の光を落として
泣いた理由など忘れてしまった
それは何十年もむかしのはなし
太陽が窓 ....
白いミルクに 足先を浸す
グラスに浮かんだ 臆病な飛行船は
午後の温度に溶けていく
飾りだけの生活や
苦し紛れの性格に
飽き飽きしたころ
夏の気配を感じた
ノートの罫線に陽の光が ....
雨の音を聴きながら
ヨーグルトを食べる
雨脚とはうらはらに
部屋は静かで
ただ頭を撫でられていたかった
この手はいつも
あなたの為に空けてあった
からっぽの傘を握るために
わた ....
森が本だと想像してみる、
一頁一頁が緑の葉っぱで出来ていると。
陽の差し込む部屋でそれを開いている
まるで十四歳の気分で
カサカサした木の皮の表紙をめくると
光の透ける葉脈から文字が浮か ....
ただのみきやさんのAkari Chikaさんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
窓結い
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Akari Chika
自由詩
2
12-7-8
a_ice_air_ship
-
Akari Chika
自由詩
5*
12-7-1
雨とヨーグルト
-
Akari Chika
自由詩
2*
12-6-19
The_leaf.
-
Akari Chika
自由詩
6*
11-12-31
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