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蒸れ沸く都市

浸り結ぶ地下道

廃液は沸点をふりきり

南国の氷点でさしとまる

積雪の外壁は日没とともに

霙の通路を水平にのばしていく

恣意なる磁場とその伸縮の確執は  ....
年月のわりには窮屈を

感じない

年月のわりにはキラキラ

耀くときもある

けれど肉質化するには

素材の硬さが邪魔をする

けして融和しない異物

死体になっ ....
蒼黒い緞帳が降りた

幽かに

赤みを裾のに遺して

点滅灯を引き描きながら

輸送機らしき飛行体が

重いからだを

じわじわと傾いでいく

その向こうは

 ....
かつて

南ヨーロッパのとある

国の丘陵地帯に

歩く丘がいた

褐色の肌を晒し

雨期には溢れんばかりの

涙を海まで流し


風期には

丘に寄生した樹木が
 ....
昨日

僕は 忘れ物をした

とおもう

その忘れ物を忘れてしまった

何かを無くしたときの

この胸のしこり

何かを忘れた

と感ずる 気泡の網

「昨日のこ ....
ただのみきやさんのtakanoさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
都市の予告- takano自由詩1*12-7-23
指輪- takano自由詩112-6-16
日没の空に- takano自由詩1*12-5-31
伝説の丘- takano自由詩412-5-25
sorry- takano自由詩212-5-24

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