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もうこれからは
咲かなくてもいいと思って
道を掃く人がいる
枯葉やら 紙吹雪
あるいは花びらと 花そのもの
それらで埋まった道を
木の箒で掃いていると
うっすらとにじんでゆくような
心 ....
私はもうすっかり
おかしな人になって
それからずいぶんになる
何しろいろいろあったり
あるいはなかったりしたのだから
無理もない
夜中に煙草が切れた
もういまやこれだけで
おかしな人と ....
枯葉が吹かれて
かさかさと鳴る
その音を骨身にまでしみこませて
つぎの角を曲がる
そこを過ぎれば 私の影は
通り過ぎたところには残らない
背後に置いてきたのは私自身が
思い出として残らな ....
{引用=――昔の旅を思い出して}
海沿いの
裏の国をさまよっていた
背後に山が迫る狭い平地で
当然のように道に迷った
時はゆっくりと勾配し
私に追いつきつつあった
いくつかの ....
詩を書き始めてから四半世紀以上になるが、いまだにこうすれば詩が書けるという方法論を持たない。そのくせ、詩を書きたい、書かなければならないという、妙な切迫感のようなものにずっと追い立てられている。そし ....
salcoさんの岡部淳太郎さんおすすめリスト
(5)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
道を掃く人
-
岡部淳太 ...
自由詩
8
12-8-16
おかしな人
-
岡部淳太 ...
自由詩
9
12-5-14
骨身
-
岡部淳太 ...
自由詩
5
11-11-7
ありえない場所
-
岡部淳太 ...
自由詩
4
10-5-6
詩の書き方を求めて
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
2+
10-4-5
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