すべてのおすすめ
夏が甘い言葉でさそう
からみつく夏の手が情熱的に
かの女のからだを愛撫して
いちまい一枚服をぬがす
かの女は身もこころもすっかり魅せられ
とろけたバターのようにあらわな白いからだを
朝、ベ ....
降りしきる雪
積雪してゆく雪
夜がもう一回りしてきたように空はくらがり
冬の沈黙がぼくたちの町のうえに
いくえにもみえない層となって積みかさなっている

雪は不断に降りつづき
町は白の純 ....
雨がどしゃぶり
風がよこなぐり
怒り狂う雷神が蓬髪をふりみだし
光のムチで地上をむちうつ
大地がゆるぎ
木々がおののき、草がひれふす

審判がくだる
電灯がきえ
家のなかを照らす、い ....
ぼくらの町に
ヨシキリがかえってきた
一羽は川沿いの桜の木に
もう一羽は中州の葦のしげみでなきかわし
恋の歌をうたっていた

そんなとき、子どもたちがドヤドヤやってきて
このちょっと変わ ....
ただのみきやさんの寅午さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏に恋する乙女- 寅午自由詩213-9-29
冬の虜囚- 寅午自由詩213-2-24
夏の夜に- 寅午自由詩212-9-2
夏草の蔓がからむころ- 寅午自由詩812-6-12

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する