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空には雲がありません
海には波がありません
街には心がありません
川には魚がおりません
野原は何処にもありません
私が知っているのは
小さな飲み屋と
一杯の酒の味
それが全てなのです。
言葉の中に
小さな石を見つけた
それはとても赤く
とても美しい色で
鳥を打ち落とした
ゆらりと揺れた雑草の陰
白い花びらなんの影
るるると鳴くのは{ルビ何=なに}の声
るりりと鳴くのは{ルビ何=なん}のこえ

ゆらる花びら白い影
るるりと草が鳴いている
明日は雨が降るろう ....
宵夢の {ルビ幾年千代=いくとせちよ}の 花見酒
     酒に浮かびし 月はかぐやか


宵は酔い 遠見の富士の 静かなる
      月に浮かびし 薄桃色の


寒空に あ ....
寂しさを積み上げた山は
秋の匂いがした

木の実を拾い動物達と話す

寂しさを暖かさが溶かしていく

山がすっかり溶けると
みんな消えていた

残ったのは

痛いくらいにしんと ....
記憶の湖に小船を浮かべる
揺らぎの中を覗く

湖の底で幽かに白く
蜃気楼の様に
魚の影の様に
消えた世界が見える

あれは何処
あれは何
あれは僕
あれは誰
 ....
始めて出会って三秒で
僕等は抱きあった
それは僕の小さな悪戯
握手をしたまま右手を引いて
僕は君を抱きしめた
そのまま僕等は抱き合った
余りに君がチャーミングだったから
そうせずには居ら ....
そういえば今日
小雨のなかで
男の子と
お母さんが
散歩を
していた。

ゅうくんはじゃぼんすぅの
そういって
じゃぼんしたら
お母さんに
ぱしゃん

ゅうくんが
ごめんな ....
今日電車のホームで君を見たよ。
君は向かいの電車でつまらなそうに
流れる線路を見ていた。

どうしたんだろうと
メールしようかと思ったけど
なんて書いていいのか
分からなくて

閉じ ....
今まで増やしてきたのは
少しずつ自分を押さえ込むように

キリストの手のひらの穴のように
自分の罪を示すように

昨日はずしたピアスは少しかゆい

自分の体が素直すぎて
なんだかやる ....
タバコを買いに玄関を開けると
雨蛙が雨宿りをしていた

物珍しいので
横にしゃがみこんで
雨あめ降れふれを歯笛で吹いた

ケリリッと一声鳴いて
雨蛙はぴょんこぴょんこと
行ってしまっ ....
気持ちのいい言葉とか
  綺麗な言葉たちは
    なかなか友達になってくれなくって

 それに僕にはすこし遠い夢のようで。

だからいつも傍に居てくれる
  なんて事の無い僕の友達に
 ....
一歩前に踏み出した足
 一歩後ろに下がる地面

たぷんと揺れる水
 とぽんと跳ねる金魚

ほらご覧と覗き込む僕
 あら綺麗と覗き込む君

うつむくしかなくて
 うつむくしかなくて
 ....
ぽえむ君さんのプル式さんおすすめリスト(13)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
悲しい詩- プル式自由詩5*07-6-20
プロテナリア- プル式自由詩6*07-5-18
いうぐれ- プル式自由詩5*07-5-7
春夜奏- プル式短歌8*07-3-28
春は月の裏側に- プル式自由詩8*07-3-19
影のカタチの蜃気楼- プル式自由詩11*06-7-27
右手の悪戯_左手の愛情- プル式自由詩3*06-7-22
ぱしゃん- プル式未詩・独白6*06-6-22
オセロ- プル式自由詩6*06-6-22
ピアス- プル式自由詩3*06-6-19
雨あめ降れふれ- プル式自由詩4*06-6-17
ぼくのばあい- プル式自由詩2*06-6-15
金魚- プル式自由詩6*06-6-15

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