荒地 (序白)
アラガイs


雲」流れに逆らう水は行き場を失う。積もる荒れた大地に鷺は降りたち。季節は素早く足取りを止めた。
沼。葦群の中、これ以上歩めばもっと地獄をみるだろう。あなたはどちらにしても傾がなければならない。波紋と泡に拡がる、ただ褪めた狂気の風に酔っている。
ひき蛙。振り向けば道は消えた。跳ねた静寂と怒涛の、あれは空の根の辺り 。魔物が叫ぶ聲に矢印は飛び交い、這う。立ち止まれば折れた杖に斑が「漂白に 。











自由詩 荒地 (序白) Copyright アラガイs 2013-11-28 14:22:25
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