すべてのおすすめ
ゴトン ゴトン

たまに地面がゆれるのは
足の下に地下鉄が通っているからだと
彼女は知っています

しかしまた
月も響いている事を
彼女は知っています

ごーん ごととん

ス ....
ほら、小型偵察隊が来た

黒い6本足と大きなアゴ 列をなしてやってくるよ

大変、飛行部隊もやって来た

すごいうなり声上げて私達の上を飛び回ってる

紫外線のせいか、冷たい風のせいか ....
中を舞うのはホコリと視線だけ

蛍光灯から落ち来る緑の羽虫達は部屋に降り積もって

ドアのむこうは知らない

ただ窓から見えるのは空ばかり

外に出ようとする事だけが気流もつくらず降り ....
イヤホンひとつで
あっちに飛びこっちに飛び
背骨をすっ飛ばされて
さすがに爽快感はおこらなくて
のどの奥でカカカと笑う
否、空気を取り入れる
エコーのせいで
空間は広く思われ
さみしい ....
洗濯したてのジーンズのポケットから

紙くずが出て来た

しわくちゃだけどそれはレシートで

おとといスーパーで夕飯の買い物をした時のだった

そこに名前を列ねる食品達は今はもうただの ....
狭い店内は布の匂いで音がしません

最初に来たのは男の子

扉を開けるなり中身のある帽子下さい

って言った

なのでニット帽の中に 余ってた黄色のフェルトを詰めてあげた

次に来 ....
座った席があまりにタバコ臭くて

出てきたばっかりのお冷やに鼻をつっこむ

けどコップ内の空気は次第に減って

隣の母の煙が氷に足をのばそうとしている

あぁ、クラゲみたいね。

 ....
ひんやりという言葉が良く似合う

水色のタイルの壁

トタンでカクハンされた日はぼやけて

浴槽は静かにはかないと感じる

蛇口も必死に静寂を願ったけれど

それは夢に終わってしま ....
夜の商店街走る走る自分の後ろ漂うドップラー効果

追いかける裏返った足音その他

鉄である壁のシャッター光はくれない口も開けない

前にあるのは後ろと変わらぬ黒

トタン屋根でも世界は ....
ピンクのカエルを

メロンのゼリー液に泳がせてみた

この気候だから、まだ当分は泳ぎ続けるだろうね

月と自尊心は似た形をしてるけど

こいつらがいれば

冷蔵庫は当分用なしかな
 ....
青いお空の下

足早な雲のように

彼女の中身は乱気流

夕立ちは近いだろうね

そして雨蛙は泣くよ

あぜ道の靴跡の下で
彼は行ってしまったね。

フォークシンガーになるとか言ってさ。

クラシックギター担いで、

あたしはどうも理屈が好きみたい

彼は燃えてるんだから、

スチールとナイロンの差なん ....
それは口付けでしたように思う。
唇は芋虫だったけれど。
山田詠美の芋虫のように、飛び立たないことはあきらかでした。
となりの部屋では現社の木野がみんなの書いた詩を批評していました。
私のは才能 ....
あまりの暑さとくちなしが溶けて。

胃の中の空気を誘い出そうとする。

あまりの暑さがくちなしに溶けて。

色はいつのまにか番茶になっていた。

あまりの暑さにくちなしが溶けて。

 ....
遠くからの雨の匂い。

青空は大きな口をあけてる。

肌の焼けるかんじ。

あたしの腹にまかれた包帯の中身は、

たくさんの飛行船。

世界は大きな水溜まり。それと雲。

地に ....
たもつさんのびわさんおすすめリスト(15)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鼓動- びわ自由詩2*04-11-23
インベーダー- びわ自由詩304-10-1
成長- びわ自由詩104-10-1
_- びわ自由詩104-9-18
_- びわ自由詩304-9-7
_- びわ自由詩204-8-31
__- びわ自由詩504-8-22
__- びわ自由詩204-8-15
- びわ自由詩3*04-8-12
_- びわ自由詩204-8-11
_- びわ自由詩504-8-6
_- びわ自由詩304-8-5
- びわ自由詩3*04-8-3
暑さと香り- びわ自由詩304-7-2
飛行- びわ自由詩204-6-30

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する