どうにかなるさ、とか
ノートの隙間に落していた気がする
過ぎたことを半分にして
明日の方へ送りたい
繰越し続けてあぶれた一日は
最後はどこへ行くのだろう

上手く折り返せない水曜日に
 ....
光は定められていた
かなしいことを忘れていった


太陽は紙からつくられた
はがせるだろう
そう願えば


(余白)


幸せでしょう?
そうですね
幸せです
幸せです
 ....
 ブルガリア

ローズ・オイル摂取する
あなたとならば
触れ合いたいのよ
手を繋ぎ 
じわり濡れゆく
感情線から恋愛線へ
薔薇香水は
流れ 流れて




 黄 緑
 ....
信号の青を見つめて
子供の頃に
なぜか
あれがすきだった
透きとおる青い光
あおいというより
みどりいろ
ゼリーの色
きっとおいしい色
夜の走る車から見た
夏の
ラジオのプロ野球 ....
元気ですかというのは
元気でいてねという期待
でも過剰な期待はしたくなくて
ただ存在がなくならないでという
願いだけしか持てない

だったらいっそのこと
元気でいてねと言えばいい
だけ ....
ほうれん草が悪いわけじゃないから
ほうれん草はムダにしない
たくさん
束でもらったほうれん草
野菜に罪は無い
いりませんとは言えなかった
貴女のことも
悪くは言えませんし
言いません
 ....
 恐怖は何者にも触れず、視界の端々の森の内と外に属せるだけ属しようとする。
この無知、この保守、この空腹。同例などなく、差別もなく、真なるものもない。
ひとつの点が百になり ....
                私は大きな蝶の仮面で 
                  あなたは骸骨                                      
        ....
蔦の絡まる瀟酒な鉄骨のアパルトマンの朝は姦しい

おくにことばが行き交って
美味しいゆげが湧いてくる

毎日どこかのお部屋から
喜びのうたがあふれ出し
ある部屋のかた隅からは
 ....
指を掛ける場所といえば
この妙に荒い木目くらい
引っ掻いては滑り
滑っては引っ掻き

繰り返すうちにやがて
登れるのだろうかなど
それは無意味な自問

冷静に見てみれば
立て掛けら ....
あなたのこと
大好き
ずっと、ずっと
一緒にいたい

でも
一緒にいればいるほど
聞きたくないことを
聞いてしまう

一緒にいればいるほど
一緒にいられなく
なるんじゃない ....
今宵満月春疾風
梅には遅いが
桜にゃ早い
名乗れ
名折れの
名残雪
袖触れ合うのも多少の縁
一寸御付き合い下さいませ
もう頃合だ
耳を済ませて
きちんと嗅いで
飲み込まれない様に ....
くちびるが緑色の薬剤師がささやく「多い日も安心」
渋谷でパンツ売って激レアマックスゲットしたハイジは、恋人のぺスターを探す。

『ぺスター 身長55メートル 体重4万6千トン 石油が大好物』 ....
君が煮びたしをつくっている
キッチンは包まれている
昨日僕が割った皿は
既に片付けられてる
君の右手と
黒子のある左手によって

どこかから漏れてきた西日が
ステンレスに反射し ....
“死にませんよ”


春の夜明け
川ぞいの土手を歩いていると
魔王と出遭いました
鼻水をずるずるとすすっています
まだ寒い中僕を待っていたようです
とりあえずティッシュを渡すと
魔王 ....
私は縁側に座り
お茶をすすって
あの時のように
溜息を空へと放った

魔王が消えて私は思った
なんてことはない
魔王の正体は
「恋」だったのだ

私は「恋」と出逢った
わかりづら ....
木は影になり
しずくを流し
銀はせつな
銀はとこしえ


光の粒が
川になり
見つめるまなこ
満たすはじまり


昼の星の
糸をたぐり
ふたりで赤子を
紡ぎま ....
口がぽっかりと虚ろに開いて

流れ出る偽りはシャボン玉のよう

つん と突付けば容易く壊れるそれに

見惚れているのは何故

皆、シャボン玉の間をすり抜けるように生活して

薄い薄 ....
素直にモノが言えたり
甘い台詞が吐けたり

できるわけじゃないけど

腕力と
根性には
自信があるので

あなたのおうちの
縁の下

お借りしても、いいですか?
猫ですもの

貴方が好きだと言ったから
頭に飾った紅玉よ
悪役で黒幕な貴方だけれど
お金を沢山持ってる貴方だけれど
そんなもの私が望まないのを善くご存知でしょう
ただ傍に
貴方の膝 ....
わたしはゴルフがきらいだ。
外したのをよろこんで拍手するギャラリーにはなりたくない。
そういうみにくいこころのうごきがきらいだ。
あいてのミスをねがうこころのいやらしさがきらいだ。

わたし ....
しなもん
 ひとりぼっち
 ミルクティーを入れてみた

しなもん
 いつもよりお砂糖多めに
 甘くしてみた

しなもん
 くるくるくる、と
 まるを書くシナモンスティック

し ....
夜が来る
月があってもなくても
私は鳴く
誰にも聞こえない声で
私にも聞こえない声で

私という存在の途切れ目 に
夜ごと咲く花があるからだ
けれど私はその花に
触れることはおろか
 ....
褪めて重力を剥がされて

こびり付いた窒息、夢中で酸素に這いつくばる

壁伝いに睡り、救いを求めてる

内包する依存、幸せを慈しむ

夢から醒めて現実に取り残されて

ふて ....
「なんかTさん、メイド喫茶行ったらしいよ。年末に」

 なんですと。 (※Tさんは会社の同僚)
 
 そりゃ、あれですか。ご主人様おかえりなさいませ、のあれですか。
 
「あーそうらし ....
香しい匂いにつつまれた夜の森
小夜啼鳥は樹間を縫う月光に照らされ
夜の静寂の中 高い調で鳴く
私は夜露に濡れながら
夜鶯を追いかけてゆく
生あたたかい春の夜
月は夜のまどろみの中輝く
微光する灰皿に視線を落とし
きつく反射するレモン色が
まぶしい
そういえば
いつもこうやって
うずくまり笑った

静か過ぎてずっと
目覚まし時計の音が耳を触る
私が詩をかけなくなって ....
父の墓に特級の日本酒をぶっかけたい

父の墓をキックしたい

父の墓のまえで煙草を吸いたい

父の墓の前で女とやりたい

父の墓の前で女にしゃぶらせたい

父の墓の前でいろいろ考え ....
きみが書いたその恐ろしく長い文章を読んで
僕たちがいつも会話を中断して
さようならを言わなければならない
可笑しさについて考えた

もしかしたら僕たちは
一人ぼっちかもしれない

それ ....
富士宮ヤキソバ

富士宮が町おこしとして売り出した名物

未だにB級を抜けられない感があるのは何故だろう

頑張れ、富士宮ヤキソバ

一度食べたら他のヤキソバなんて食べられないから
 ....
佐野権太さんのおすすめリスト(5563)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水曜日- 霜天自由詩506-3-7
偏光由来- ヤギ自由詩2*06-3-7
香り_触れよし- 千月 話 ...自由詩11*06-3-6
青信号の向こう- 蒼木りん未詩・独白606-3-6
元気でという願い- とびまる ...自由詩3+*06-3-6
「いつもありがとうございます」- 蒼木りん未詩・独白106-3-6
25Y・12.4- 木立 悟自由詩106-3-6
______________________ロンド- ふるる自由詩9*06-3-6
*ワールドアパート*- かおる自由詩10*06-3-6
板を登る男- 松本 卓 ...自由詩1*06-3-6
桜の木の下で- うめバア自由詩1*06-3-5
パレード__百姫夜行- 蒸発王自由詩5*06-3-5
ピンキーとギラドラス- 三浦謙樹自由詩2*06-3-5
煮びたし- たもつ自由詩906-3-5
死神と魔王−魔王と出逢った−- 蒸発王自由詩9+*06-3-5
魔王と出逢った(縁側の記憶)- イズミナ ...自由詩5+*06-3-5
うたと赤子- 木立 悟自由詩406-3-5
『嘘』- しろいぬ自由詩106-3-5
ポケモン(ワンリキーにて)- 仲本いす ...自由詩3*06-3-5
ポケモン(ペルシアンにて)- 蒸発王自由詩5*06-3-5
わたしはきらいだ- ZUZU自由詩306-3-5
夕暮れに、しなもん- 夕凪ここ ...自由詩4*06-3-5
途切れ目_に- 塔野夏子自由詩10*06-3-5
覚醒- 室生自由詩206-3-5
メイド喫茶検討会_議事録_01- Monk散文(批評 ...10*06-3-5
春夜- 自由詩406-3-5
あゆみ- a.u.i.自由詩3+06-3-5
父の墓- 馬野ミキ自由詩10*06-3-5
さようならを言わなければならない可笑しさ- むらさき自由詩3*06-3-4
B級と呼ばれる名物に愛を- 美味自由詩4*06-3-4

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