せかいの欠片が落ちていました

落とした人はまだ近くにいたので
「せかいの欠片を落としましたよ」
と声をかけると
「私のではない」
と言うので私が育てることにしました

指先くらいのせ ....
いつか君を好きになるまでいつか君を許せるまで僕は君に呼びかけていよう
だれか君を好きになるまでだれか君を守るまで僕は君を見守っていよう
これからも心配なことはたくさんあるから不安になってばかり ....
















と書くと すでに
鞘から抜き出して
相手と対峙しようとしている


銀光りする刃が 一本の筋を
身体に ....
はだしの少女

歩き出せば 誰かのかなしみを踏んづけてしまうから
この切り株から、絶対に降りないの
そうして何年も 赤い靴とにらめっこ
あれだけは履きたくないし…
森のうさぎはいいわよね  ....
街をあるいていると
    たましいに出会います。

ふわふわしています。羊みたいです。
      ここから冒険をはじめます。ロード オブ ロード。

こえをかけて、ふにゃふにゃにして持 ....
毎日味わうこの痛み
誰にどうやって伝えればいい?
誰が理解してくれるというのだろう
眠れぬ程の鈍痛は
私の心をさらに奥深くまで
毒で蝕んでゆくようで

いっそあの時に
永遠を見れていた ....
何年ぶりにあってもきっとあなたを愛してる

私の横にだれがいても。

ふとした拍子にでてくるあなたの言葉がアタシを驚かす。

あの時あなたを選んでいれば。
あの時電話にでていたら。
あ ....
曇り空の一日に
土手を歩く僕は
ふいに 笑いかけて転んだ
鳥が一斉に飛び立った

僕は誰もいないマウンドに立っている
フェンスに向かって詩を投げる
一行きりの詩を投げる
フェンスの向こ ....
飲んでも平気かなと不安に思いつつも口に入れる。

やがて腹の中は真っ黒になり、自己同一性が確保された。
右手を上に掲げ
太陽と重ねてみよう


最近元気ないから
どこにも行けず
家にいる事を余儀なくされて
妄言じみた快感ばかり考えてしまうよ
嗚呼このまま幸せとか無縁で
周りを妬みなが ....
私はその日かごの中にいました
かごの中には私だけしか
ありませんでした

次の日も
私はかごの中にいました
次の日も、その次も
あまりにも
そのようなことが続くので
私は悲しくなりま ....
午後の陽射

見上げる、瞳


山吹色の世界で
あなたが 私に残した言葉は
今も 胸の中を響いています

遠く想う
あなたの生きる 街の風
あの日 藍色の翳りは
今も その胸の ....
カレーライスでも作ろうか
というときは
割りと健康なのかもしれない
どこかで消費した体力を
補いたいのかもしれない

かもしれない

断言できない
責任とれない
爆発できない
胸 ....
遅れても動いている
本棚の片隅で
分針の反った目覚まし時計が


そう
ねじれていった十余年の月日そのままに
ベッドの上に君が
座った
誇らしげに
座った

理学療法士に
少しばかり
肩を支えられてではあったけれど
ベッドの上に君が
座った

中二のころの
強い瞳の
君が
座った
 ....
髪がサラサラとなびいて
あなたの香りが鼻先をくすぐった
俺はあなたに恋をしていた

あなたに憧れて
あなたを好いて
あなたを愛した


ただあなたはそんな私を嫌がった
だからもうこ ....
詩を投げ捨てて

少し時間が経って

ポイントがあったりすると

少しだけホッとする

そんな

私は馬鹿みたい
ウレシイ感じでビックリしたリスの顔の練習をしてみる
一人きり


春が近づいている

だんだん
だんだん

春になる前
冬の終わりのほう

今日
リスは何をしているだろう
トイレの前にはいつも長い行列ができ
ひつじの仕事はその行列をうまくさばくことだった

けれど だれもひつじを見ていない
ひつじは アイピローのようにうすっぺらで小さく 
とても背が低いため、 ....
(16) 漢字テスト

問1.以下の漢字の読み仮名を書きなさい。

・弄ぶ    (    )
・辱める   (    )
・嬲る    (    )
・乱れ牡丹  (    )
 ....
電子マネーなるものが出回って
お金を使う実感さえもなくなる御時世で
本物と偽物を見分けるのは難しい
「ケータイで何でもできる」と言われて私たちは喜んでいる
人の心がお金で買えるかどうかは知らな ....
おとうさんが両替機から吐き出させた100円玉を
両手いっぱいにかき集めて

UFOキャッチャーをした
飛行機を撃ち落すゲームをした
ルールがよく分からなくて
あっと言う間に死んでしまったり ....
本当にその人のことを
思っていたと言うのなら
何も僕のために
忘れることはない

その人も
かの人も
君の心に刻んで

君が愛した人たちは
僕の魂に出会うための
君の道
僕にた ....
大好きな背中
後ろから抱き締めて
そっと耳を当ててみた

トクン
トクン

君の{ルビ鼓動=おと}を感じて
目を閉じる

トクン
トクン

一定のリズムを刻むそれは
きっと ....
街に灯のともる 夕暮れは
さびしくて
たえられないと だれかがいった

群青の空に
森の影が 長くのびて
かたかた風に つららが揺れる

でも
私はしらない
この夕 ....
静かなピアノを聴いて
ふとあなたを思い出します
短かったけれど
あなたを



元気でいるでしょうか
外の空気をうまく飲み込めていますか?
あなたの耳たぶには
まだ私が生きているの ....
自宅出産だったので
離れの二階は落ち着きます
人工構造物にも 体温があるのですね
築三十五年の子宮は
隙間風やらひび割れやら歪みやらで
大地震でもあればひとたまりもないかも知れません
(わ ....
「おかえりなさい^^」の一言が
君の心を
あたためられるような
そんな二人が
あったらいいと思うンだ
六年前には
ぴかぴかで
ぶかぶかだった
堅苦しい制服

いつのまにか
丸くなって
すりきれたし
少し小さくなった

もう着れないんだね
淋しいよ
だって六年間がつまっているから ....
一本の木のように

一本の幹から
たくさんの枝が

たくさんの枝から
たくさんの葉が

そして
それぞれの空へ旅立ってゆく

茜色の空へ
虹のかかった空へ
どこまでも青い空へ ....
佐野権太さんのおすすめリスト(5563)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
せかいの欠片の育て方- 夕凪ここ ...自由詩5*06-2-22
光る影- 未詩・独白1*06-2-22
意識する昔- ヨルノテ ...自由詩2*06-2-22
はだしの少女- 紫翠自由詩1*06-2-22
湯豆腐- まれ自由詩1*06-2-22
眠れぬ痛み- AKiHiCo自由詩106-2-22
いつの日か同じ空気を感じて- スモモ自由詩306-2-22
土_手- プテラノ ...自由詩2*06-2-22
コンビニで売っているものといえば墨汁。ぼくは飲むことにした。- 花丸ぺけ未詩・独白3*06-2-22
太陽- くれいじ ...自由詩106-2-22
空になりたい- 夕凪ここ ...自由詩10*06-2-22
恋色模様- 紫翠自由詩8*06-2-22
たぶん- 蒼木りん未詩・独白406-2-22
目覚まし時計- 吉岡孝次自由詩206-2-21
ベッドの上に君が- 草野大悟自由詩7*06-2-21
_- 瀬冬翼流自由詩106-2-21
単純な私- 海月自由詩3*06-2-21
060221- 日朗歩野自由詩406-2-21
ひつじの夢- 紫翠自由詩4+*06-2-21
廃棄文章_#04- Monk散文(批評 ...1106-2-21
お金本モノかね- 新守山ダ ...自由詩406-2-21
ゲームセンター今昔- 久野本  ...自由詩206-2-21
蒼い蜃気楼- アマル・ ...自由詩4*06-2-21
君にしか聞こえない- 朱華自由詩6*06-2-21
ゆうぐれ- 紫翠自由詩8*06-2-21
勝手な手紙- ふく自由詩1*06-2-21
子宮- 窪ワタル自由詩7*06-2-21
おかえりなさい^^- 春日野佐 ...自由詩406-2-21
制服- 春日野佐 ...自由詩5*06-2-21
旅立つ時〜空へ〜- 春日野佐 ...自由詩106-2-21

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186