なんで泣いてんの
と 姉がきく
ずけずけと  真っ直ぐに見つめて
あのときもそうだった
私をみて 手をふった姉がいた

特殊クラスって言葉の意味が
わかりはじめた頃の
私には はずかし ....
 …先生 私は本当に分からないんです
  今まで私は何をしてきたのか
  何であんなことをしたのか(泣く)

この人は楽器屋の主人で
まず店を持ったときの話をした

 …手作りの木造のよ ....
ふわりと舞い上がっては
すぐに降り止む四角い雪に包まれ
夢のヤマネ
春までを君のポケットで過ごそう

小屋の中では
幾つもの赤い糸で
あやとり
ハンモック編んで眠る

松葉の夢
 ....
デリーの南西約260kmに位置、ラジャスタン州の州都であるジャイプール。約10kmの赤い城壁は赤砂岩の色に合わせてすべて淡紅色に塗られ、別名「ピンク・シティー」なんて異名ももつお茶目な都市でもあります .... 新月の深い闇夜はいつも
晩夏の有明海を思い出す


まだ19歳のひとり旅だった

熊本長洲港から最終間際の有明フェリーに乗船し
対岸の長崎国見の多比良港に渡った

フェリーに親しげに ....
{引用=
おんなのこってなんでできてる?
おんなのこってなんでできてる?
おさとうとスパイスと
すてきななにもかも
そんなものでできてるよ


『マザー・グース』より「おとこのこってな ....
無い音が無い音のまま駆け廻る影より疾く影より疾く




花はただ花を呼吸し花に在るわたしたちでなくわたしらでなく




空つまみ冬を廻して雪を舐め夜を分 ....
さぁその角で天を突け。
空を破れ。
湾曲した、その角は雨を降らす為にある。

大移動は、あまりしたくないだろ。
アメリカバイソンは人に狩られ絶滅危機さ。
お前等が一番かっこいいのにな。 ....
降りしきる雪に
運命を委ね
去って行くのですね
白い肌は
景色に吸い込まれ
後ろ姿が美しいから
何時までも見ていた

触れあった
指先の温もり
覚えてますか
手渡しで与えあった
 ....
けっこうウザく
思われるかもしれませんが

構内全面禁煙と
太いゴシック体の赤字でプリントされた
間抜けなチラシが等間隔に張られた

ヒトまばらな
長い駅の端っこで

帰り道

 ....
踏台昇降の結果がやたら
長距離走を進めてくるので
試しにやってみたら

ずっと痛くて
静寂を破る号令を待っても
美味しいおやつの夢で誘惑してても
青空を吸い尽くさんと砂の上に転がってると ....
「満月に吠える」

夜中眠りに就いて初めて裸を曝す
歪んだ時系列を跳ね跳び
活きた清涼水を次から次へと浴びる
そして吠える
自分の闇に悲しく浮かぶ
黄色い満月に



「手紙」
 ....
涙もろくなった
信じられないぐらい
俺は涙もろくなった
ひと昔前なら馬鹿にしていた類のドラマでも
ちょっとしたシーンで泣くようになった
みんなももっと涙もろくなればいい
いやもう涙もろい社 ....
今日も一日正しく回ったね、世界

くたびれかけた黒い革靴に
青とオレンジの夕暮れが映る
帰れる場所があって、ありつける夕飯がある
好いてくれる人はいないけど、誰も嫌ってもいない
それはとて ....
彼らはそれをしらない
しかし
彼らは それを する

わたしたちは
夏が好きです。
海の色が一番美しくはえる夏が
好きです。
太陽の光の中に
海辺の砂の輝く夏が好きです。

そし ....
そこそこに慌ただしい日をこなしたあとは
急ぎの用ではない
コマゴマを
脇へ全部追いやって

静かに坐ってまゆつくる

まゆからでてきたからといって
羽根あるものになるでなし
わたしは ....
娘は先生を伴い玄関の前に立っていた

「おかあさん、申し訳ございません」

担任は、開口一番こう言った

娘のランドセルに油性マジックで
”死ね!土屋”と

でかでかと、いくつも書か ....
職場で叱られそうになって
動悸がしても
南無南無南無と口ずさむと
意識が現場から逸れて
少し楽になる

幼い頃に
母に連れられて寺に行き
大きな仏壇の前で
毎日題目を唱える
そうい ....
{引用=月の無い空に踏み出した
僕らの星が降る





綺羅星よ、名も無い僕のカタルシス 溢れるきみの瞳を舐めれば


吐く息が溶けてきらめくこの町の 空を見上げるまなざしのおと ....
君がまだ6か月のとき
君の夜泣きが止まらず
私は泣きながら君を抱いて
夜中の暗く細い道路をひたすら歩いてた

このまま車にひかれてしまいたい
そんな無責任なことを考えていた

私には
 ....
お葬式の列は黒の人の群れ
目の淵を赤くした人の群れ

カラスが電柱にとまってみていた
身づくろいしてみていた

喪主のあいさつは涙まじりで
関係の薄い人も泣いた

いったいなににおが ....
いつもにこにこしてるから
すきになった

わたしのことすきなの
ばればれだから
すきになった

冬は夜がいいね
とあなたは言う
月へのいっぽんみちを
手を繋いでてしてし歩く
町で ....
やめてください!

写メ撮るのやめてください!

ネットにアップなんかされたら、家族や友人に見られるかもしれんやろ。
めっちゃ恥ずかしわ。

ブログにアップとか 絶対やめてください って ....
 例えば地に足が着地したとして
 曇り空と背の高い建物の間に
 そっと手を差し入れることもできるし
 湿っぽいから霧を出してもいいし
 花のように丸くなることもできる
 後悔はな ....
この道、を聴きながら今
お昼間にやりたかったこと

木をぐるりと囲んで
だきしめながら
太陽をあびたい
ぽかぽかと

きょうをさかいに
たくさん 人のゆくえが変わった
いつも通る道 ....
わたしのなかの毒を 冷たい指先から
触れるものにすべてなすりつけた
その先にあるのは無機質な 温度で 少なくとも
モノであるぶんには ずいぶんあった


かぞくで暮らしているのに ひとりで ....
冬だ
風が頬に当たるとピリリと痛み
後に唇までピリッと割れて痛む
それが冬だ
外壁をピカピカしたライトで飾るお家は
電気代など気にしなくて良いお家だよと
独り言を言いながら肉まんで暖を取る ....
なにもいらない

きみが

そこにいれば

、と

宇宙にさまよい出た

あなたに

話しかける 初冬

桜 散り 素裸に

ミルキーブルーの空
月がでている

寂しさがポイントを求めている

誰にも解りようのない

このノホホンの国で

血を流すこともなく

地雷にとばされることもなく

ポイントを求めている

・ ....
僕が林檎をかじっているこの世界は
銀色の象の胃袋の中にあって
銀色の象が星を喰う世界は
英語を話す蛇の海馬のあたりに浮かんでる

英語を話す蛇が
日本語を解読しようとする世界は
すべてが ....
佐野権太さんのおすすめリスト(5563)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 朧月自由詩709-12-22
あるカウンセリングの一場面- りょう自由詩309-12-22
スノードームの嵐- 海里自由詩109-12-21
インド旅行記4(ジャイプール)- チカモチ散文(批評 ...309-12-21
不知火の海- 楽恵自由詩13*09-12-21
おんなのこってなんでできてる?- 亜樹自由詩109-12-21
わたしたち_わたしら- 木立 悟短歌409-12-21
ウシカモシカ。- 菊池ナン ...自由詩3*09-12-21
- ミツバチ自由詩17*09-12-21
おじさんなりのやさしさってのは- よーかん自由詩209-12-21
振動- 風恋誦自由詩109-12-21
満月に吠える- 乱太郎自由詩15*09-12-20
涙腺- 新守山ダ ...自由詩509-12-20
団地- haniwa自由詩309-12-19
彼らはそれを知らない- 草野大悟自由詩6*09-12-18
まゆつく- 笠原 ち ...自由詩14*09-12-18
ランドセル- 森の猫自由詩6*09-12-18
もう唱えない- 殿岡秀秋自由詩509-12-17
ふたごの星- あぐり自由詩3*09-12-16
感謝- 桜 歩美自由詩509-12-13
黒の悟り- 朧月自由詩409-12-13
ここちよい我慢- はちはち ...自由詩8*09-12-12
千葉なのに東京という_あの場所で- 北大路京 ...自由詩19*09-12-11
たおやか着地- 嘉村奈緒自由詩15*09-12-9
茶・花、追憶- 唐草フウ自由詩6*09-12-8
ひとりの温度(冬)- 唐草フウ自由詩6*09-12-7
冬を告ぐ- 智哉自由詩209-12-7
冬空に- 草野大悟自由詩4*09-12-6
あわれ- 草野大悟自由詩1*09-12-5
火星に生命がいた可能性- 瑠王携帯写真+ ...7*09-12-4

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