ぼくはときにイカサマを愛し
嘘をつくことに夢中になる
やがてスルメみたいに
熱が冷めると
かなしいものを反らせている

反らせる部分でぼくは
誰かと繋がっていたくなる
ぱちぱちと吸盤が ....
浜辺に漂いついた瓶のように
ひとり暮らしの郵便受けに
届いた宛名違いの封筒は
丁寧な文字で
差出人の住所

きっと昔、この部屋に住んでいた
誰か宛の誰かの手紙
なにかの縁だろうと
不 ....
君があの子の話をする度に
僕の胸の奥底に一輪
黄色い薔薇が咲く

全て君に
摘み取って欲しいと
思うけれど
云える筈もない
咲き乱れる
薔薇の香りで
噎せ返りそうだ

今宵も
 ....
私お坊さん
意外と偉いんだよ
もう髪ないだよ
ハゲと言わずに坊主と呼んで
なむやむくむんとむやむくむん
ぽくぽくちーん
ちーんちーん
悟りの境地に達すれば
やましい雑念など
ちーんち ....
たぶん

ビタミン
ほしい

おいしい
ビタミン

とろける

おろな
みんしー

だから?

1000
たけだ

ビタミン

ねむいの
かも

ほーっと ....
夜道を散歩しながら
人知れぬ夢を呟くと 
胸に溢れる想いは
目の前の坂道を昇り 
仰いだ頭上には 
只 白い月が
雲間から地上の私を見ていた 

半年前 
オートバイに乗ったお爺さん ....
俺はマリオ ただの欲望
きみはピーチ お尻
ルイージを蹴飛ばせ 1UPつづけよう 無限UP

俺はメンフィス デルタの怪物
きみは三角州 毛のはえた女
サムライガールと毎日ロッキンチェアの ....
その夜 女神が降りてきて 
真実を映す鏡だと言うから、覗き込んでギョッとした
 
これは私ではないと訴えたら 女神は笑う 
皮膚が剥がれているのは 
上っツラだけ善く見せようとしていた所 ....
あなたを思いながらわたしは男に抱かれています
この世から離れていたくて
あなたに恥ずべき事ととは思っていません
恥ずかしいのは生きている、その事です

あなたを思いながら男に抱かれるのは
 ....
文字なくたって
言葉なくたって
作るのよ
詩を

それは心臓の
真隣にぶらさがる
果実

皮膚の内側に
腫れている

熱くて
痛くて
しょうがないんだ ....
赤ちゃんが乗っています
世間でステッカーがはやりはじめると
和泉町3丁目にある零細ステッカー会社の社長はへそまがりだから
赤ちゃんだけ特別扱いするのはおかしい と言い出し
次のような亜種をどん ....
犬になりたいと願ったことがある
大きくてまっ黒い犬になりたい
バカで舌だしっぱなしだったりして
まっ黒い服をきたひとに飼われるのだ
静かな家で
僕はよく眠るだろう
そしてバカみたいに愛して ....
 青いさくら
 寡黙なモーター
 ポスト
 白く剥げたポスト
 閉じたコンビニ
 午前四時
 リクエスト受けつけないラジオ局
 届かない速報
 流されない涙、血流
 脈うたない心臓
 ....
幸せは一杯の紅茶 
飲み込めなかった昨日の苦さに 
{ルビ一=ひと}さじの砂糖を溶かす 

幸せは真昼の入浴 
日常の{ルビ垢=あか}に汚れた{ルビ心身=こころみ}を 
泡立つタオルで浄い ....
少女は高い{ルビ椅子=いす}に上ろうとしている 
小さいお尻をどっかり下ろすと 
食卓には色とりどりのご馳走とデザートが並んでいる 

食べ終えると飽きてしまう少女は 
物足りず他の何かをき ....
いつも
手を伸ばす
その、チープさ
あなたは
最新の通信機器を
持ち歩いた
私を愛した

東京、
地を踏む足は
いつもと何も変わりないのに
あなたといると私は小さい
人込みに埋 ....
どおおんと山を越えてくる
それは鯨 たぶん
そのとき大きな波の下で ひとは
ディープブルーに染まる


背中から背中へ流れる
かなしみの深さを ひとは
知ることができない
だれも ....
うつくしい まなざしを 胸に秘めていると
 すべてが 花のように 咲きはじめる
青空のように 澄みきって
 世界は いっそう かるくなる 

大地に降り立つと 満ちたりてくる
 空の表情が ....
水を与えなかった苗が
気が付けば枯れていました
水気もなく浮き彫りの葉脈は
以前は生きていたのだと
ここで呼吸していた事
それを私に知らしめているようで

私が忘れていたから
貴方は枯 ....
傘もささずに駆け出した 
胸に 弾む雨 あなたとの出逢い

秋は深まり ひだまりのぬくもり
やがて移ろい いつしかたよりは途絶えたまま 
春を待つ 心に 訪れた小鳥のさえずり

 この街 ....
切れる。

ハカイショウドウ、

 こみ上げる動悸、

コウゲキホンノウ、

 切り刻んでやる!!!
たくさんのものを枕にしてきた
卒業写真の キヒ 笑い
ウェット・ドリーム
鬱屈
首を痛めただけ
忘れたい忘れたいと思うほど
どうして甦ってくるんだ
朝から晩まで
終わり知らずの拭き掃除 ....
せかいじゅうの

ゆめというゆめをあつめて

それをすいしんりょくにして

うちゅうへとびだすのだよ、



はかせはめをきらきらさせていいます。


ぼくはといえば

 ....
机に座ったまま、休み時間を終える
子供たち―「角つけちゃえば?」とか
「宇宙へは行けないの?」とか、
誰かの助言によって思わぬ形で発展を遂げた、それら
ノートに描かれた未来の鳥たち。見たことあ ....
キツイ とか、辛い とか
そんな言葉 吐きたくない。
そんな言葉 言いたくない。

生きてるだけで 計り知れないだけのエネルギーを消費してるのに
弱音なんて 吐いている場合では、ない。
インディアン・パークに行こう
インディアン・パーク、インディアン・パーク
老若男女みんなが大好きな
インディアン・パークに行こう
手に口をあてて
アワワワとインディアンの真似をしよう
イン ....
いずれ死ぬのに あせみず
たらして働いている ときおり
こんなことをしている場合かと
まっさおになることにも
すっかり慣れてしまった
{ルビ掌=て}の中に ほわりとした
綿毛を握り
まだ暖かいのは

さっきまで
誰かの傍で
咲いていたから。

もしも棘が抜けたなら
この砂漠を、渡りきること
できるだろうか

 ....
ガラス越しの日射しは
やわらかい

グラスが
テーブルに
プリズムを 創り出している

そっと
両の手で すくってみる

みて みて
虹の赤ちゃんを つかまえたよ

かけてっ ....
ナイーブは年齢と反比例しない

くつろげないオジサンは
パンクロッカーなんかよりナイーブである

口元がゆるんだ女子高生は
ナイーブで商品名を連想してしまうのか

オナニー好きの ....
佐野権太さんのおすすめリスト(5563)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
イカサマから視覚的に繋げる孤独- tonpekep自由詩10*06-3-12
あの、手紙は- たりぽん ...自由詩13*06-3-12
黄色い薔薇- キリヱ自由詩10*06-3-11
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真実の鏡- 落合朱美自由詩1206-3-10
ずっと- たまむし自由詩106-3-10
イカレ女の理由- むらさき自由詩3*06-3-10
赤ちゃんが乗っています- haniwa自由詩81*06-3-10
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小景_〜父と娘〜- 服部 剛自由詩6+*06-3-10
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せかいとうた- 水無瀬  ...自由詩8*06-3-10
意識を- AKiHiCo自由詩306-3-10
春待人- 紫翠自由詩4*06-3-10
カウントダウン。- 渕崎。自由詩206-3-10
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はかせのそふぁー- ブルース ...自由詩3*06-3-9
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インディアン・パークに行こう- たもつ自由詩10+06-3-9
そろもん(反市民の話)- みつべえ自由詩706-3-9
東京仙人掌- 仲本いす ...自由詩2*06-3-9
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ナイーブ- よーかん自由詩3*06-3-9

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