きみにそっくりな犬が
くさりにつながれていた
きみの名前を呼びながら
頭をなでたら
涙がボロボロ流れて
止まらなかった
やっぱりきみが好きだった
申し訳ございません。
気概が不足しておりました。
すぐに補充いたしますので
そのままの格好でお待ちください。

申し訳ございません。
矜持の寸法が違っておりました。
すぐに裁断いたします ....
ゆうひは、みひつのこい
じゅんすいなものは、ざんこく
てらされる、すべて
まぶしいかげに、かくして
虫かごを洗う

卵は
土に埋める

来年は
除草剤を撒かない

どこの家も
子どもも男もどっかにいって
いないから
午前中の住宅街は奇跡的に静か

洗濯物のカアテンで
部屋 ....
怖かったんだろうね
 風が死んでたりしたろうから
  ビルヂングが アロガントに まばたきもせずに
   夜空を おまえを 無視したりしてたろうから   


今日 ....
遥か遠い昔
この海は空だった
雲の上を魚が泳いでいた
魚たちはいつも
海を見下ろしていた

遥か遠い昔
この空は海だった
水の中を鳥が飛んでいた
鳥たちはいつも
空を見上げていた
 ....
今日もカレー、明日もカレー、明後日は未定。
今日はお袋が出かけたので私が作りました。
100g当たり78円のアメリカ産豚肩ロース
ブロックを丁寧にスジと脂身を取り、
筋を切るように削ぎ切りにし ....
さっき通った時は、

もっと綺麗だったんだよ。

一曲聴いてる間に、

なくなっちゃった。

けど、

良いよね。これも。
ここは田舎町だから
電車の中はいつもの様子
ポツンポツンと
どこに座れば良いのか
迷ってしまう
どうせ辿り着いてしまう

ガタンゴトン
揺れる
窓の外には
見慣れているという
さ ....

しゅんじゃく神社
と云う神社をみかけた
春寂神社と云う字である
煮過ぎた菜っ葉を
噛んだときの音みたいだ
と思った

神様も春は寂しいんだろうか


教習所の帰りに
落ち ....
古く狭いアパートメントの2階に
インディアンの砦がある


そこは彼らの最後の砦で
敏腕の保安官に制圧され
ほとんど壊滅の状態に陥っていた

四畳半のあちこちに生えたサボテンの陰や
 ....
爪先から 這いあがる寒さに

冬を感じて

空を見上げれば

山からおりてくる風が

項に絡みつく


ふわ ふわ と

雪虫が 漂って

今年 最初の

風花を

運ぶ 風を

導く。
ふるい手紙を火にくべたんか
けむたい朝に眼をしょぼしょぼさせとんね
一番遅くに寝たもんが
一番早くに目を覚ます
土鳩鳴いとるよ
くるくっく
卑しい国には正しい言葉なんてありゃあせん
 ....
いくじなしのぼくは
竜なんかと戦いたくないので
なまけもののロバとサボテンのよこで
だってさ〜
でもさあ〜
なんて言い訳ばかりしてると

白い馬にのったお姫様が
さっそうとやってきて
 ....
{引用=───それは全宇宙での
   些細な惑星衝突なのだ
   おまえとわたし
   という星の}


角を曲がったとたんに
猫と目があった
どこにでもいるような
ありふれた灰色猫 ....
憧れはわたしに
足りないものを教えてくれるけれど
足りないものを足す方法は
教えてくれない

どんな大人になったらいいかを
わたしは知らなくて
憧れる人はいたけれど
どんなに頑張っても ....
みどりいろの切符を買って錆びた電車に乗りましょう
髪にすみ家を作っている鳥は「火ぃや、火ぃや」と鳴きますので
火が欲しいのでしょうね
さむいのでしょうね昨日しとしとと降る
           ....
湯船に
アヒルが浮かんでいて
わたしは
とっても不安
テーブルに
知らない人が
座っていて
やっぱり
とっても不安
冷蔵庫を開けたら
包丁の先が
こっちを向いていて
とにかく不 ....
毎日いろんなかたちのバベルの塔の建設に関わる
或いは色々な種類の背伸びの仕方をおぼえていく
こつこつとレベルを上げ努力をし積み重ねるもの
それらに意味はあるだろうか
歴史のどの部分が繰りかえさ ....
息子(小3)が「学校行きたくない」と言ったのが今年の7月始め。話を聞くと、「死ね」「この世からいなくなって」「うざい」等の言葉の暴力、身体の方はあざなどないけど、しょっちゅう蹴られたりこずかれたりする .... 本を開くと
そこは遠い昔の日本のお寺 
お金持の人々が行列をつくり 
次々と賽銭箱に大判小判を投げ入れて 
ぱん ぱん
と手を合わす 

そこへ 
ひとりの乞食があらわれて 
薄汚 ....
人生につまずいたそこの君っ!
君はつまずいたのではない
ズッコケたのだ
言葉を変えれば
少しは気分が和らぐだろう
そして君が落ち込んだ時は
ガーンと効果音が鳴るのだ
君の頭上にガーンとい ....
夢の中の街は
思っていたよりもずっと
重化学工業だった

建物はすべて
高度経済成長だった
メインストリートでは
地元の人々が
それぞれに近所話をしながら
いろいろな店へと入っていた ....
 
 
きっかけは
たしか相互リンク

ロム専門のわたくしに
やさしい言葉を
かけて下さいましたの


賑わいをみせるBBS

勇気を出して
初めてのカキコ

おし流され ....
 
 
せっくすの前に
トランプをしよう

七並べとか占いとか
シーツに
カードを並べよう



せっくすの前に
映画をみよう

「ベティ・ブルー」とか
「マイライフ ....
おんなにとっての
それは囚われ
深遠の亀裂より鉄鎖を垂らし
おんなは生きる
獣は獣
下履きから覗かせる鉄鎖を
見も知らぬ男に掴まれたとしたら
それが悲恋物語の序章
秋の日の静寂に我が身 ....
なにかがうごきだすとき
すいっち
のおとがきこえると
ほっとした
とてもとおくで
かすかに
かちっ
おとがして
そうするとあとは
まえにすすむだけでよかった
そのつみかさねが
い ....
◇光


雪山には

光が爆発してゐる

人影はなく

光の爆発はつづいてゐる


◇粉雪


粉雪がさらつてゆくものは

甘い想ひ出と

酩酊

ちりち ....
かみ合わない歯車に、また少しだけ時がずれる

秒針のきしみは それでも
壊れたメトロノームのように 私を、
追うから
逃げ込んだいつかの雪原で 私は、
細雪がわずかに切れる夢を見た

 ....
走れるさ
雪の重みに挫いても
蕗の塔の芽を食べて

君の影は
今宵も
心の奥深くに染みを創る

けれど

足元に絡む挫折や
喉元で唸る鳴咽も
蹴散らして、いける

あぁ
 ....
佐野権太さんのおすすめリスト(5563)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
やっぱりきみが好きだった- たもつ自由詩1906-11-17
謝罪リフレイン- ブルース ...自由詩7*06-11-17
ぎゃく・こう- たりぽん ...携帯写真+ ...11*06-11-17
虫かご- 蒼木りん未詩・独白306-11-16
遠叫(TOKYO)- 水在らあ ...自由詩39*06-11-16
いつしか人は道具になった- ぽえむ君自由詩13*06-11-15
料理(1)- ペポパン ...散文(批評 ...5*06-11-15
後悔と発見。- 狠志携帯写真+ ...506-11-15
車窓- 青山スイ自由詩6906-11-15
習作- 吉田ぐん ...自由詩806-11-15
押入れインディアン砦- 銀猫自由詩17*06-11-14
風花- 李伍 翔携帯写真+ ...606-11-14
山の上で告げよ- ピクルス自由詩17+*06-11-14
いつかお姫様が- しゃしゃ ...自由詩1306-11-13
灰色猫とわたし- 石瀬琳々自由詩20*06-11-13
走光性- 北野つづ ...自由詩6*06-11-13
錆びた電車で- ふるる自由詩16*06-11-13
居場所- チアーヌ自由詩1006-11-13
0- 馬野ミキ自由詩12*06-11-13
わからないことだらけ- ふるる未詩・独白18*06-11-13
幸福のパン_- 服部 剛自由詩13*06-11-13
言葉を変えれば- 新守山ダ ...自由詩706-11-12
夢の中の街は- ぽえむ君自由詩14*06-11-12
ウェブ夫婦- 橘のの自由詩206-11-12
せっくすの前に- 橘のの自由詩906-11-12
断崖(黒薔薇の微笑_其の一)- 恋月 ぴ ...自由詩23*06-11-12
すいっち- アンテ自由詩7*06-11-12
光_・__粉雪_・_蟻_・_・_・- 杉菜 晃自由詩15*06-11-11
ささめゆき- Rin K自由詩45*06-11-10
愛しき日々に−手紙−- 士狼(銀)携帯写真+ ...906-11-10

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186