綺麗な夕陽の見れる丘の上で

ぼくは夕陽とにらめっこ

上着のポケットの中に入っていた

コンビニのレシートが何かの弾みで

落ちてきた

それを役に立てようと

したわけはな ....
ロウル

ロオル、

ロール・

プレイング

ゲームの

中ボスに

やられたりして

だらしなく

学習能力の無い

三十過ぎの

無職みたいに

きみ ....
ぽっこりと盛り上がったキュートなおへそ


ボディーは流麗な曲線美


甘美な潤いと澄み渡る香り


洗練された色彩を放つあなたは












 ....
おなかのすくおと ぺこ、ぺこりん

からっぽの胃から 
じわじわ かなしみが溢れ
ずずんと 体にのしかかる

ひとことごとに へってゆく エネルギ
ひとことごとに ふくらむ かなし ....
馬鈴薯の皮を剥く
薄く剥こうとするのだが
和包丁の
刃先が粘っこくなり
剥きにくくなると
  台所の流しの横のちびた砥石
  父が生前に求めた天然石の砥石
  (柔らかい和包丁の ....
ぼくときみ


一緒に同じ方向を
見つめていたよね


でもそれは
同じものを見つめていたわけじゃなくて


気が付けば
平行したまま決して交わることもなくて


今思え ....
私は読まずにすんだ。さっき部屋にやってきた
詩も小説も読まない親愛なる友人が、
馬鹿共が書いた本に向かって、ピストルを弾く真似をしてくれたから。
私は本に開いた穴から世界を覗き見た。
 賑やか ....
ほたり ほたりと
 流れていくものは
  私の涙では ありません

手のひらに掬えば
ほんのりと色づいて
これは 紛れもない
星の溶けたものなのですよ

一粒 拾ってごらんなさい
 ....
息を 
わたしたちは潜めて 
東の空の彼方から 
春がやって来るのを 
待ち侘びていた 

夜明けに 
うすい紫の風が
わたしたちの 
頭の上を撫でながら 
通り抜けてゆくとき ....
ももの花
軽い衣に春染めて
緑の枝葉も知らぬうち
蕾のままに頬はほころぶ

絢爛のぼんぼりもなく
錦糸の衣も纏わずに
春の節句の雛つがい
ももいろの
笑みに吹かれて
ひな祭り

 ....
訳がわからなくなったから
まっすぐに道を歩けなくなった
その横をハイスピードで 
きみみたいなひとが
駆け抜けていった
最期にひとつだけお願いがしたくて
大声で叫んだ
「どうもありがとう ....
私は、ふいに立ち止まって

不敵に構える明日を早送りしようとしたり

吸着する昨日にエフェクトをかけようとしたり

見えないものに頑としてしがみついたり

鮮明に見えるものを素っ気なく ....
ガソリン代だけもって
4時間かけて親の家に行く
疲れるとか
辛いとか思ったら
崩れてしまうから
目的達成のみ考えていよう
乗り越えても乗り越えても
課題が向こうからやって来る
こなせこ ....
【桜】

元来色の白かった私が
薄ら桃色に色づくのは
きっと貴方の仕業です
今年も
また
染まってしまいました


【金木犀】

はらはらと散らすのは
涙では無く
貴方の残 ....
大人になりたくない と
純粋に逃げ続けた頃は通り過ぎ
大人になれない と
不透明な迷路で行き詰まった頃に
私はあなたの詩にえぐられました


 初々しさが大切なの
 人に対しても世の中 ....
大地が揺れた あの日
父は安物のタンスの下敷きになった

私は朝7時 いつものように
テレビをつけた
育った街が燃えているのを見た

それから
つながらない電話を
ふるえる手でやっと ....
何もかも 大切なものが無くなってしまった時

絶望を感じるだろう。でも希望の光をただ待っていたって きっと何も始まらない。

逃げ道を探すほうが楽かも知れない。

でも それじゃ人間でなく ....
月に見放されて
太陽に置いてけぼりされて
風に邪険にされて
雨に身体を汚された

死にたかったんじゃない
消したかったんだよ
生意気で大柄で強欲な
回転する物体を
思いきり斧で叩いたが
弾き飛ばされ壁に刺さったまま
落ちて来ない
回転はすぐに元に戻って知らぬ顔
電気仕掛けで回っているのか
 ....
生きてきた
ということと
生きる
ということを
つなぐ接着剤を探してみた
奇妙なことよと
笑われた

愛だの恋だの
言葉を環にして
誰かの指に通してきたけど
水に濡れた紙のように ....
一度知った温もりを
失うのが怖くて痛いだなど
余りにも陳腐過ぎて嘘だと思っていた

同じ位置でなくなれば
如何に変わらないつもりでも
離れてしまう事に変わりはない


今迄当たり前の ....
トイレの向こうは僕の知らない世界でした


というより知らない商店街だった
肉屋を始め、魚屋、八百屋と
食べ物を扱う店ばかりが目立ったが
中には薬屋や酒屋もあるようだった
店はどこも活気 ....
春は
思いがけない記憶を呼び覚ます

 フリージアの花びらが揺れていた
 恋に幼い心も揺れていた
 サヨナラの理由を
 頬伝った涙をさらう風のせいにして
 強がる笑顔で背中を見送った
 ....
ぜーんぶ わたし


よるのうたを うたうときも

ひかりのあめを およぐときも

ゆうやけのこだまを きくときも

なないろのかぜを ねがうときも

ほしといっしょに お ....
お金はもちろん好きだけど
この額の小判に目がくらむような
安い奴は願い下げ
そんなものより
あたたかい
膝のぬくもりが
欲しいから
薄いピンクの
霊安室に
寝そべった
わたくしは
脇に挟まれた
ドライアイスが
あまりにも
ここちよいので

朝食から
夕食までの
普遍的
日常を

付加疑問的に
考え直す ....
髪を洗う

シャンプーで
指にまとわりつく 髪
流せば
すべて抜け落ちて
頭蓋骨が現れる
その感触を
確認しながら
両手に少しあまる
この頭蓋骨の中に
詰まる 私
今日を 明日 ....
大事なことは
ことばにしては駄目なんだ

ことばは
写真のように伝えるけれど
ことばの力は
限られていて

ことばにしては駄目なんだ

私は
今日もことばをたどっている
そこに ....
パイレーツはおっぱいに関係があると思っていた
でも本当は関係なんて微塵も無かったんだ
白にはどんな色も似合ってしまうから
僕は白が羨ましい

ガードレール

どうってことのないカーブだった
緩やかな曲線が空に続いているなんて
今でも信じていない


あいつは
小学 ....
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