あそこのT字路に行きあたると
追突注意の看板があるんで慎重に横切ってください

交通整備しているお兄さんに早口で言われます

もしかして

もしかして
太ったおばさん
もしかして ....
心から込み上げて
喉元をツルンと通過し

発情した口びるから

ピンクのビー玉が
いっぱい
転がっていく


空論が乗っかっている机上に
全部滴り落ちる


恋 ....
 肩の上のものたちは再び去った。世も肩も結局は自分を苦しめただけで何ももたらさなかった。目覚めは長くなったが、終わりはさらに近づいた。


 雪が空にもどるのを見て泣いた。 ....
われわれのうちの多くは、自分の脚でいろいろなことを行う。
走り、跳び、ボールを蹴り、時には自分の頭より高く脚を振りあげたりもする。
だがこれらの動作はまず、「歩く」ということが出来なければどうにも ....
花が好きだったばあちゃんに
花を摘んで帰ると
十日に九日は叱られる

「野に咲いとうのが{ルビ美=うつくー}しかと」
だから摘んで来なさんなと

ばあちゃんの手のひらはまめだらけ
ばあ ....
空から降って来い カネ
道路に整列したマッポを激写するために
失踪したヒロシが いなくなる数日前に呟いたってさ

空から降ってこいよ カネ
今日は、メッケの赤Mが、ボレノバのガーフィーのさき ....
まりちゃんを
まりちゃんと呼ぶ人はいない
まりちゃんは小川真理子という
比較的平凡な名前で
比較的平凡以下の容姿を持ち
比較的平均以上に温厚な性格と
だれにも比較できないほど
落ち着いた ....
薄暗い狭い部屋で

僕は机のろうそくの炎見とれて

冷たいため息をはいた

一歩外に出れば広告や店の看板の光で満ちた

都会の光がふってくる

僕はその光から逃げ

自分のぼろ ....
十字路を右にでた大道り
美しく立ち並ぶ鉄筋のあいだ

次々に子供たちが落下していく

十段箱の腹をした女が快活に歩いていく

いろんな地区の、いろんな宗派の大股の大佐が
給油所やカフェ ....
またもどうでもいいことを勝手に書きたいと思う。
以前から、人種差別する人間で知られている俺だが、
「また今回もかよ」って程度で読んでくれて良い。

最近、語学学校に来た韓国人がいるのだが、なか ....
ぼくは詩人

何を求めるわけでもないが
求める何かがある

今日もまた

朝の散歩をしていると
石段に出会いました

おもむろにのぼってみる
苔むした両脇はその歴史を感じ

 ....
今日も窓辺のてるてる坊主は
ひとり 濡れて
ひどく 濡れて
雨粒 ぽとり

あなたの気持ちは分からなかった
週間天気予報(の降水確率)よりも
けれどずっと晴れなんてあるわけなかった
「 ....
古腐れた木のあいだから
ピンク色の肌がこぼれている
わせわせとしながら土が舞い
よってたかってみんなに詰られるも
おちゃらけるブー助
こころには
キラリんと杭

ばかっぷりなブー助
 ....
出たり入ったりしていたものが、
入ったきり出ていかなくなった。
このまま自分は夜に倒れる。
とどろくもの、うねるものの内に行く。
  
 
      沈んだまま明日のこない
      深海に揺れる一群れの
      長い、深い闇

地縛された肉体の
閉じる奥の扉
なにかのなまえで封じられ
こたえを閉じこめ ....
昆虫採集は
流行らないので
コトバ採集やっています
薬液は要りません

   *

空からツバメが
落っことしたのや
麦の穂のさやぎから
あふれ出たのや
流し台のシンクの隅に
 ....
ぼくは詩人

花が野に咲く輝きならば
詩は心に咲く煌き

今日もまた

朝の散歩をしていると
タンポポに出会いました

黄色く咲くタンポポ

花びらがたくさん集まって
1つの ....
アスファルトから立ち昇る 海鳴り
夏が来る



電柱の濃い影に佇む


きょうは おみそ汁を作ろう




白く焼けていく夕暮れに

息をして




 ....
君の思い出を引き連れて
春の陽気の古都をさまよう

新しいものと古いものとが
同居するこの町を

訪れたのは
二十年ぶりか

あの頃の私は
ここにはいない

もちろん
あの頃 ....
         シェーバーの刃のように
      うとましく震えおののいている
       つつじが丘のひだは春の宵闇

     きのうは「気」の地図が改訂され
    きょうは「血 ....
ぼくは詩人

立派なことを考えることよりも
ほんのちょっとの行動が
大成を生むものかもしれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
泉に出会いました

底から湧き出る小さな命
 ....
あなたに「俺を愛せ!」といわれても
愛することのできないわたしです
あなたの冷たい仕打ちのおかげで
路傍の露と消えた二百十万の御霊を思えば
どうしても愛することはできません


市谷で散 ....
弟が居間で音読をしている
小学五年生
勉強もそろそろ難しくなってきた
何度も何度もつまづきながら
大きい声で読んでいる

教科書には
四匹の生き物がいた
にわとりコケッコッコー
犬ワ ....
現場が終った後に
アルタ前に行って
魔法無料で教えます、と
一時間程叫んでいたが
誰も俺に魔法を質問しに来なかった
すべてを捨てた筈の家出少年も俺を恐れ田舎に帰り
乞食たちは寝床と今日の食 ....
すっかり暖かくなった風を感じ

嗚呼もう冷たい絶対零度の季節は終わったんだなと

しみじみ思い

人生の中で一番内容の濃い冬のことを思い出し

ゴミが入ったのか瞳から涙が流れた

 ....
ぼくは詩人

言葉をつなげたものは
単純な言葉の和ではなく
積や累乗に拡大する

今日もまた

朝の散歩をしていると
フラスコに出会いました

丸底フラスコ

物質と物質を混 ....
あなたの歌は何故
こんなにも懐かしいのでしょう
あなたの言葉は何故
こんなにも美しいのでしょう
それは忘れかけていた古い恋を
思い起こさせるこの旋律が
夜に咲く薔薇の花びらに恋焦がれた
 ....
苦労は買ってでもしろ
そんなことを
偉そうに平気で言う
お前は
一生苦労してればいい
答えは求めていない
そう、聞くだけの苦しみを与えているのよ
あなた、
発言は許してあげない
そうね、私の話を聞けばいいのよ
とりとめのないくだらない話
独りよがりでちっとも面白くない話
 ....
甘い砂糖を身に纏う
ねじれねじれのドーナツ

苦い珈琲の準備をしてる途中で
やっぱり、やめておこう
紅茶の方が無難かな?
こっちの方がいいなって思ったりする

今日は何を聴こうかな?
 ....
佐野権太さんのおすすめリスト(5563)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そんなこんなで- ミネ自由詩506-4-22
転がるピンクのビー玉- さー行き ...自由詩2*06-4-22
28Y.1・15- 木立 悟未詩・独白406-4-21
われわれは技術でできている- 安部行人散文(批評 ...18+06-4-21
菊の花- 日和自由詩7*06-4-21
Money_in_the_Pocket_勝手にコラボ02- 英水自由詩206-4-21
女子アナまりちゃん- ZUZU自由詩306-4-21
形ある蝋燭はいつかは消える- こめ自由詩506-4-21
それがまず、- ミネ自由詩206-4-21
人種差別を揺るがすもの。無邪気な情熱。- 虹村 凌散文(批評 ...20+*06-4-21
ぽえむ君−石段−- ぽえむ君自由詩6*06-4-21
私はひとり- ふるる自由詩9*06-4-21
その豚の悲劇- ミネ自由詩206-4-21
28Y.6・21- 木立 悟未詩・独白106-4-20
封印- たりぽん ...自由詩1206-4-20
標本屋A- はなびー ...自由詩7*06-4-20
ぽえむ君−合弁−- ぽえむ君自由詩4*06-4-20
海が鳴る頃夕食を- オオカミ自由詩306-4-20
金沢にて- do_pi_can自由詩106-4-20
日々に疎く⑨- 信天翁自由詩106-4-20
ぽえむ君−源流−- ぽえむ君自由詩7*06-4-20
愛するこころを忘れずに- 恋月 ぴ ...自由詩13*06-4-20
にわとりは鳴く、それも、こう鳴くという- まきび自由詩5+*06-4-20
2006.04.19- 馬野ミキ自由詩606-4-19
桜並木の道を- こめ自由詩5+06-4-19
ぽえむ君−化合−- ぽえむ君自由詩8*06-4-19
鶯(ブルブル)の涙酒- AKINONA自由詩206-4-19
変心- FUBAR自由詩5*06-4-19
聞くことだけを許してあげる- 暗闇れも ...自由詩2*06-4-18
おやつで思い出す過去の一時- 海月自由詩1*06-4-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186