脱税しました
空は晴れていました
脱税したお金で
スポーツカーを買いました
お金が足りないので
模型のスポーツカーでした
海の近くでした
風に匂いがありました
一輪車が得意でした
上 ....
わたしのなかのうたが
青い蝶になって
空の彼方へ飛んで行った

鳴り止まないオルゴール
うたのないまま時は過ぎて

今頃おまえは
どこを飛んでいるのだろう
どこでうたを歌っているの
 ....
こくどうぞいの
みんかの
せまい
げんかんさきに
すいそうが
ほうちされている
あまみずがたまり
みずは
じょうおんのまま
やはり
ほうちされている
かつて
そのなかには
ち ....
少し古ぼけたポストをみたら

なんだか昔に手紙が届く気がした

送るならば迷わず自分へ


私へ

たくさんの言葉を紡いでね

私より
漸く手にした教科書は
弟よりも重たかった


最初の挫折は三歳になる前で
最初の絶望は五歳の頃で
最初の贖罪は十二歳の秋だった

繰り返し踏みつけた水溜まりは
次第に黒くうねる海へと成長していたし
繰 ....
夜が
更けていくと
ほつほつと
灯る
微熱の痛み

37.2度の
隙間から
零れる昨日
裏返る
あした
だから
つまり
なにもないのさ

首筋に
うっすらと汗
瞼の裏 ....
前田慶次が活躍したのは戦国時代
まだ
刑事という仕事はなかった

ジーパンだとかスニーカーだとかマカロニだとかスコッチだとか
日用雑貨食料品が
刑事になれた時代があった
いい時代だった
 ....
たまにだだっこする
平気じゃないのに平気なふりをする
夜ごろんごろんしてたかと思うと
朝にはしっぽをピンと立てて
行って来ますととびらの前で
一人で生きて行けるって宣言したさきから
 ....
月の裏側に座って
フルートを吹いている
あなたがいた

虹の上を歩いて
口笛を吹いている
あなたをみた

海に潜って
魚たち相手に
指揮棒を振っている
あなたをしった

森の ....
ひたすら書き続けたペンは
その日はとても疲れていたので
家に帰るとすぐにお風呂に入った
湯船の中はとても気持ちがよかった
窓をそっと開けると
葉桜が街灯に照らされて
心を癒してくれた
外 ....
血のつながりって何だろう
最近そんなことばかり考える
親子って何だろう
一緒に暮らして
憎みながらも愛さずにはいられなくて
口では文句をいいながらも手放せない存在
他人に迷惑と言われれば自 ....
頰杖でまどろむ窓辺何もかも
    透き通ってゆく水晶夜にて


草のゆめ針の夢またむらさきの
    時のうつろい夜は傾き


果敢ないと花びら時に散るならば
    ....
人の幸せ考えて
行動できているかな
人の気持考えて
言葉を言ってるかな

愛のある暮らし
本当に楽しい
恋のある暮らし
毎日が刺激的

人を困らせてやろう
嫌がることしよう
人 ....
自分の娘が二人の娘を連れて実家に戻ってきたら、どんな気持ちがするだろうか。三人の娘も無事に結婚したし、そろそろ引退でもするかな、と思っていた頃に、また娘と小学生の孫娘2人を扶養しなければならなくなった .... 霧雨で
全部言ったら霧雨で
それは何千日っていう僅かな
俺たちの
永遠で

霧雨に緑は映えて
おまえの瞳の緑は映えて
そんなに静かに
生まれたての春の花々のように ....
枝の先から

飛び立とうと
しているの?

まるで
小鳥のように
何となく
心が
晴れなくて

でも
泣きたいほど
でもなくて

雨のしずくで
間に合わせてみる
レモンティーの中に入れた角砂糖が
スプーンでかき回すことなく
ゆっくりと溶けてゆけば
それはもうすでに春です
紅色の中でもやを出して
やがてその中にうちとけ合い
春がしっかりと出来上がるの ....
空の青にぽとり
鮮血でした
ゆっくりと赤だけの虹をわたって
足の指の少しのつめたさで
春は訪れ
きみとの
どうしようもない部分をぽくぽくと
桜を食べて埋めた

おなかからの魔法、 ....
          2007/04/13


じょうとうかへい
じょうとうのかへいで
みたらしだんごをあがなう

富士の見える宿に泊まり
夜になって
風が止んだら
星も見える ....
歌うように
咲いている

心地よい
リズム

高く低く
強く弱く

命の
リズム
この動物だけは奇妙だ

自分がエサを探しに草原を走っていると
逆にこの動物に捕まってしまった
さすがにその時は命の終わりを
すっかり覚悟した
だがこの動物はなかなか自分を
食べようとはし ....
これは、あなたがくれたもの

あなたは栞と言ったけど、

これはわたしのおまもりです

すきと言ってくれた時、くれたもの

生きてきて、あなたに会えた

わたし、知ってるんです

わたしがこの世に生 ....
「逃げよう。」
そう言われたので、
逃げることになった。
以来ずっと、
トメヲとふたり逃げている。

「アテ」というものがないので、
「アテ」もなく逃げる ....
波が編む細やかなレースが
爪先の向こうで結ばれてはほどけ
刻と陽射しは
翡翠や白の模様をすこし深くに施す

水平線、と呼ぶには平らな
空と海の境界を見ながら
こうして言葉を探す自分を思う ....
その本を開くと 
一遍の詩が終わる{ルビ頁=ページ}の余白に 
{ルビ紐=ひも}で結んだ「空の鏡」を首からかけて 
両腕をひろげた小人が 
立っていた

その本を手にした読者の 
誰も知 ....
時計は歌いたくなった
毎日あまりにも同じリズムなので
いつもとは違う
もっと波打つような
そんなメロディーを求めた
いろいろな楽譜を見ながら
自分に似合う曲を選び始めた
秒を刻む歌よりも ....
枯藻にまじる幾許かの誇りさえ
今は乾涸びて横たわる巨体
眼の放つ一瞬の光さえ砂に埋もれ、
青き海原は穏やかに空を見上げつゝ
波に穂を浮かべては露な境に遊ぶ

儚く岩礁にとぶ飛沫、
仰ぎ見 ....
舞い落ちる花びらの
ベンチに腰をかけ
風に吹かれていよう
夏を過ぎて
冬を越えて
くり返し来た道の
くり返して行く道の
途上でしばし
風に吹かれていよう
降り積もった荷物を
少 ....
わたしたちはいつかきっと死ねるのだから
ジム・モリソンもシド・バレットも
ヴォネガットだって死ねたのだから
今は死ねなくても
こころさわやかに朝の唄をさえずろう
ゆっくりと自分を殺してゆくた ....
佐野権太さんのおすすめリスト(5563)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
脱税- たもつ自由詩1307-4-18
うた- 未有花自由詩19*07-4-18
くんれん(ねつ)- たもつ自由詩807-4-18
わたしへ- 優羽携帯写真+ ...6*07-4-18
教科書の重さ- 士狼(銀)携帯写真+ ...9+*07-4-18
微熱- 夕凪ここ ...自由詩707-4-18
けいじ物語- アマル・ ...未詩・独白2*07-4-17
ねこにんげん(9)- 暗闇れも ...自由詩3*07-4-17
いつも_どこにでも- 乱太郎未詩・独白11*07-4-17
お風呂上りのペン- ぽえむ君自由詩6*07-4-17
親子- 暗闇れも ...自由詩4*07-4-17
水晶夜- 石瀬琳々短歌21*07-4-17
心模様、曇り- ペポパン ...自由詩6*07-4-17
祖父のこと- ふるる散文(批評 ...18*07-4-17
霧雨- 水在らあ ...自由詩2507-4-17
ハナミズキ- weed & s ...携帯写真+ ...1*07-4-17
何となく- weed & s ...携帯写真+ ...4*07-4-16
春の角砂糖- ぽえむ君自由詩11*07-4-16
からだに絵を描く- みい自由詩1107-4-16
春に過ごす- あおば自由詩12*07-4-16
リズム- weed & s ...携帯写真+ ...3*07-4-15
奇妙な動物- ぽえむ君自由詩8*07-4-15
創書日和「縁」おまもり- 逢坂桜携帯写真+ ...13*07-4-15
「_逃げル。_」- PULL.自由詩7*07-4-15
海風- 銀猫自由詩22*07-4-15
「_空の鏡_」_- 服部 剛自由詩1007-4-15
歌う時計- ぽえむ君自由詩14*07-4-15
瞳を染めて- atsuchan69自由詩4+*07-4-15
風と夜と雨と- yaka自由詩5*07-4-15
モンキーハウスの朝の唄- 佐々宝砂自由詩1707-4-15

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