例えば
風船のような希望に
幾千の針の雨が降ろうとしているとして

例えば
紙切れのような希望に
火が燃え移ろうとしているとして

例えば
今にも崩れそうな崖の先端に
希望が乗っか ....
いつだって君はそうなんだ
本当は塩ラーメンが食べたいくせに
なんでもいいよと答えてみせる
そのくせ
味噌ラーメンを食べたあと
必ずこう言うんだ
塩ラーメンが食べたかったのに


アイ ....
断じて違う。
私は大マゼラン銀河ではない。
それは何かの誤解というものだ。
それは私どころか
世界を曲解している何よりの証拠だ。

断じて違う。断じて違うのだ。
私は一級品のミョウガでは ....
 夢はゆっくり叶えられてゆく
 意識の底でくすぶる想いは
 知らず知らず現実に顔を覗かせ
 いろんなエピソードを通り過ぎながら
 確実に少しずつ形になる

 その傷も痛みも
 柔らか ....
いまだ冬の
凍える朝にも
こぼれる陽光の一筋に
穏やかなる日和を思い
目を細める

匂い召しませ
息つく春を
カーテンの裏に潜んだ結露を
指でなぞると
するすると雫は流れ落ちて
行き場のない小さな水溜まりは
冬の外気と人の温みのあいだで戸惑っている

わたしはうっすらと冷えた指先を持て余しながら
 ....
ピンとはりつめた

透明クリアなつめたさが

ほころびはじめると

乳白色の

おぼろなまくがかかる

天たかく、

空のあおさを

つきさしていた

はだかんぼう ....
お前は笑っただろうが

俺は世界一周旅行を100円で行こうとしてたんだ


お前はあきれただろうが

俺は月に立つことができたんだ


お前は聞こうともしなかっただろう ....
簡単な申請をして
小さなお役所のソファーで
僕らは順番を待ってる
制度はいつも公平で
人に優しい
前に座っている子供が
しきりに咳きこみ
母親と思しき人が
その背中をさすっている
僕 ....
コンクリートのかけらを見ていたら
子どもの頃を思い出しました
川で拾った石を交換した友だちの
重みが伝わりました
輝いた面影を
頭の中で追いかけました

自転車を見ていたら
青春時代を ....
バイトに行くより  
パリに行きたい
この国で育てた情緒が
すごい武器になったよ
昼は芋ほり 
夜はカフェテラス
凱旋門へ凱旋
もっと大きな
責任感を果たすために。

みずたまり蹴 ....
外国の動画です。有名なので知っている人も多いのでは。
音楽も素敵です。音が出る環境でご覧頂くことをオススメします。


http://www.youtube.com/watch?v=Pkh ....
あの日
砂利道で蹴り上げたものは
小石 なんかじゃなくて
はっきりしない哀しさだった

どこかに行けそうな気がするのに
行くべきだと思うのに
どこにも行けない自分だった

何 ....
君が『日食』と『月食』が欲しいと言うから
ビーカーの中の液体に『日食』を取り込んだよ

見えなくなる前に
慌てて摘み取ったから

太陽を失った『月食』が見えなくなってしまったんだ。

 ....
お前みたいにようできた妹を持つ秘訣はな

兄ちゃんみたいな駄目な兄貴を持つことや

何やってもあかん
お父ちゃん、お母ちゃんに
心配ばっかりかけよる
こんな駄目な兄ちゃん見てる ....
そのように、生きてみたいと願う
いつまでも二階より上の景色に臨めなくても
遠い車窓に同じ肩幅で揺れているだけだとしても


ノイズ混じりのカーラジオの表面に
透き通らない感情を混ぜている
 ....
夢よりも一歩、現実に近かったから
振り返ることはたやすかったはずなのに

もうお風呂にはいった?
という彼の、決して難しくもない問いに
眠りに引き込まれるにまかせて
わたし、答 ....
こんちは。宅配便です。
めくるめく人生模様のアップリケを
お届けにあがりました。
お留守でしょうか。
それでは東京砂漠色の
不在票を入れておきます。
後ほど。

こんちは。宅配便です。 ....
チャーリーブラウンは後退なんかしない
あの頃に踏みとどまっているだけ
英語の勉強になるならと
無理して読んでみたけれど
やっぱし後退なんてしてくれなかった
それがリアルってやつ
細い線で描 ....
       1

鎖骨のようなライターを着火して、
円熟した蝋燭を灯せば、
仄暗いひかりの闇が、立ち上がり、
うな垂れて、黄ばんでいる静物たちを照らしては、
かつて丸い青空を支える尖塔が ....
きょうお風呂だった?
ううん
だれか見舞いに来たの?
ううん

洗濯ネットに入れられた
バスタオルと着替え

サイドテーブルに置かれた
花束とメッセージ


〜そんな昔のことは ....
みなさんどうしてそんな顔してるんですかと
もう猫も言わない
電車はいくつもの死体を引きずって走る
国民みんなにワライダケを月一回配給すればいい
ついでにあんこにくるんで北朝 ....
目はこころの窓っていうけど
窓からみる眺めはいつもと一緒
あたしの気分次第で色を変える

太陽が燦々と降り注いでいても
なんか白々しい感じがして
底抜けの青空のせいで
自分までからっぽに ....
螺旋階段の
回転の
向きを
途中で
変えてごらん

逆さまになった
コバンザメみたいに
張り付いたまま
落下して
こんどは
地面にへばり付いて
いくら言っても
顔を上げようと ....
まるで拭う事を忘れた涙が
頬を撫でる指と錯覚するように

幾度も呟いた愚痴や寂しさが
いまいち消化できない感情と共に
過去を奪って 未来を閉ざしている

奇妙なほど暖かい冬が黙々と過ぎて ....
しまうまがいました
冬の夕方に現れるしまうまです
縞模様は、冬の夕方の青と電燈のオレンジ
わたしはその背に乗って、冬の夕方の匂いを嗅ぐのが好きです

小さくひかりました
冬の夕方にいた三日 ....
 お先が真っ暗だからこそ
 心に鮮やかな火を灯そう

 頭に絶望の花がさくのなら
 希望の詩を綴り続けよう

 社会の歪に負けてしまった友達の
 生贄なんかにならないように
 目に ....
ホカホカ鍋をつつきましょう。
自分の立ち位置も分からないのに
理論構築に躍起になっても仕方ありません。
ネギが好きなのか、ササミが好きなのか
豆腐なのか、タラなのか、はたまたうどんなのか
そ ....
夏の僕らに
色をつけるなら、たぶん
それは透けてゆく、ライトブルー

てのひらに載せた水を打ち上げると
はじける あなたの 歓喜、にも似た
飛沫が 止められない光を集めて
虹を降 ....
君の心は黄緑色なので
僕のようなオレンジ色の心とは
似合わない
もともと黄色は同じだったのに
どこでどうしたのか
君は緑と
僕は赤と
混ざっていった

もう黄色をいくら混ぜたとしても ....
佐野権太さんのおすすめリスト(5563)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
絶望について- しでん自由詩7*07-1-27
アイ・マイ・ミー- 恋月 ぴ ...自由詩36*07-1-27
ディファレンス・リファレンス- ブルース ...自由詩4*07-1-27
コンティニュー- 山崎 風 ...自由詩7*07-1-26
ブレス- LEO携帯写真+ ...18*07-1-26
ふゆのさかな_・1- 銀猫自由詩40*07-1-26
*つぼみ*- かおる自由詩11*07-1-26
鬱金香- 李恵自由詩6*07-1-26
制度(制度)- たもつ自由詩13*07-1-26
思い出の中の面影は- ぽえむ君自由詩13*07-1-26
IN_PARIS- 馬野ミキ自由詩807-1-26
エモーショナルな動画_(YouTubeから)- 和泉 輪おすすめリ ...507-1-25
そして、歩いてゆく- さち自由詩20*07-1-25
全ての始まりと、旅の途中。- シュガー ...自由詩4*07-1-25
兄ちゃんと妹- なかがわ ...自由詩16*07-1-25
家族(時速50キロの)- 霜天自由詩807-1-25
しあわせのメロディー- Rin.自由詩17*07-1-25
宅配便クルーズ- ブルース ...自由詩207-1-25
チャーリーブラウン- 恋月 ぴ ...自由詩29*07-1-24
浮遊する夢の形状____デッサン- 前田ふむ ...自由詩28*07-1-24
ING- 草野大悟自由詩3*07-1-24
ちくしょう- 水在らあ ...自由詩38*07-1-24
*窓からみる*- かおる自由詩9*07-1-24
螺旋の怪談- あおば自由詩9*07-1-24
菜の花- 松本 卓 ...自由詩10+07-1-24
買い物帰り- ふく自由詩5*07-1-24
生存競争- 山崎 風 ...自由詩807-1-24
ナベ・トランスレーション- ブルース ...自由詩3*07-1-24
蒼透色- Rin K自由詩30*07-1-23
君の心は黄緑色- ぽえむ君自由詩15*07-1-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186