見知らぬ一人にも嫌われないように精進しようと身を粉にする私は馬鹿だ!
何を世界に望んでいるのか
社会に望んでいるのか
私自身わからないから腹が立つ
今日もカーテンを引っ張って取ってしまった
 ....
しずくを太らせ
響きを太らせ
風そよぐ溶岩洞穴の静脈血のように
水は水を刻み
音は音を刻み
時は流れていく

僕は密かに呼吸していたに違いない
手相が目眩のように
流れるくらがりに佇 ....
瞬間の波にさらわれて

僕らはっとして産声をあげる

永遠の海に溶けた心が

掬われたんだ 今


悠久はゼロと等しく

瞬きは永遠と化して世界を刻む

人が悩むべきただひと ....
そう、かでも、かなでもかなりでもかなりやでもいいんだよあの鳥の名前は


電話ってさびしがりやのぶきようが作ってしまった手作りのうで


知ってるよ、リサイクルショップに陳列された ....
ぼくは詩を書きたい

何も気にしないことに
気になるものである

今日もまた

朝の散歩をしていると
ネコに出会いました

目が合うなり
さっと距離をおかれてしまった

嫌わ ....
真夜中に
ペパーミントの匂いのするタクシーの
バックシートに身体を沈めて
焦点をずらしたまま
流れてゆく光の帯を
瞳孔の奥のほうで感じている

信号待ちで隣に並んだ深緑のジャガー
シグ ....
同じ病室のイノウエさん80歳は
背筋がピンと伸びていた

検査入院で退屈だからと
廊下で体操していた
ら、
やっぱり、看護婦さんに怒られていた

イノウエさん80歳は
80年生きてき ....
もっとほしいの?
なんでつながなくちゃだめなの?

別にもういんないよ
平気だよ
苦しくないよ
スースーしないもん

どこへ連れてくの?
チクチクするの?
もうポイしちゃうの?
 ....
もしも裏切られたら

アップルジュースをお腹いっぱいに飲んで

満腹中枢を裏切って

もっと飲んで

それで

後づけの理由も考えられないくらいに

頭に血が集中し ....
出張先のビジネスホテル、その非常口からこっそり抜け出した。
ドアがしまらないように工夫しておくのはもちろん、さりげない変装も完璧だ。
新幹線で1時間、家に戻りこっそり中へと入る。妻はシャワーを浴び ....
祭りの準備に似た恋情の
予感は浮き世と離れゐて
逢瀬重ねる恋路の過ぎるは
最高潮の祭りの速度
恋慕の終わりの空虚さは
投げ捨てられた林檎飴

火祭り、火遊び、恋火の燃ゆる、
燃え滓集め ....
想いはどこへ連れて行こう
涙はどこで手放そう
忘れられないことばかりを持って
僕らは何度もここに生まれた

円く繋がった道を歩こう
いつまでも終われない街を抜けよう
ガードレールの上で両 ....
一人暮らしとは体育座りをする事である

そう思った今日という日
しゅくだいは
まえのひまでに
やればいい

ちからいれて
やらなくていい

それなりに
てのとどくところまで
やればいい

ろくじゅうごてん
とれれば さいこう
べつに
さ ....
退屈なボサノバを漂わせて
引き寄せるダイエットコーラ
夜に取り残された部屋で
キチンドリンカーになる訳にはね、なんて
うそぶく わたしは
右党なこども

あなたの世界はきんいろなのに、
 ....
ぽっかりと開いてる気がした
おっかしいな、風水ではこの間取りはよかったはずなのに
なにかこの部屋は寂しい
やる気の感じられない洗濯物に渇を入れながら取り込む
あの時苦し紛れに出した手のひらは
 ....
プッチンプリンを 『プッチン』する余裕が欲しい

合理性なんて考えずに
空気穴開けて 白い大きなお皿の真ん中
カラメルを上にして スプーンですくう

そんな余裕が欲しい

そう 明日な ....
ひろがっていく
みえないほど
おいつかないほど
かききれないほど

わたしのしらないおとに
みみをかたむけて
いまもひたすらにふでをうごかしている
すきってきもちだけでねむれたらどんなにいいことだろう 窓を流れる雨は
海へと急かす
私は少しの光と温度で
ふかくこきゅうをして
酸素をたくさんとりこむ
終点に着くと
ゆっくり大きくなってゆく雲
緑の葉っぱに雨がはじけた
君の笑い方を思い出 ....
 



 遺伝子マップを左手に、ぼくの好きな笑顔を
見せていたチブラさんの右手に、今、全遺伝子
配列図が握られている。笑顔を捨ててそれに埋
もれていくのか、それともくしゃくしゃにして ....
夏を知らせに
来たんだよ

始まりは
白だったかな

密の味は
甘かったかな
風景は翠に染まり
懐かしい記憶に薄荷の味がする

今、ひんやりと誰かの影が映った

声を掛けようとしたら
今日の霧雨が人差し指の形になって
口元を制止する

濡れそぼった公園のベンチ ....
うちの紫陽花は
空に恋したスカイブルー
緑濃くなる毎日に
徐々に徐々に青ざめていく
雨にけぶる緑に
空が忘れないでと
呟いていくの
「ようこそ」
「君の顔の前に浮かんでいるのは何?」
「ガラスだよ」
「いま左手でガラスの右のほうを
 右手で左のほうを引っ掻いたね
 でも何も音がしなかったし
 ついた ....
急に上になど行けない
水は常に低い方へと流れる
上に行くことを望むものは
誰でも一度は澱まねばならない


それが嫌なら
   瀧のように落ちよ
   氷のようにと ....
夜に、わたしは 
はしたないほど口を開けますから 
どうぞそこから私の中に 
入っておいでなさい
 
内側から私を喰い尽くして 
やがて空洞になった私の躰は 
それでもまだぬるま湯ほ ....
笑ってたんだ
笑ってたんだ
きっと
あったかい土に抱かれて
優しい雨に愛されて
まだ見ぬ地上の風に憧れて
君たち 泥んこぼうず達は
笑って
幸せに
暮らしてたんだ
そして 素直に育 ....
どうしよう なきそうだ

いままで あまえていた 

ははの 

せなかから

すべりおちてしまった みたいだ

あんまり

ちいさくなっていたから

なでてあげようとした ....
なにをたべてもいいよ
といわれても
なにものどをとおらない
おかあさんのつくったなっとうじる
がのみたいです
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