ふりしきる雨
雨してしまう
雨の
冷たい
季節
星夜

さく{ルビ夜=や}




影もなく
灯る
灯台の夜が
流体にひそみ
その吐息にふれれば
はち切れて ....
俺らは
先生がもうすぐパパになるなんて知らなかった
九日は先生休みで
生物の時間潰れちゃって
そしたら代理の先生が教えてくれて
どうしようもなく慌てちゃってさ
どうするどうするって
別に ....
雨の中を
迷子の少年が傘を差さずに立っていた
誰かがそばにあったタオルを
子どもに渡してあげた

 人のタオルを勝手に使わないで!

持ち主の声がその場に響く
頭を拭き終えていない少年 ....
 ボクは人間が嫌いです。人間は犬を苛めるからです。犬は人間を苛めません。人間は犬をぶちます。犬をぶって怒ります。犬はぶたれると怖くって、体を固くして小さくなります。だからボクは人間が嫌いです。
 人 ....
あら どなた だったかしら
ずっと まっていたのに
ばか
いますぐ とんでいって
ひっぱたいて やるから
他人の気持ちの分からぬヤツに
詩を書く資格はない
とスタンドから野次が飛ぶ

自分のことさえ分からぬヤツに
詩を読む資格はない
と背中から声がする

何千何万 バットを振って
汗を流 ....
晩秋の青空に
黄金色の銀杏が舞う

どこまでも澄みきって
引き込まれそうな深淵

この時期
ぼくらは
いつも
ふたりで
深淵を見つめながら
露天風呂していた

のほほん
の ....
むねのおおきい女がすきだという彼

ちいさいちいさいむねの彼女

「どっちがすき? ?ひんにゅーのあたし ?グラマラスなあたし」

「2ばーん」

なんてやりとりで

彼女はすねて ....
 貴方の隣で目が覚めたら
 人になっていればいい

 すらり手足の美しい
 流れるような黒髪の
 ぱっちりお目めの
 コケティッシュレディ

 愛してくれるんでしょう??
 その ....
 金木犀の香りが漂い
 星は落ちてきそうに輝いてる
 風が吹き俺達の頬を撫でる

 愛撫するように
 耳元でお前に囁く
 決して遊びなんかじゃないぜ

 絶え間なく続いていく命のリレー ....
今日より、明日、明後日
舟が古びようと
櫂で水しぶきを描かずにいられない
来週より、来月、来年
からだの影が深まろうと
羅針盤の先を指差さずにいられない
蜃気楼を揺らして
永遠に届かない ....
学生による自殺関連の報道が増えている。
イジメと直結して考える人も多い。
イジメだけが、自殺の原因じゃない。
それでも、殺しが少ないのは、矢張り報道に依る処が大きいだろう。
テレビを見て、「あ ....
空が誰かのものであって欲しいと思う
できれば、あなたの

  すすき すすき かぜのわだち のこして

あなたがいない世界に
意味がないのではなく
あなたが見捨てたこの世界に
あなたは ....
死にたいと言う気持ちは病気
治すべき病です

人は生きる義務を背負って生まれてきたはず
それを途中放棄する権利は選択肢としてあっても
絶対引いてはいけないカードです

死は時々冬の朝の寝 ....
おまえが
おまえの母の指を握りながら
泣いていたので
どうしたのか聞くと


おまえは
母の左手の薬指の
銀色の指環を
指ごと握りながら
これが欲しいと
言って




 ....
オート三輪は
とくにダイハツのオート三輪は
蝉の顔をしてますよね
というわけで
ヌケガラも
オート三輪選詩集の
タイトル候補になったのだけど
魂のないヌケガラ
ガラガラと廃墟の中で崩れ ....
少年ピエロがステージ終えて
一人夜道を歩いているよ
今日も上手く演じきった
問題なんて何もないのさ

商店街の裏道を抜ける
街灯の明かりさえ
闇に飲み込まれそうだ
道連れになってしまい ....
ふん ガキの遊びに
おつきあいするほど
ひまじん だと
思ったのか おれを
ちっ そのとおりだぜ
午前7時45分

鳩は2個の卵を温めていました
孵化してしまうと困るので
回収する事にしました

土間箒片手に、ベランダへ
「そらどけ!ほれどけ!」
やりました

雌の鳩は
「1 ....
錯綜している視神経の
からまりあった編み目の間に
ちいさい魚が
かかっている

つめたいつめで
そっとつまんで
涙腺の中へ
放してやろう
水草があれば尚いいが
涙腺の底には
 ....
あなたが
 愛してるよ
  と言ったときに

わたしも
 愛してるわ
  と言えばいいのだ

だのにわたしは
 もう知らない!
  と言ってしまう

それはあなたが
 ご ....
 甘い匂いのする方へ 
 人は群がりたむろする
 決して悪いことじゃないけれど
 最低限のルールはまもってほしい

 近所にすんでるおっさんが
 今日もパチンコで金をすって
 金の無心に ....
長調から短調へ
転調する。
笑顔が
もの悲しくなる

体が温かくなる
お茶を飲む
鹿威しの音
鳥が逃げる

着物を着たお上さん
手入れの行き届いた庭
今日の花はサザンカだ
足 ....
いくつものカーブを慣れたように
空港まで走るバス
世界をさえぎるような山に囲まれ
小さな集落を過ぎれば
また同じ景色が流れる

赤い絵の具をこぼしたような山
人はそれを美しいと言う
低 ....
?.


一日中ひどかった雨も小降りになって
窓から見る白樺の木は
ここ最近やっと葉を落とし始め
冬時間に変わって
六時にはもう日が暮れてしまうようになった
公園の明かりは ....
1025:イノシシが知事公邸の裏庭を駆け回る

{引用=あんたのために
かけずりまわって

がぁー っ ていって
ぐぉーん っ て終わった

やっぱりいつかは
止まってしまうもん ....
{引用=




ふるふると
ふるるふるると
ふるものにさらされ
森は輝いているのでありました


君は小さな家の屋根に立ち
眼を細め わずかに首を伸ばし
しばらくは光の匂い ....
柵の外には自由が溢れているのに
何故か人は柵の中で生きる
ちょっと跨げば乗り越えられるのに
誰も跨ごうとはしない
自由の身になることを恐れ
しがらみから解き放たれることを拒絶し
狭い柵の中 ....
俺のここが馬鹿だった。

第十位
言葉の使いかたを知らない。
×俺と付き合わなかったらぜったい後悔するぜ。
○俺と付き合ったらぜったい幸せになれるぜ。
馬鹿だ。

第九位
恋の壊れや ....
黄昏時には不意をついて
冬が何処からか現れ
桜の枝で褐色になった枯れ葉と
わたしのこころを繋いでしまう

ポケットに入れた手が
ほんのりと寂しさに温まる頃
去年届いた便りの
名前が消え ....
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