ぶかぶか三月のすそを引きあなたは駈けてゆくこけてころがって。

ふかふか春のじゅうたんは準備中痛くないよ!だってたのしいもの。

たのもしいタンポポさんは二度踏 ....
麗らかな日差し
優しい青の空

お賽銭あげて
自分のしあわせ、
祈った

たまには
そんな
わがままも
いいでしょ?
 
陸上競技の大会で
入賞した
優勝ではなかったけど

おにぎりが
少し塩辛い気がした
母さんが少し
変わった気がした
僕も

晴れわたる空
というわけではなかったけれど
い ....
金融不安っていうか
もう800円しかないから不安とか
死ぬまで童貞ぽくて不安ってのならまだ分かるけど
金融不安ってのは謎だよね
日経片手に金融不安っていうか、めでてーな
新しいファッションか ....
弥生より手前のPM3:00
窓の向こうから
くちぶえが

まだ、おぼえたての、うた
ぴゅ、ぴぴ、っぴゅ、ぴ

窓をとっさに開けていた
春の音色にひきつけられて
ぴ、ぴ、ぴ、ぴ、、ぴ
 ....
単位なんか気にしないで
酒と煙草に溺れていたい
就活なんてしないで
先の見えないギャンブルがしたい

期限が迫る脅迫状
「履歴書はいついつまでに郵送してください。」

酒も煙草も苦い
 ....
赤血球とか、白血球とか。深夜に光るのはそれだけで、あとはずっとだんまりを決め込んでいる。寒い、と震えるのはあなたの亀頭。許せない、とつぶやくとそれはぱち、と音を立てて消えた。帰ります。ぱち、ぱち、ぱち .... うすべにの桜を頬にほころばせ
ふゆを咲くのは
あどけない、春




さむい夜
機関車さながら息をして
笑っていたね
星くずの頃


転んだらふわふわでした新雪は
 ....
             090302




新しい親戚がやって来て
遠くの景色が良く見えるから
うちの新築のベランダに
登ってみませんかと
自慢をしたいのか
それとも人見知り ....
満員電車でヘッドフォンからI LOVE YOUがガンガン洩れていた。
音源となっていたソノ男は、必ずその曲の同じフレーズの部分に来ると、
ウイスパーヴォイスで一緒に歌っちゃっていた。

正 ....
するどい飛沫が落ちてきた破片から激しく噴き出して
羽ばたき何羽もの鳥になり、数は増え
遥かまで列になり、大群なのです
日差しが目を焼くものだから
私は暗いも明るいもわかりません
このような壊 ....
もう春だけど
おでん

寒いからね

両親と囲む
おなべ

久しぶりで
ちょっと涙
被告の名が告げられた
その名が法廷に響き渡った時
傍聴席はエクスタシーに飲み込まれ
男も女も腰をくねらせた

皮膚が硬く臭う者それは裁判官だ
検事も弁護士もシャツをはみ出させ
法廷は不潔 ....
粒のわたしは憧れていました
見えない世界を思っていました
地にしみこむ者たちも きっと
一度は考えたことがあることを

それは、雨のうえのせかい
みあげたところは真っ白 というくらい
遠 ....
この浴槽を欲情で満たす牡丹雪

ひとひら、
口づけるたび、悲しみの温度が肌を焼く
ひとひら、
白い手に抱かれるまま、別れの雪を肌に降らす

この雪は溶けるため 
この白は忘れるため

あなた ....
 *
涙と涙の間に
栞をはさみ
今は…
そっと綴じて置こう

開かずに
閉じ込めることなく
いつか
そっと開く日を

空の色を眺めながら待っていよう

 *
春告げの風が運ぶ
柔らかな陽射しの下 ....
500万円の貯金をはたいて
4000万も募金をあつめて
アメリカの名医に頼んで
17時間にも及ぶ大手術の結果
脳が着脱可能になりました
そういう事を記者会見で言ったら
会場に詰めかけた報道 ....
昨日が、夜の中で解体されていく



肉体だけを、濡れた風がばらばらにして
過ぎ去り、それでもまだ鼓動は 宿る



わたしが必要としているものは
わたしの内部の、底辺にあって
 ....
向かい風、吹雪の下校道。
風速10メートルと零下10度の結婚で生まれた雪のカミソリに
顔を傷つけられないように、後ろ向きで歩く。

「大丈夫だから。」って言って
かばうように前を歩いてくれる友達 ....
笑ってくれていたらいいな
そのほうが一日の変わり目
にじまないでいられるから

吠えるCALL
急いで階段等を
駆け降りるぼく
残した夜に進化

キャッチして明日の手
前後に揺れて ....
  
あるべきところへ
おさまって
けれど
はみだしたところに
やさしさがある
ほんとうの

うちのつまにも
はみだしたところが
きっとある
ほんとうのやさしさが
うそばかりの ....
夏も終わって秋が忍び寄っている夜
北の方角で爆弾の炸裂する音がした
花火の季節はとうに終わっている
また爆弾の音
今度は南の方角で起こった
私たち狙われているのかしら
女が震え声で ....
 
ひさしぶりに実家に帰ると
お父さんが
船になっていた

甲板には母がいて
いつものように洗濯物を干したり
いい匂いがしてくる
調理室で料理をつくるのも
やはり母だった

嫁い ....
書き出しの言葉は、思いつかないから前略。

今年の東京は春が来るのが早いよ。
本当の冬は来ないままだから、故郷の二月、思い出してたところ。



−20℃、ダイヤモンドダストを肺に吸い込む日、 ....
もし ぼく が かんじょう を ポリぶくろ に つめて

すてる ことが できたとしたら

どうだろう

まいあさ しゅうしゅうしゃ が やってきて

あちこち で ふくろ を つ ....
ひとりのおんなの形をしたいのちが
染み付くほどあかい
燃える野に立ち
斜めになびき

腹に手をあてて
まだ完全にはにんげんでない形をしたいのちが
ここにいるとは
とうてい
とうてい
 ....
誰も知らない人が隣に住んでいる
もう十日になる、声を聞かないし聞こうとも、しない
私は猫を裏返しにしながら、誰か、がいない遠くのことを思う
もう、春だ
冬はかたちになってしまうから、駄目だ
 ....
とんぽとんぽ、とん

排水溝へおちてゆき
プールの中へおちてゆき
海水の中にまぎれてゆき
バラバラになりました
わたしは 雨です。
いいえ、雨でした、
ともだちも形をかえ
知らない所 ....
買ったばかりのアンティークの電気スタンドを眺める
フレアスカートのように広がった
ランプシェードに住む小鳥は 確か2羽
反する木の枝に止まっていたような


月と星 あるいは惑星と呼ば ....
 少女は生まれつき目が見えなかった。そのかわりに耳がとてもよく、例えば村中の猫たちの鳴き声を聞き分けることもできた。

毎年春先になると村には薔薇鳥がやって来たといううわさが飛び交い、若者たちはそ ....
佐野権太さんのおすすめリスト(5563)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_三月のぐりん。_」- PULL.短歌3*09-3-7
わがまま- 風音携帯写真+ ...309-3-7
美しい夕暮れ- 小川 葉自由詩709-3-6
金融不安- 馬野ミキ自由詩709-3-6
春の笛- 唐草フウ自由詩2*09-3-4
退廃的に生きてみたい- 相羽 柚 ...自由詩1*09-3-4
星どもが産まれたら- ピッピ自由詩509-3-4
◆ふゆを咲く- 千波 一 ...短歌6*09-3-2
とおい水- あおば自由詩8*09-3-2
SpringMonday- BOOKEND散文(批評 ...3*09-3-2
ヒステリカル-ロジック-01【最終都市計画破綻状況】- 北街かな自由詩5*09-3-1
季節はずれ- 風音携帯写真+ ...409-3-1
被告- 非在の虹自由詩3*09-2-28
雨の子(3)- 唐草フウ自由詩5*09-2-27
牡丹雪- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...12+*09-2-27
春告げる風を待ちながら- 遊佐携帯写真+ ...5*09-2-26
貴方に朗報- セガール ...自由詩609-2-25
リ/バース- 望月 ゆ ...自由詩31*09-2-25
冬の梢- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...7+*09-2-25
日付変更線- 唐草フウ自由詩5*09-2-25
三月- 小川 葉自由詩5+09-2-25
晩鐘- 杉菜 晃自由詩7*09-2-24
- 小川 葉自由詩809-2-24
雪の手紙- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...10+*09-2-24
ゆめのしま- コーリャ自由詩9*09-2-23
- ふるる自由詩709-2-23
隣人- 霜天自由詩609-2-21
雨の子(2)- 唐草フウ自由詩9*09-2-21
ニューアンティークバード- 千月 話 ...自由詩2*09-2-20
薔薇鳥- ふるる散文(批評 ...6*09-2-20

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