ぷかぷか波間で浮いているのが
一流のサーファーだと思っていた
金づちのわたしにとっては
それでも素敵すぎて
おなじようにぷかぷか浮いている
ボードの数を数えたりして
どれがあのひとなのか
 ....
Coco Chanelとコーヒーが
月曜日を土曜日にして
あたしたちは

うん

あたしたちは
鳴きかけのコオロギに
だまれと言いました

しんとなった中庭で
知 ....
  わたしは時々、石になりたい
  そして夜の一番暗いところで
  じっと丸くなり
  わたしの冷え冷えとする体に
  とても美しい夢を備え
  いつかわたしを拾い上げる者に向かって ....
ブナ林を歩いていた
二人で 
おれは少し茸や山菜をさがしながら
おまえはきれいな花や苔に触れながら
ブナ林を歩いていた


木漏れ日が、いいな。
そうおれが言うと
おまえは、そこここ ....
石垣に肩を預けて戯れは
我が身を石に初夏の景色に


それは‥

季節で言えば
今頃の
濃さを増す
木々の緑も鮮やかに

天気で言えば
曇天とも
雨天とも
言えるような
 ....
  赤い半月は
   
  ひと食らう


  赤子声の猫が呼ぶ

  後生だからアタイを呼ぶな


  小さく震えるのは

  アタイ・・・

  夜に紛れて見える風 ....
また腐りかけた吊り橋だ
いつもこうやって
たどり着く先で
誘う危険は
谷奥からのそよぎに共振する

   銀河を流す暗い川には
   大きな{ルビ鰐=わに}が寝そべり
   冷たい水に ....
ドングリを3個
ぼくの手のひらの上にのせて
3円ですと娘が言った
ぼくはナンキンハゼの葉っぱを3枚
娘の手のひらの上にのせる

ひとりといっぴきと
ひと粒のために
こ ....
 コンビニまで下を向いて歩く
 ヤケに喉が渇く
 紙パックのお茶だけを買う
 
 コンビニにはおっちゃんが店員をしてる
 お客がかたまると
 テンぱるおっちゃん
 マニュアル通りにで ....
見慣れた図書室の窓際の
むこうに描く景色は今日も
砂埃のようにきみの魂を舞いあがらせる

あの夏の夜
冷たい暑さに痺れた頭で
青空の歌を歌ったぼくを笑いとばしたきみが
寝ころんだ芝の若草 ....
モリアオガエルは
森のカエル。
木に登って
暮らしてる。

遠くを見つめて
風を食べてみたり

僕と出会っても
何も考えてないような顔をして
きょとんとそのまま
そこにいる
 ....
 深夜の静けさ
 心地よい気候
 誰もいなくて気楽な部屋

 カラオケで歌った歌が
 頭の中でリプレイされてる
 何度も何度も

 永遠にはじきあう
 プラスとマイナスの磁石のように ....
 よくは覚えてないけれど
 おばぁちゃんに連れられて
 町のうどん屋に入って
 にしんそばをたべたのを覚えている

 初めて食べるにしんそば
 なんて美味しいものが
 この世にはあるのだ ....
いつか見えなくなる希望の光に

昨日まで見えていたはずの僕らの

足跡は砂嵐に巻き込まれて消えていった

はじけた涙の湖が

ゆっくりと波を立てながらながれてく

言葉に出来ない思 ....
 蛍の乱舞も終わり
 蛙の鳴き声が
 闇に響く 里山
 闇の向こうは
 華やかな都会の光が
 人々を惑わす

 未来が視えにくい 今
 なにかにすがりたくても
 それさえ 見出せず
 ....
とうとう動かなくなってしまった
トパーズ色した わたしの鍵
普段持ち歩いているバッグの中で
かさこそ這いまわりながら
わたしの吐き出す
あのひとへの恨みとか辛みとか
どうしようもない思いを ....
イカシテるよ
最高だよ

幾らした
何分かかった

イケテルって
言うのか

そうか
これからは
なるべくそう言うよ

綺麗な顔だな
傷一つない
ずいぶん器用に
ここま ....
 
 壁をへだてた隣人に
 その生活を伺いしれない
 もどかしさ

 完全な存在にはなれぬゆえ
 人は一人では生きてゆけぬ

 ひとり相撲には飽き飽きした
 この世界欲望だけがふくら ....
ひとり
オセロをする
黒でも白でも
緑でも青でもいい
ひっくり返す

柱も壁もない家の外では
錆びたネジに
ゆきがしんしん降っている
それは和同開珎と同じくらい
古い時代のネジかも ....
戯詩作法に関するメモ

1:音を持たない韻(ライム)に即いて
韻とは同音・類音異文法での母音乃至子音による、語をまたいだ音の相似及びそれによってもたらされる音声的エクスタシー
の事であると考え ....
ぼくは詩を書きたい

流れの速い人の世
だからこそ
人に流されない自分がある

今日もまた

朝の散歩をしていると
早瀬に出会いました

曲がった川の外側を
勢いのある流れを見 ....
夏のよい さめぬうちから 下駄を引き
君を迎へに からりんころり

京くだり
丸竹夷に押し御池
こころもとなきは ただ君のため

数へゆく
姉さん六角蛸錦
絞りの帯は 花一文字

 ....
その中に夜が入りこんで 機械は夢見た
星空が広がって ひと粒食べるとお菓子の味がして
動物たちのまぼろしが 黒い草原を駆けていった

   るりいろ るりいろした オルゴォル
   鳴らして ....
夏にまだ
無防備な肌を
焦がして太陽は
隆起する分厚い雲に
たちまち覆われた

焼けたアスファルトに
水玉の模様を描き始めた
大粒の雨
それもまた
激しさを持て余し
にわかの ....
風穴(かざあな)を

生きることに飽きた心臓の中心に風穴を

鮮やかな赤を踊らせる風穴を

人間をつんざいて進む ウタのような

世界を染めて彩る ウタのような

怒涛の如き生命を ....
やさしい気持ちで眠りました
どこにも行かない安心は
しっとりとした夜の闇に似て
ただあなたというつきあかりの下で
音もなく
静かに
眠りました
いつも
あーだこーだウルサイ

早く風呂入れ
早く飯食べろ
頬杖つくな
勉強はしたか
早く寝ろ

だけど
ふと見た手のひら
乾いて
黒くて
なんだかとても
大きかった

 ....
ぼくは詩を書きたい

物体は外から力を加えない限り
静止しているものは静止し続け
動いているものは動き続ける

今日もまた

朝の散歩をしていると
物理学者に出会いました

 物 ....
初めて乗った回転木馬
ぱかぱか蹄の音がして
先導の
バイクの背中
追いかける

走る背中に足音が
ピタピタ吸い付き
ゆっくりと
追いついて
這い上がるその先に
丸い頭が乗っかって ....
悲しいの 悲しくないよ
  カラスが首をかしげてる

もういいでしょう ゴミでしょう


あったかいミルク猫 雫だけポタリ

とぐろを巻いたやさしい声
  目の前の木壊れたままポッキ ....
佐野権太さんのおすすめリスト(5563)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぷかぷか- 恋月 ぴ ...自由詩17*06-6-6
Coco_at_Night- むらさき自由詩4*06-6-6
わたしは時々- 嘉野千尋自由詩18*06-6-6
KUKUA(くくあ)- 水在らあ ...自由詩13*06-6-5
回想録_「山鳩と桐の花」- LEO自由詩17*06-6-4
『赤い半月』- シュガー ...自由詩6*06-6-4
吊り橋を渡る、僕は帰らない- たりぽん ...自由詩13*06-6-4
サバイバルゲーム- yo-yo自由詩6*06-6-4
永遠のガキ- 山崎 風 ...自由詩5*06-6-3
青空の歌- 明日殻笑 ...自由詩4*06-6-3
モリアオガエル- 日朗歩野自由詩806-6-2
一瞬- 山崎 風 ...自由詩8*06-6-2
詩なんてくそ食らえと思ってた僕が詩をかいてるわけ- 山崎 風 ...散文(批評 ...8*06-6-1
「サワーブルー」- こめ自由詩706-6-1
乾いた季節- 肥前の詩 ...自由詩406-6-1
エフィメラ(或いは邂逅)- 恋月 ぴ ...自由詩27*06-6-1
無題- よーかん未詩・独白3*06-6-1
平成のルネッサンス- 山崎 風 ...自由詩5*06-6-1
オセロ- tonpekep自由詩6*06-6-1
メモ1:戯術- 六崎杏介散文(批評 ...4*06-6-1
ぽえむ君−早瀬−- ぽえむ君自由詩6*06-6-1
祇園京くだり- Rin.短歌12*06-6-1
夢見る機械- 今唯ケン ...自由詩4*06-5-31
夏の、訪れ- LEO自由詩14*06-5-31
『風穴』- しろいぬ自由詩206-5-31
つきあかり- 茜幸美自由詩2*06-5-31
くそじじい- はなムシ自由詩306-5-31
ぽえむ君−慣性−- ぽえむ君自由詩4*06-5-31
回転木馬- あおば自由詩5*06-5-31
雨上がりのおひとりさま- アサリナ自由詩3*06-5-31

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186