ジビエが有名な神楽坂のレストラン
今日のオススメはヘラジカのムース

当店では
恋をしているヘラジカ
とりわけ、ちぎれるような
恋をしているヘラジカしか
使わないんですよ
シェフの強い ....
着込んだいでたちで

灰いろの小道をうろうろとしている

ぼくはあくびをして

悲しくもないのに涙でにじんでいる


こころからはしゃげているのは

子供たちばかりで

こころから寄り添えているのは
 ....
けふは し を
やらない ひ
だったのに かゆくて
うっかり
かいて しまった
私はもうおとななので
食べたい時に
カレーを作れる

何でも
好きな材料を
入れて作れる

今夜は
チキンとシーフードと野菜のカレー

ちょっと
盛りだくさんすぎた気もする
アボジは一階に住んでいる

二階からうえには

あたしとお母さんと妹が住んでいる

あたしと妹の部屋は三階にある

結婚して東京にいる姉の部屋は

ときどきあたしの部屋になっている

一階と二階にトイ ....
             2005/08/17

和太鼓 和太鼓
どんどこどん

どんどこ どんどこ
どこどこ どーん

おまえ百ならわしゃ九拾九まで
クロコダイルの尾っぼを借りて
 ....
激しい襖をぶち破り
紅子はまろびでた

紅子の真っ白な足

紅子姐さん今日はもうお帰りなの

ああ帰るよばかばかしいったらありゃしない

紅子姐さん
またおぐしに真っ赤な牡丹つけて ....
隣の席のゆういち君と
昨日から廃屋係をすることになったことに
泣いていたら「弱虫」だと怒られた
だって私は女の子なのだ

毎日友だちとお喋りしながら帰った
スクールバスにもさよならしなけれ ....
始発の電車に乗り
網棚に鞄を置いて
クロスワードする
この本のは難しい

待ち受け画面に
彼女の写真見て
笑顔の練習する
自然と頬が緩む

喫茶店でコーヒー
革靴の汚れを拭く
 ....
午後五時ちょうど
わたしは両足をひらきます

まぶたの向こう側で
色落ちた石壁に描いたあの人の姿が
ため息に吹きさらされて
薄れてゆくのを眺めます

そのたびに
西の空から一斉に
 ....
木蓮だ

白がこぼれる

ぎこちなく

白がとどまってる

木に花の咲く不思議

桜より早くそれを伝える


動きだしながら

リセットされて

有機カルシウム

 ....
キャベツにフォークを突き刺した
ズキッと心が痛むのに
フォークの突き刺さったキャベツは
平気な顔してそこに居る

フォークを抜いた跡は
痛々しい穴が
4つ開いていた

そこからは
 ....
実習中
「妊娠してます」
とは言えず
患者さんを
抱きマットへ移動

母泣かせ
父失望させ
私たちは親になる
春3月の風凍みて

結婚式
暗い顔の両親親戚
 ....
 金髪の詩人は詠うよ
 言葉を自在に操って詩を詠うよ
 地毛は黒だけど金髪に染めたのさ
 根元までちゃんと染めたよ
 さらにピンパーマまでかけたのさ
 だから女の子達に大人気なのさ
も ....
当時はもてはやされた
流行のデジタルカメラ
今では部屋の片隅で
勢いで買った専用のプリンタとともに
すっかり埃にかぶっている
電池も完全に切れている
プリンタに差し込まれたままの紙は
純 ....
まんっまるの満月だ


夜でもあったかいもう

はある

あはは

さくら
あっちのお山の
桜は咲いたかな
ちらほら
ぶわあって
ねえ
ねえねえ
さあねえ

海 ....
ふと気がつけば
後ろ手の冬

雪の匂いも薄らいで
それとは知らず
陽をまとい

季節は
追い越せないものだとばかり
待ち続けてきたけれど
いつの間にやら
景色は流れて

 ....
 つないだ手のぬくもり
 暖かな日差しに照らされ
 おもわずステップしてしまいそうな
 そんな


 ある春の日


 公園にはいり
 芝生の上に仰向けで寝る
 鳥達のさえずりが ....
三つ葉駅近くの踏切内で
君はさっきから空ばかり見ている

せっかくのチャンスだったのに
決定力が不足していたね
君を助けようとした熱血漢は
静かに寝息をたてている

でも大丈夫
ここ ....
香り立つようなあなたの薄桃色のその頬を
ほろほろと熱い涙がゆく
自身のためでなく誰かのためを思って


ああ
この世にそんな涙があったのですね
針金を折りたたんでいく、と
先には僕らが息をしている家が見える
目を細めれば海のようなものがあって
僕らはそれを海と呼んだ
その前で君はセーターを編み続け
僕は隣でセーターを食べ続けてい ....
人間の友人にもらった
亀がたヘチマスポンジ

並べてみたら
君とそっくり

このお友だちも
結構かたいね

お友だちは今夜から
お風呂の中で
暮らします
午前10時

高速から山を見れば

青白い町並み

貝のお吸い物のようだ


女って全員気が強い

付き合いはじめたあの娘

既婚者と知っている


午前10時

 ....
脱ぎ捨てたシャツには
汗の匂い
それはそのまま
あすへとながれて

うっすらと
口づけをもとめる
よるの首筋は
片付けきらない部屋の
すべてを横切り
とけてゆく


 ....
              2002/02/05
だめだ!だめだ、だめた!
絶対にダメだ!
どんなに懇願しようが許さねえ
たとえ明日地球が無くなるとしても
娘はやれねえ。

だめだ! ....
背にひたい押しあてているどこよりも海から遠い場所のざわめき



「お大事に」はさびしい言葉云いかけてやめた言葉を思う道行き



やや強き風が発ち口噤むとき岬のようだホームの端は
 ....
後姿を追いかけて
雑木林を抜けると

ほのか温もる世界

君が道しるべ

並んで見下ろした昨日は
水面が揺らめくように瞬く

  
  ふたりで夢をみた。


からだ寄せて ....
緑色の手足に
金属の目玉
アナタを愛すると薄っぺらに誓うのは
この長い
長い

熱い
むしむし
むし熱い
アナタの寝顔を舐めて
溶かす



私を呼ぶ声がする
常に ....
アイスクリーム工場の

製造ラインのコンベアが

スピードを二段階ひき上げた

そんな三月の陽気

異常気象、というよりも

太陽が近くなっているだけなんです


空の端にね

ぼくらが住むね

アイ ....
きゅうじつに
おもいっきり
あせをながし、
ふたりで
ろてんぶろにはいって、
あおぞらを
ぼんやりながめるのが
ぼくらは
とても
すきだった。

手術の失敗が
ぼくらの
すべ ....
佐野権太さんのおすすめリスト(5563)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ヘラジカのムース- シリ・カ ...自由詩4*07-3-7
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赤_(さん)- 容子自由詩807-3-7
有機カルシウム- 吉岡ペペ ...自由詩107-3-7
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ある春の日- 山崎 風 ...自由詩707-3-6
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純粋- さくらほ自由詩7*07-3-5
- たもつ自由詩1407-3-5
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春を- 吉岡ペペ ...自由詩107-3-5
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海から遠い- ソマリ短歌1707-3-5
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蜥蜴- さき自由詩1007-3-4
アイスクリーム- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...207-3-4
赤い夢- 草野大悟自由詩6*07-3-4

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