ナニカ ☆/atsuchan69
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 月乃助 
ナニカは、なに?
- こめ 
- 吉岡ペペロ 
- nonya 
- 恋月 ぴの 
- 未有花 
- あ。 
- 夏嶋 真子 
- 乱太郎 
- BOOKEND 
- るるりら 
- 伊織 
- 渡 ひろこ 
- 佐々木妖精 
 
作者より:
月乃さん、わーい!
>ナニカは、なに?

何か、僕にもわかりません。 orz )))
でも、たぶん女の子です。
こめさん、わーい! 
果音さん、わーい! 
羽根さん、わーい! 
竹中えんさん、わーい! 
吉岡ペペロさん、わーい! 
nonyaさん、わーい! 
石川敬大さん、わーい! 
緑川 ぴのさん、わーい! 
未有花さん、わーい! 
イワモト アヤさん、わーい! 
夏嶋 真子さん、わーい! 
闇道ナツさん、わーい! 
乱太郎さん、わーい! 
BOOKENDさん、わーい! 
為平 澪さん、わーい! 
 
>ナニカ=白痴の地球にとりました。
>スゴいです


 「Идиот」

 原作:Ф.М.Достоевский
 訳(Copyright(C)2007 coderati)

 第一部
 
  一
 
 十一月の終わりの、雪解けのような陽気の日の朝の九時、ペテルブルグ−ワルシャワ鉄道の列車が全速力でペテルブルグに近づいていた。湿っぽい霧が立ちこめ、朝の光をさえぎっていた。線路から十歩も離れたあたりは右も左も客車の窓から何一つ見分けられなかった。外国から戻る乗客もいたが、三等のコンパートメントの方がいっぱいで、それも皆、けちな勤め人であり、あまり遠くからではなかった。いつものように、誰もが疲れ、どの目も夜を越して重くなり、誰もがすっかり凍え、どの顔ももやの色を通して青白く、黄ばんでいた。
 三等客車の一つの窓際に二人の乗客が夜明けから差し向かいになっていた−−どちらも若く、どちらもほとんど荷物もなく、どちらもしゃれた服装とは言えず、どちらもかなり目に付く顔立ちで、そしてどちらも互いに話を始めたがっていた。もしも彼ら二人が互いに、どうして特にこの瞬間、彼らが注目に値するかを知ったら、ペテルブルグ−ワルシャワ線の三等客車に差し向かいで彼らを座らせたその不思議な偶然にきっと驚くことだろう。その一人は背は低めの二十七歳、ほとんど真っ黒な巻き毛、灰色の小さな、しかし燃えるような目をしていた。鼻は平たく広がり、頬骨の目立つ顔だった。薄い唇には絶えず厚かましい、あざけるような、悪意さえある微笑が浮かんでいた。しかし額は秀でて形よく、下品な発達を遂げた顔の下半分をカバーしていた。特に目につくのはその顔の死人のような青ざめ方で、それが、かなり頑丈なつくりにもかかわらず、若い男の顔全体にやつれた感じを与えていたが、また同時にそれはずうずうしい粗野な笑みや、鋭い、自己満足したその目つきと調和しない、苦しいまでに情熱的な何かを伴っていた。彼はゆったりした羊の革の黒いオーバーを暖かに着込み、夜も凍えずにいたが、同乗者の方は明らかに、じめじめした十一月のロシアの夜に対する心構えがなく、凍えきった背中で、仕方なしにそれを満喫、いや、我慢していた。彼は袖なしで大きなフードのついた、だぶだぶの厚いマントといういでたちで、ちょうどそれはどこか遠い外国、たとえばスイスとか北イタリアで冬の旅によく使われるもので、もちろんこの際、オイドクーヘンからペテルブルグのような道中を見込んではいなかった。イタリアでならちょうどよく、まったく言うことなしだったが、ロシアに来てみるとあまり役に立たなかった。フードつきマントの主は若い人で、こちらも二十六、七歳、中背よりほんの少し高く、豊かな金髪、こけた頬、そして少しばかりの尖った、ほとんど真っ白なあごひげがあった。目は大きく、青く、じっと動かなかった。そのまなざしには何か静かだが重いものがあり、不思議な表情をたたえていて、一目見てそこに癲癇(てんかん)を見抜く人もあろう。それでも若い人の顔は感じがよく、やせて乾いていて、だが血の気はなく、今は真っ青になるほどしんから凍えていた。その手には古びて色あせた絹の布の貧相な包みをぶら下げ、どうやらそこに旅の荷物すべてが入っているらしかった。足には厚底の靴とゲートルをつけ−−まったく非ロシア式だった。オーバーを着込んだ黒髪の同乗者はこれをすっかり見極め、何もすることがないのもあり、とうとうぶしつけな笑みを浮かべながら尋ねた。そこには人間というものが隣人の失敗を見て、時に感じる喜びが何気なし、遠慮なしに現れていた。
 「冷えますかね?」
 そして肩を動かした。・・・・

枝に君さん、わーい!  

るるりらさん、わーい! 
伊織さん、わーい! 
渡 ひろこ、さん、わーい! (メチャ嬉々、キーキキ、キィキキキキ)
ヒサカズさん、わーい!  
佐々木色さん、わーい! 

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