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歌う汽笛は下手くそだった
生命波打つ、きみどり色の絨毯の上を航海する船
柔らかな日差しが撫でるように氷を溶かすから、行き先はどこまでも広がる
細かく枝分かれした新芽、太く根を張って、遠くを見通す ....
密室に詰め込まれた人々はただ寝静まっているふりをしていた
目を凝らせば二十六時を指す文字盤が見える

細長いスポットライトが客席をなぞって点滅を繰り返し
エンジンは緩急をつけながら唸り続けてい ....
デパートの屋上で子供の頃の願望が簡単に拾えてしまう
少し汚れたパンダにまたがって、ためらいなくコインを入れた
童心に帰るほど、帰らなきゃいけない距離ができたこと

まだ寒い春の昼間に
花粉症 ....
ぬるい風が強く吹いて、寒さの角が丸くなる
冷たさがもう人を傷つけたりしない

そのうちうんざりするような薄水色の空が広がって春を呼びはじめるね

仄暗い街にとぼけた光が刺すまでのこと

 ....
黄色い海があってもいいでしょう
膠を火にかける、独特の匂い、かき混ぜながら換気扇を回し
くつくつと沸く鍋底を見つめる
足りない色を数えて
描けない絵のことを考えていても仕方がないね

のめ ....
グッドラック、発したことない言葉
語感のよさだけが残る
旅立つ日の特別な高揚感は
からんだ糸をほぐす

まだカーテンのない部屋
白い靴下の大きな男たちが運び込んでいくダンボール
馴染んだ ....
ただのみきやさんの青の群れさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春の航海- 青の群れ自由詩617-3-22
夜をゆく- 青の群れ自由詩617-3-8
not_sepia- 青の群れ自由詩1317-2-26
昧爽- 青の群れ自由詩417-2-22
藍に似た色- 青の群れ自由詩917-1-25
荷ほどき- 青の群れ自由詩1017-1-19

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