朝から赤ん坊の泣き声がする
お隣は余震を嫌って帰国かと思いきや
出産を控えて出国していたのらしい
ついこの間その家主から聞いた
つくづく万国共通だなと感心する、
不快の解消を訴える声はまだか ....
空回りする日々
孤独に怯える日々

現実と理想のギャップ
世界に入り込めずに
また殻に閉じこもって
駄目なやつだと自分責めて

悲劇のヒロイン気取って
自分を否定するのは
もうやめ ....
道に信号があるように 
私達の日常の旅にも、信号がある 

「赤」で立ち止まる時があり 
「黄」で慎重になる時があり 
「青」で迷わずゆく時があり 

ゆずること、待つこと 
走り出す ....
きょう
きみがうまれたひに
たどりつきました
ふたりでいっしょに
そのいみをすこしかみしめたい

いきかたは
ひどくつたなくて
そのすえに
きみにであったような
きがした

 ....
夕暮れには不思議な魔力があって
どういうわけかふいに門が開かれて
僕の王国に淋しい旅人を連れて来るんだ

旅人はしばらくは荘厳な夕日に見惚れているが
我に返ると皆決まって故郷に帰りたがる
 ....
姿だけじゃ
見えない

顔だけじゃ
わからない

内在する魂

スーツをパリッと
着こなしている男は
堂々としていて
怖いものなど
ないかに見えるのに

内には淋しさの
 ....
走るトリル
軽快な鍵盤の連打を聴くうちに
視界が開けて広大な一本の道が現れる
どこまでも追いかけてくるスケール
トップスピードの旋律に
併走したくて意識を集中させる
Gコードを ....
名前が流れる
片方の羽がない蜂や
スナック菓子の袋と一緒に
名前が流れる

あんたに呼んで欲しかった
あたしの名前
あんなに呼んで欲しかった
あたしの名前

藍色の夜に
ようやく ....
  世界にはたくさんの場所があり
  たくさんの営みがおこなわれている
  その日、僕が
  することを選んだのは
  床屋に行き
  髪を切ってもらうこと



  ひどく ....
喧騒から逃れて
唯 静謐な箱庭の中で
君は自由を求めて翔ぶのだろう
好きなひとに
ぶしつけな手紙を
送りつけた
喜劇のような悲劇的予感
一線を踏み超えた僕に
僕の女神は微笑んでくれるだろうか
このことで
あのひととの関係が
気まずくなっても
後悔はし ....
マイナスのこころは 似たような レベェルのマイナスの心を
呼ぶのかな
そんな はずはない
マイナスのこころは 似たような レベェルのプラスの心を
呼びたがるはず

あの晴 ....
アー族 

1980年代に忽然と姿を消した、アマゾン奥地(ブラジル北西部)の未開部族。
1984年、接触を図って来たフランスの人類学者と現地通訳(隣接部族)の惨殺遺体
が集落跡で発見されて以来 ....
(猫)
  おれが歩き始めた港町
 鴎が去って、鴉だけがうようよいる
 古臭い歌しか唄わない詩人たちが
 古臭いことこそ正しいことだと
 言わんばかりにおれたちの居場所で寛いでいやがる。
 ....
この志の先には果てしない距離があり
今の自分にはとても超えることは出来ないということを
僕は知っている。
馬鹿なことだと誰もが指差して嘲笑する
誰もが言う
そんなことが出来るわけがない
今 ....
紫のタツノオトシゴのような銀河と
青色の古代貝のような銀河が
衝突しているという新聞写真

深淵の黒い場所の
手の届かないドラマ
何百万年か後には一つに溶け合うという

地球が属する銀 ....
カウンターでモーニングを
こうして毎日摂れるのは
四十年間働き続けたおかげ
払って来た厚生年金の余禄
震える指で煙草をつまみ、吸い
灰皿に戻して
まったりの店内を吹き抜けるウェイトレスが
 ....
アドレスを教えてくれた女に

ふっと

特急列車みたいになって

連絡してしまうような感じで

さっきGoogleで

陸前高田市を見つめてしまった

油断していた

何年もまえの風景を

見つめるつ ....
赤の鎖が 手足に食い込んでゆく
薔薇のうみのなか
催淫はもう身体を支配している

胸の上にのしかかってくる重圧感
息を吸い込めば 香る 甘美
薔薇の棘の痕 舐めるざらついた舌
拒否したい ....
恋は永遠の存在を教え

永遠なんて存在しないことも教え

この世に<ただひとつ>があると教え

<ただひとつ>なんてないことも教え

ありふれた茶番劇を演じ終えると

また

おなじように

ぼくらに ....
どれほど歳を重ねたにしても
夏の終りは感傷的で

どこかしらか和太鼓を叩く音が聞こえてくる

リズムを刻んでいるようであり
生の在り様を現そうとでもしているのか

小刻みに
あえて無 ....
お好み焼き、したいと思った。んで、さっそく朝から買物にゆくと、ジャスコもライフもイズミヤも近商もどこもみんな群馬産のキャベツだった。わざわざ手間と時間をかけて西日本の肉や野菜を関東方面へ出荷し、その後 .... 資長道灌
苦戦覚悟の
江古田の地
豊島一族との争いで
扇谷の上杉の
暗愚殿を支えながら
手薄な手勢で奮戦し
地の利時無く敗色濃厚
兵と逸(はぐ)れた資長が
巡り会えた黒猫一匹
尻尾 ....
いつも自分を赦せなくて
だからせめて貴方に赦してほしくて

唯、赦されたくて
慈愛に満ちた器の中で
小さな生命が動いている
朝陽浴びる日を
抱いてくれる愛の手を 求め
器の中で静かに開かれる日を待っている

慈愛に満ちた器の中で
小さな生命は逃げ回っていた
己を ....
空いてます
ぼくのとなり

とても広くて
あなたのわがままはすべて叶います
来ませんか
ぼくのとなりへ

ちょっと高くてこわいし
階段もないけど
その右手も 左手も
ぼくに差しの ....
愛すべき キミ

キミは
夜が辛いの?
昼を憎んでいる?

か細く
白い透けた肌の キミ

脳の中は
その言葉とは
裏腹の

青い知性と
生命にあふれている

私には
 ....
金曜の午後4時15分
学校帰り
アメ横手前のマックでコークのラージを買い
UJは
向かいのMODE OFFに入る
『 いらない服お売り下さい 』
コーラほどの肌色が目を引く
全面ガラスの ....
だれもあやのことを

あやとはよんでいなかった

それにもめげずにあやはあやだった

あやはなんでじぶんのことを

あやとよんでいたのだろう


あやのぼくがクラスメートだったなら

せんせえにおこら ....
涼し
涼しと
思うたら

わて
こんなに
なっとった

ホンマ
涼しいなぁ
beebeeさんのおすすめリスト(6567)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
善きサマリア人- salco自由詩4*11-9-2
Glitter- 洞野いち ...自由詩911-9-2
明日の信号_- 服部 剛自由詩311-9-2
りょう/うまれたひ- かんな自由詩21*11-9-2
夕暮れ王国- 未有花自由詩23*11-9-2
内と外- 森の猫自由詩6*11-9-1
ジャズ・ピアノ- 渡 ひろ ...自由詩18*11-9-1
通行人_A- blue自由詩711-9-1
稲妻- 草野春心自由詩15*11-9-1
butterfly.- れもん自由詩2*11-8-31
好きなひと- ジム・プ ...自由詩4*11-8-31
わたしが_わたしで_あるために- るるりら自由詩22*11-8-31
[a:]- salco散文(批評 ...3*11-8-30
野良猫その4- ……とあ ...自由詩611-8-30
野望へ- ジム・プ ...自由詩2*11-8-30
VV340北_VV340南_銀河- 砂木自由詩6*11-8-30
朝デニーズ- salco自由詩7*11-8-29
Google- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-8-29
薔薇のうみ- 洞野いち ...自由詩411-8-29
だいじょうぶ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-8-29
異心のひと- 恋月 ぴ ...自由詩2311-8-29
鏡の中にある如く- atsuchan69散文(批評 ...8*11-8-29
猫地蔵縁起- ……とあ ...自由詩8*11-8-29
forgiveness.- れもん自由詩211-8-29
慈愛の器- 洞野いち ...自由詩411-8-28
- たま自由詩37*11-8-28
愛すべき_キミ- 森の猫自由詩4*11-8-28
モード_オフ- salco自由詩4*11-8-27
あやをまもる- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-8-27
涼しいなぁ- 森の猫携帯写真+ ...17*11-8-27

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