ここが好き
机と本棚の少しの隙間

すっぽりはまって
ほっくりゆったり


ここが好き
縁側に干した布団の上

ぽかぽか陽気に
閉じたまぶたで
視界はオレンジ


ここが ....
            080917


知恵の輪を潜る
2回転すると
どこからか
ほうという微かな溜息にも似た
歓声が沸いた

低鉄棒がずらりと並ぶ校庭の脇には
教育用の池が作ら ....
 
父さんと
楽天の試合を見にいった
けれども本当は
野球よりも球場を一周する
小さな汽車に乗りたかったから
父さんは入場券をポケットにしまって
試合が終わるまで
何度も何度も汽車に乗 ....
君が抱える悲しみと
僕が抱える喜びを
ほんの少しだけ交換しよう

君が笑っていると僕は嬉しい
君が泣いていると僕は寂しい
理由はたったそれだけだよ

涙を流す時は一人じゃいけないよ
 ....
錆び付いた風に
冷たさを感じながら
モノクロームの世界に
まだ溺れていたい

光を閉ざした瞳の中で
描いた欠片が
重なる想いを越えて
静かに動き出した

浮かぶ月へ
舞う花び ....
自分に向けた
自分を壊す 自分を穿つ
攻撃的な感情


首からさげた
危ない正義 追い込まれてく
後ろ向きな感情



勇気が足りなかった
 ....
ゆるい

ぬるい

そんなものに取り残されると

なつかしい気持ち、した

午前の雨のあと

ひかりよりも重いひかりが

春の砂浜のように広がって

なつかしい

なん ....
ため息ばかりついてる 重く曇った日は
あなたを思う
会いたい  会えたらな と思う

せめてあなたの作る歌を聴きたいと思う
古くなったCDもいいけれど
現在(いま)のあなたに 息吹をもらい ....
黄昏色の空の果て
ひとりっきりの帰り道
誰を待っていたのだろう
誰を探していたのだろう
電信柱の長い影
淋しいようと風の吹く

黄昏色の空の果て
家路をいそぐ鳥の群れ
どこへ行くとい ....
水面に
拡がるカァテン

 一つ
 二つ
 三つ

   割れる

俺は今
間にあって
どうしたものか
思案する
俺の脚は
久し振りの故郷の質感に
くつろいでいる
俺の ....
「明日また暑くなるんだって」
そう聞いて
軽くため息

あれ
名残惜しかったはずなのに

夏の夜風を懐かしみ
秋の彩を待っている

身勝手で欲張りな私に
渡してく ....
夏休みぼくは

叔父の自転車のうしろに乗って

少年将棋大会に通った

叔父といっても

いま思うとまだ20代の若者だった

叔父は近所の中高生を呼んで

自宅で家庭教師みたい ....
お月見団子を作った。
ついでにお月見にちなんだ話を一つ。

その昔、十五夜にお月見をすると…
十三夜(10月11日)にも同じ場所にてお月見をしないと
それは「片見月」と言って縁起が悪い ....
憎しみはとうに消えた…


生まれたときからずっと一緒だった
風は今も冷気をたたえ、凍えそうにして
私は待つ あなたを待っている

かつて野を覆った炎の残骸
黒く、さらに黒く焼け焦げた ....
何を言われたって気にとめない
上手に流せちゃう
さりげのない術を連れて


何も溜め込まないスタイル
あぁなんて素敵なスマイル
本当の僕はきっと 誰よりも愚かで
 ....
 
秋に夜が訪れて
炭酸水が流れこむと
暗い海の底
音もなく稲穂が揺れる

えら呼吸をはじめる
溺れないように
母が子守唄を歌う

目を覚ますまで
魚になる
泡をこらえて ....
いつものことだ
水色が果てしないどこまでもいくひろがり
それを俺たちは空と呼びます
焦燥感に腹を蹴られ
挫折に身を切られながら両腕をのばし
手のひらをひらく
真実はいつだって指 ....
海の中にいた
ここは地球なのだが
靴を脱いでいるから
地に足が着かず
やわらかい席の
おしりの感触が消えそうで
前の席の 男の子 女の子
野鳥のさえずりに似ている

夏は タンパク質 ....
明日、青い鳥が
素敵な未来が待っていると告げても


私は、信じない


だってキミには羽があるから

気が変わったら
どこかへ飛んでいってしまうでしょう?


だからといっ ....
シカゴでは仕事の合間をつくって

かならずミュージアムにゆくようにしている

そこにはお気に入りの

不動明王がいてくれるからだ

こぶりの黒っぽいそれは

祈りを込めて眺めたとこ ....
秋を潤わす金色の木立は
この時季、配色に惑うのです

茜色に染まった夕陽は
黄熟した稲穂を金色に光らせ
時を刻む砂時計に全てを託した

ざわめきと胸の鼓動は止まらない

 ....
屋久島の暮らしでは 
無数の鯖が 
村人達の手から手へとまわり 
こころからこころへとめぐり 

一匹の鯖を手に
樹木のように立つ老人は 
不思議なほどに 
目尻を下げる 

夜明 ....
毎日通る道なのに

少し時間が違うだけで

まったく違う風景を見せてくれる

少し気分が違うだけで

知らない道に迷い込んだ気分になる


いつもよりランドセルが軽かったり

 ....
            080913


ガス抜きを致しますと
クエン酸
パチンコ屋のご亭主は
幼児はお金がないから
遊べないよと
すげない顔して
駄菓子屋の親父に下駄を預け
古く ....
きのうは昼から雨だった

きょうは朝から晴れている

くもひとつない

大通りのよこの公園を歩く

りすが赤い実を両手でもったまま

地べたに垂れた枝をするするとのぼった

いつも思う

アメリカの空 ....
あふれる光の流れを
掬う
祈りの手の形で

殺戮は今もつづいている
日ごと心が死ぬのに
たむけるのは
忘却なのだ

潮騒の音がきこえる

千もの傷に
ただ一つの愛

なつか ....
足が歩いていた
宙ぶらりんの午後の
人影も疎らな舗道を

足が歩いていた
左右ぃ 左右ぃぃ
交互に舗道を愛撫しながら

足が歩いていた
素っ気ない陽射しを
ふくらはぎに受けて

 ....
 
とても幸せそうな家庭だった
それなのに
僕が帰ると言うと
君は泣きそうな顔をして
つまらなそうにうつむくのだった

いつか君も
僕の家に遊びに来た
垢にまみれた泥の顔をして
即 ....
影を落としたのでしょう
その想いのそばに

闇を忍ばせたのでしょう
その言葉のすみに



誰に伝える事もない
誰に触れる事もない
ついのすみか
 ....
{引用=玉子の親じゃ、ぴよこちゃんじゃ、ぴっぴっぴよこちゃんじゃ、アヒルじゃぐぁーぐぁー。}


(一)

「兄ちゃん、コイツをくんねぇ」

カーバイトランプに照らされた
みか ....
beebeeさんのおすすめリスト(6566)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ここが好き- 舞狐自由詩14*08-9-17
知恵の輪(習作- あおば自由詩7*08-9-17
僕らの休日- 小川 葉自由詩16*08-9-17
- 1486 106自由詩4*08-9-17
幻想- Izm自由詩308-9-17
つらつら- caleha自由詩608-9-16
なつかしい気持ち- 吉岡ペペ ...自由詩308-9-16
ディア・クラウド- Wasabi 自由詩508-9-16
黄昏色の空の果て- 未有花自由詩27*08-9-16
雨に打たれながらも立ちこむ釣り師- 北村 守 ...自由詩408-9-16
万華鏡2_返歌- さくら自由詩4*08-9-15
叔父の背中- 吉岡ペペ ...自由詩308-9-15
お月見夜話- 西日 茜散文(批評 ...7*08-9-15
あの丘に立って- 西日 茜自由詩7*08-9-15
LIFE_STATION- caleha自由詩308-9-15
微炭酸- 小川 葉自由詩11*08-9-14
サンドペーパー- モリマサ ...自由詩29*08-9-14
映画館を出て、海に泳ぐ。- たちばな ...自由詩15*08-9-14
ブルーバード- 三奈自由詩5*08-9-14
シカゴの不動明王- 吉岡ペペ ...自由詩108-9-14
万華鏡- さくら自由詩11*08-9-14
屋久島の鯖_- 服部 剛自由詩11+08-9-14
帰り道の法則- 桜 葉一自由詩308-9-14
微炭酸- あおば自由詩14*08-9-13
ビルディングと空- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...308-9-13
ひまわり- Etuj ...自由詩308-9-13
- nonya自由詩4+*08-9-13
青魚- 小川 葉自由詩408-9-13
白い闇際- caleha自由詩408-9-12
ひよこなひと- 恋月 ぴ ...自由詩29*08-9-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219