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春の朝
庭のプランターの
パンジーが風に揺れている

ヒゲおやじたちの集会だ

いったい
どんな話をしているのかな?

{画像=12 ....
背骨にきしりと
悲しみが
可愛らしい女の顔をした
悲しみが
のしかかる

重みに耐えかねた
か細い背骨は
粉々に砕け散り
鈍い光を放つ
黒いアスファルトの上で
ひらひらと
舞っ ....
僕のなかには日常とは違った時間が流れている
それを詩の時間とでも名付けようか
遠いところからやってきた亡くした妹の様に
僕の本当の名前をささやいてくれるもの

日常がすべて散文的だとは限らな ....
ノックしてドアを開けると

安堵した君の顔が
見えた

どうだった手術?
家にいるときより晴れ晴れして

当たり前だよ
ずっと痛みを我慢してたんだからさ
そこのテーブルに歯、あるよ ....
久我山駅にこんな時間に着いて

こんなとこに

ビジネスホテルなどないだろうに

ぼくは坂道の商店街をあがって行った

そしてすぐおりた

踏み切りを渡り

旧神田川のほうの商 ....
五年程前に、上のの美術館で見た 
山下清の描く「地下鉄銀座線」   

暗い線路のトンネルに 
あたらしい昭和のライトを灯して 
完成したばかりのホームに 
ゆっくりと入ってきた 

 ....
「……殺して 早く」
  
  「何も 殺さなくても」

「いいから殺して! 」

  「ねぇ 見逃してやろうよ」

「"それ″私のどっちが大切なの」

  「そっ そん ....
溶けた陽の苦い味を
お前の舌は知っている
人々の凍った冷たい太陽を
今、大鴉達が一斉に温める・・・
黒鳥の群れに希望を見て
画家は一筆のデッサンを描いた
子供達のブランコには死霊が乗り移り ....
片恋が千里の道の空ぶかし
エア恋愛一人二役5963
発情の文字化けごかし愛と呼び
はしたなさ独り相撲で潮飛ばす
指先でこするハッピー白チュー夢
愛されぬ御仁の「I」に見る病理

     ....
今さらその年で自立もないのではあるが
おやじなりに家族やら仕事やら北政所のご機嫌をとったりの
相互依存の日々を懐かしくおもいだすのであった

自立する以前にまず家族からほっぽり出されて ....
二人で歩く梅林は
さくら咲く前 城跡の
猫に導かれて 迷い道
そこだけ陽射しが春めいている

その梅林に入る前
道端を歩く猫を見つけ
その痩せた背を撫で、餌をやり、
猫の道辿り 梅林へ ....
肩に掛かるキミの髪をかきあげて
白いうなじにくちづける
甘い女の匂いがした
潤んだ瞳で切なげにボクを誘う
やがてその身をまかせ
ボクはその肌で儚い夢をみるのだろう
たとえ許されない恋でも
 ....
風呂の中でよんだ
詩集がすべてを語ってしまったので
今日の私を

ごしごし洗い流しました
もういらない

風呂まで汚れてる
気がした 分身で

水がうまれ
水になったように

 ....
励まさずにはおれなかった

ひとりじゃないよ

僕もだよ

あのときあの部屋の片隅で

それを伝えてあげたかった


幸せなんだよ

惨めじゃないよ

恥ずかしいことなん ....
宇宙ぐらい叩き割ってやんよ!   #poem24



星々が金魚の餌に春宇宙   #poem24 #jhaiku #haiku

駅前の宇宙漂う螢烏賊    #poem24 #jha ....
私のもとへ下りてきた天使の君へ



私からいつまでもいつまでも変わらない愛を詠うよ



あなたがどれほど成長し私の手から離れても



思う気持ちは変わらない



 ....
こと切れる最期の瞬間まで
彼はひとりの少年だった

とっつきにくさは彼の持ち味だったし
時代を憂いても
希望を捨て去ることはなかった




そんな彼との接点
あったのかな
 ....
散文



ゆうらりと逢魔が時に立ち上がる
女は錯乱気味に
「ジユウ、ジユウ」
と叫んでいる
そのくせ尻をどっかり座らせ
介護されるのを待っている



 ....
早春

雨上がり湿りけのある畠には青草芽吹き目に映える

通り道雨の雫をつけし梅小ぶりの花が数多咲きいる

風もなく曇り空にはうす寒く今朝の大津の早春の道
火を点けられると
わたしは蕩ける

点けられなければ
凛としていられるのに

そうあなたの
手や指や舌やもうひとりのあなたに

わたしは美しい死のように
柔らかく蕩ける

喘ぎ ....
心の中では土足で暮らし
裸足で世界を歩き回る

ぼくは人間

月のように出たり隠れたり
雨になりまた雲になる

そんな人間

あなたもまた一個の太陽
少しずつ周りを温めながら
 ....
夜は雨
どこからか雨
水を弾くタイヤの音
通りの向う
どこかで屋根を落ちる滴

私はここにいて
眠る人のことを思う
生き満たされぬ人を思う
又ここにいて
眠れぬ人のことを思う
燃 ....
七歳のみーちゃんが
やっと乗れるようになった
練習した甲斐があったね

ぼくは思うんだが
中高年の足腰の衰え防止に
一輪車はいいんじゃないか

イオンの売り場へ行って
人目を気に ....
一年生と合同で走った
スタート直後はなんと最下位
結果は三十九人中で三十番

「二年生なのに情けない」
パスタランチを食べながら
お母さんとお婆ちゃんが嘆く

「十人ぐらいぬいたよ」
 ....
男であること
なよなよした言葉で
変装してみせる
中性の安全地帯がビーカーの液で黄色に変わり
青いリトマス紙に
夜な夜な試験にかけられる
女であったなら
明日の仕事勤めなんか考える必 ....
左の翼は
羽の一枚一枚がすべて
小さな銀のナイフ
右の翼は
羽の一枚一枚がすべて
紅い薔薇の花びら

その飛行の軌跡は
歪みつづける
あるいはその飛行が
天を歪ませてい ....
君の目と太陽が重なりあう時
キツイ日差しを和らげる雲は
すぐそこまで駆けつける

君が一人で地を{ルビ這=は}う時
視界を遮る{ルビ朝靄=あさもや}は
一目散に寝床に帰る

君の手が{ ....
開けないドアの向こうに
なにがあるのだろう
開けないからこそ
それはそこにあると思う

そんな風に私は
期待をいつももっている

夜を少し
手のひらであたためながら
そっと朝にかえ ....
いのちはあの一本の樹と
わたしの間にあります
やわらかく俯くようにあります

夏の庭の青い花が
ゆらゆらと何かを祈っています
太古のことではないこと
だけが確かなことです

大切なの ....
窓辺にやってきた
小鳥が泣く
さも かなしそうに
おまえもひとりなのかい
世界はこんなにも
広いというのに

庭のとまり木で
小鳥が啼く
さも たのしそうに
うたをおぼえたんだね
 ....
beebeeさんのおすすめリスト(6566)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【_春のカオ_Ⅱ_】- 泡沫恋歌自由詩12+*12-3-29
背骨- 青土よし自由詩412-3-29
詩の時間- 梅昆布茶自由詩2512-3-29
病室にて- 森の猫自由詩13*12-3-29
夜をあるく- 吉岡ペペ ...自由詩9*12-3-29
夢の電車_- 服部 剛自由詩312-3-28
今は家族で一人だけ- ただのみ ...自由詩11*12-3-28
地獄の雷- yamadahifumi自由詩112-3-28
Ping_Pong_Pang- salco川柳3*12-3-28
自立する親父- 梅昆布茶自由詩912-3-27
梅林- ……とあ ...自由詩12*12-3-27
【_エロスとタナトス_】- 泡沫恋歌自由詩9*12-3-27
詩人と入浴- 朧月自由詩912-3-27
あのときあの部屋の片隅で- 吉岡ペペ ...自由詩3*12-3-26
#poem24_宇宙水槽- 北大路京 ...自由詩24*12-3-26
いつまでも- 桜 歩美自由詩4*12-3-26
Fish_&_Chips(時代少年)- 恋月 ぴ ...自由詩30*12-3-26
散文- 田園自由詩412-3-26
早春- 生田 稔短歌212-3-26
美しい死- HAL自由詩412-3-26
尊厳は人を手放しはしない- ただのみ ...自由詩9*12-3-25
脈絡- salco自由詩28*12-3-25
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マラソン大会- 壮佑自由詩5*12-3-25
女装- 乱太郎自由詩1512-3-25
不自由な天使- 塔野夏子自由詩7*12-3-25
君の知らない所で- subaru★自由詩15*12-3-25
孵化- 朧月自由詩9*12-3-24
秘訣- もっぷ自由詩1212-3-24
さえずり- そらの珊 ...自由詩16*12-3-24

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