無我夢中でおぼれた恋に
淡いアプリコットのソーダ割り
あなたを想う愛しく想う
けれど浮かぶはいつも

うしろすがた
あまぐも

垂れ下がる昼下がり

うっかり爪を引っかけたら
鈍痛を引き寄せてしまいそうな



あまがさ

濡れた匂いは嫌い

美味しくない想い出と憂鬱が
しつこ ....
おとしぶみと言う虫に託す詩集ひとつ恋愛論のなれの果て

ストリートミュージシャンにあすを尋ねるどのコード進行で生きるかと

炎天下脳みそは妄想やめて夕涼みプラタナスの鈴の葉陰に

初音ミク ....
 
恋には形があるからさ

だから、つくれるしさ

だから、こわれるしさ


 
かたつむりがね
いないとさみしいよね
木の葉の影の雨宿り
でもね
木のてっぺんにもいるんだよ
きっとね
だって だって
ひなたぼっこしたいから


アリさんがね
いないとさみしい ....
黒い卵を俺にくれ
できれば真っ黒な奴がいい
昔、ローリングストーンズというバンドに
「黒く塗れ!」という曲があったな
そう、そんな具合に
俺の手にも真っ黒な卵をくれ
俺はそいつをこの聴衆の ....
 
雷や台風は
学校を休ませてくれる
ありがたみすら感じる存在だった
 
初めて話す人には
ためらいなく心を開き
すぐに打ち解けられた
 
虫やカエルなんて
面白がってべたべた
 ....
泣けない
女もそこそこいくと
かわいくないのもの
ずしずしっとくるのよ
責任みたいなもんが。


思い出した
仕事失敗して上司にものすごくおこられた
年くってからの言葉が
ささる ....
白菊の歌声が
偲ぶあなたの
墓標前にて
一人雨に
濡れながら
西脇の詩集を
繰ってみる

詩のまことが
こぼれますように


紅の傘は
忘れられて
かなしく倒れて
朽ち ....


頭の数ほど胴はなし
どうどう巡りの頭達
どれもこれもが何かが足りぬ
たりぬ住居をきめねばならぬ
柔らかく温かい蕾の中で微睡む
光が 磨りガラスのような{ルビ花弁=はなびら}をすり抜け
優しく降り注ぐ午後
そろそろお茶の時間 アフタヌーンティーを気取って
薔薇の庭園で繰り返される儀式
意 ....
文明の震えを支える地の震え

働き蟻が扇子と携帯、クールビズを
並べて夜店で営業
いつまで開業する

父の暗い眸 母の暗雲
幼児はティンカーベルの羽をして
透明と超越
作り笑いのどこ ....
太陽が照らしてる

偶然も

雲を

空を

病を

君を

僕を

不器用も

太陽が照らしてる


考えなければ

うまく生きてゆけない

のびのびなんて出来やしない

そんな僕なのに

君をギュ ....
サイダー缶を傾けて
中身を地面に溢しながら
私に話しかける骨

アップル炭酸は
低いところへ流れますが
プライドは高い場所に
流れるのです

この剣を差し上げましょう
8万ゴールド ....
あたらしいものにはまだ名前がない
形もあまり決まっていないしそれはたぶん

人類が歴史のなかへ隠しておいたものを
あきらかにするようなようなかたちではみえててこないのだろう

冷蔵庫のドア ....
文字を生むのがこわいから
ころころころがす
丸くなるよに

あなたが私を
斜めにみるから
ほんとうなんか
みせないって決めた

文字のつぶて投げて
怒ってみたら
悲しそうになった ....
あの日手をひかれるまま
土にふれいまなお息づく幻の陰りを持つ白い夢あなたに隣を託した
時がほぐれ過ちのスカートが白いビニールと燃える
重なるふたつの大切にされないでひとつだけ満たされ ....
歩道橋のてっぺんで
サプライズだった

お父さんはポケットから
オルゴールを取り出して
回した
手回しオルゴール
曲はハッピーバースデー
ふとおかしくなって笑った

(わたしあなた ....
日常が
あまりに慌ただしいと
しずかにしている
しは書かない


こころに
隙間ができると
ことばで埋めようとする
そういうしは
少し語彙がかなしい

こころに
刺激があると ....
曲がりくねった道同士の交差点
それぞれの道の先を眺める

一本は崖から崖へ通じて
一本は丘から丘へ通じて

その先には
不釣り合いな青空が広がる
ここは底
谷間の底の交差点

騙 ....
トレンドに流されない確かな価値。
究極のエコマインドという誇りをあなたも。

最新竪穴住居(ロフト付)!残り5棟。



隊員募集中。健康で演技力のある方。
経費削減のため武器の使用を ....
短針はいけない物でしょう? 
あの人に消失の堆積を告げ口するのだもの
毟り取りました
長針だけがぐるぐる回る愛らしさ
それは日を終わらす害意がない、
健気な女の恋ごころ
窓も扉も塞ぎました ....
おいてけぼりにされたんじゃない
あたしが一番なんだ

そんな苦しいいいわけが
あたしを支えていたあの頃

なんであんなに強かったのか
足裏ばかりがふんばっていた

きっといつもはだし ....
{画像=120529154724.jpg}
気温が一度上がっただけで
庭は目覚め
今夜は舞踏会だと
シロテンハナムグリが伝言する

白薔薇が
今まさにデビュタントに
踊り出そうという心 ....
春の小川の流れ、
雑木林の枝にとまって
口を開けている唖の小鳥たちよ
黒雲から発し 丘をひっぱたいては消える
無音の稲妻

丘が放電している

晩年のルートヴィヒのスコアの凄みか
 ....
いつからだろう
嫌いって言えなくなった

いやだって言うことが
なにかを壊す気がした

すきって言うことがよくて
清浄機みたいに思われて
嫌いって言葉だけが嫌われて
私の心にたまって ....
昨日のわたしを丁寧に埋葬する
それはやはりひとつの儀式として

今のわたしの内側には
そうやって埋葬されたいくつもの棺が
記憶と名付けられて並べられているのだ

さようなら、昨日や、あの ....
夢から覚めると
午後は陽炎の中 寡黙に佇んでいた
翻る あなたの影だけが冷たい魚


見も知らぬ者同士 これが
いつかの夢ではないと言えるでしょうか


ひび割れた心象が決壊する時
 ....
予備校にはリフレッシュにとテニスコートがあった

そこで僕らはほぼ一日中ダブルスをした

コートの周りの新緑は日々その影を濃くしていった

予備校に似つかわしくない汗まみれの僕ら

6 ....
遠雷のひびき
それは、叫び声にも似た、




雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨雨雨




ぐっしょりと 濡れそぼり
沢へつづく 林道をす」すむ

すでに谷 ....
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