思い出した

深夜放送で読まれた骨肉腫の高校生の女の子の
手紙
中学生の僕は
いのちというものをはじめて意識した
しばらくして女の子は亡くなった
女の子が好きだった深夜放送
僕も毎 ....
僕らは社会の文体を学んで成長してきた
はたまた親の文体に反撥しながらも生きるために
それを受け入れて

今度は自分自身のフォーマットに縛られながら
それとの葛藤にちょっと疲れているのかもしれ ....
フィヒャアー
フィヒャアー

ぼく泣いちゃうもん
ママにだっこじゃなきゃ泣いちゃうもん

フィヒャアー

ぼく泣いちゃうもん
電気を消したら泣いちゃうもん
でも眠い時は暗くしてほし ....
清々しい朝の光に芝の緑が艶やかに萌える。
美しい旋律は時代の背景となり、
脈々と流れ、
粘りを含んだ人々の呼吸の中で発展する。

季節の花々が咲き乱れる様は
まるで人間の感情のようだ。 ....
並ぶつもりで
並んでいるのではないし

何億光年も離れた小さな星の住人が
語り伝えた
神話など知らぬ

集まって
輝いているように見えても
それぞれ
果てしなく遠い

線でつな ....
いるわけがない
いつもの夕飯時のはずが
食卓に投げ出される、突拍子もない弟の主張
あの丘で恐竜を見た
家族みんなの一笑、からかいに
きみはひとり意地を張りつづける

 うっすらとほの暗く ....
蝉時雨が
それほど新しくない記憶を
影縫いするものだから
そのまま置き去りにもできず
立ち止まる

吹き出す汗
ハンカチを忘れたことに気づく
いつもそうだった
肝心な時に何かが欠 ....
真昼の烈光は
漂白剤のように
景色も
僕の影も
脳も
真っ白にしていく

何もない


真昼なり
君が隠すあの娘(こ)は誰だろう
そんなことまで整ったうたにしたい
わたしの心はまた自殺未遂
かなしさやさびしさを拾い集めに

また旅支度
帰ってくるつもりもないのに
旅先で帰り支度
お ....
たばこへの率直を置いてみるならばおまえがこの世に居なかったなら



泣きながらマスターにでも絡みつつ飲める体を持ったとしたら



嫌煙家を広場に集め尋ねたい他人に迷惑かけてないかと ....
とりとるたらら
暑い中
とりりつぅたらら
汗を掻く
かすむ目の中
景色が揺らぐ
あたまがゆーらゆら
もやもやで
街路がユーらユら
ゆらいでる
並木がユーらユーら
ゆらいでる
身 ....
 薔薇の花が一輪
 掌に横たわっている

 棘だけが未だ鋭く
 チクリと私の皮を刺す

 死して尚
 痛みを与える
 美しさ

 庭仕事を終え、
 麦藁帽を脱いで
 額の汗をぬ ....
今、ワールドカップに目を注いでいる
地球人の何パーセントが肯うだろうか
なるほど彼は年相応だと
四年前は四十二、三というところ
何と二十六だった
あり得んロッベン

ファン・ペルシーと同 ....
人々は人生という「道」を

何かを手に入れるための

「通路」としてしか見ていない

人々にとって人生とは結局、

何かの為の通過点に過ぎず

手に入れられるものだけが全てだと
 ....
   窓を這う
   ゴーヤの日除けに
   蝉の声

   首に巻いたタオルで
   額の汗を拭く

   夏の昼下がり

   冷たい麦茶と
   生ぬるい扇風機
   微か ....
 
検診前なので、節制中

恋愛前なので、節制中

節制クラブ、部員募集中



 
瞳の奥底に隠れてこっちを覗いている
裸の抒情の手足を縛り上げ
哭きながら何度でも犯し続けよう
石切り場から運んできた
重い想いを凪いだ風に浮かし
寛容な字面をことごとく摩耗させて
のっぺら ....
ミッキー
世界中の君がひとりきりのふりをするのは
掛け替えのない存在でありたいからかい?
ミッキー
今日君のぬいぐるみを抱きしめている女の子を見たよ
あの女の子にとって
君のぬいぐるみ ....
       伸びざかりの庭木にも負けず
        ぺんぺん草も群叢となって
       素っ裸の夏をオードしている
        セミのスケルツォに応えて

     なのに 老 ....
スーパーでサツマイモを手にとったら
品の良い老婦人と隣り合わせになったので
「何が美味しいですか」と尋ねると
「だご汁がよかよ」とにっこり答えてくださった

その夜に六畳間で食べた晩ご飯は
 ....
けつまずいて転ぶ
ああいつもの夕暮れなのにね

見えないものに語る言葉
忘れてしまった暑い日です

行き着く先のわからない
遠泳に参加する僕は第三泳者です

通り雨地球をまわしてとお ....
あますことなく陽気な容器にはい!ってわたしたち足し算、ひかないで


ミミにキレた理由をきくひともいないから、いくつものきそ(く)をやぶる


うるうるっとたてたクチビルとんでもないと ....
きみとぬすんだごがつのかぜのゼリーをクマがぽろんとおってしまったスプーンのたまでやわらかくすくったらす(く)われてしまいました、夏。 君さえいれば何もいらない
そんな風にはきっと思わない
君がいたってお腹は空くし
もっともっと君が欲しくなる

確かめてみたいだなんて思わない
僅かな可能性に全てを託して
何もかも失ってし ....
花火のおとだけ聞いている

火災ビルからひとが落ちてくるような

ドスンとも

ガタンとも

なんとも言いようのない破裂音がする

夏の湿気とうごかない風

花火大会

浴 ....
今子供つくろう今つくろうもう何もきにしない
並んで歩きながら口ずさむ
つくつく


ちちっ



やっと餌

風に吹かれてる歌全部並べてみる
結婚も海岸通りのパ ....
工場の裏に生えた草を抜いていて思った
この国は何て豊かな国なのかと
何もしなくてもこんなに沢山自然に草が生える
知らない名の草が生える
1ヶ月でこんなに生えるなんて凄い生命力
しゃがんで ....
葡萄色のゼリーのような海と空は
きっと絵のように美しい 
いいえ きっと海の ほんとうは 絵なんかでは 表わせない
憶万の色と光と影を 海と空は もっているのだろうから

けれど わ ....
虚空に延びる重機の
股間が避けて
爪が大地をかきむしり
破壊された生きものたちの
未来
小さな青い駅で
列車を待っていた
朝の図書館に出かけて
行き先を調べてきたのに


真鍮のカランに しがみついている
蝉の抜け殻を見つけた瞬間
どこが あたしの行き先なのか
分か ....
beebeeさんのおすすめリスト(6561)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
深夜放送- ichirou自由詩814-7-31
おでん屋- 梅昆布茶自由詩21+14-7-31
フィヒャアー- 朝焼彩茜 ...自由詩17*14-7-31
- ヒヤシン ...自由詩11*14-7-30
プレセペM44- Lucy自由詩18*14-7-30
丘の恐竜- 乾 加津 ...自由詩12*14-7-30
蝉時雨- nonya自由詩25*14-7-30
真昼なり- ichirou携帯写真+ ...16*14-7-30
原石たちよララバイを- もっぷ自由詩614-7-30
「たばこのうた」2014.07.30_(一〇首)- もっぷ短歌6*14-7-30
夏・公園- ……とあ ...自由詩8*14-7-30
指輪と石- まーつん自由詩11*14-7-30
ロッベン- salco自由詩6+14-7-29
知者は心ある道を行く- yamadahifumi自由詩214-7-28
【_昼寝日和_】- 泡沫恋歌自由詩18*14-7-28
節制中- 殿上 童自由詩21*14-7-28
わたしは喜んで嘘を書こう- ただのみ ...自由詩27*14-7-27
ミッキーマウスへ- ichirou自由詩8*14-7-27
丘の街で_⑩- 信天翁自由詩314-7-27
だご汁- モリー自由詩514-7-27
第三泳者- 梅昆布茶自由詩21*14-7-27
うたう☆クラブ- 阿ト理恵短歌5*14-7-27
ゼリー色の夏- 阿ト理恵自由詩11*14-7-27
君がいないなら- 1486 106自由詩214-7-26
花火のおと- 吉岡ペペ ...自由詩914-7-26
ほしい/蛇口バージョン- モリマサ ...自由詩214-7-26
草茂る国- ichirou自由詩17*14-7-26
ゼリー色の夏- るるりら自由詩24+*14-7-26
排水工事- イナエ自由詩9*14-7-26
ひとつの夏に- 藤原絵理 ...自由詩514-7-26

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