自分から 崩れていった さらさらと
灯なんて どうでもいいの

最初から 分かっていたわ 結末は
だから知らない 何も言わない

何度でも 生まれ変われば いいじゃない?
風がそよそよ  ....
身体の中で潮騒を飼っている
辞書はそれを焦燥や憂鬱や歓喜などというが
潮騒はそんなにもシュハリ、と
姿を変えるものだろうか。

生まれて初めての始発に乗った。
どうしてだろうかとは考え ....
月は満ち夜が来て
花の傍に居たはずの何かは
綺麗に溶けて夜に闇をたしました

いくら伸ばしても届かない何かに
綺麗に溶けてしまった闇に
それでも腕を揺らしながら考えます

闇の中に自分 ....
食うために仕方なく働いていますが
食われる側であると自認しています
働いています
路上に脅されながら
それは嫌々行っています
口元の躊躇い傷は
笑って隠します

どういうわけか
撃 ....
なつかしい猫
いつか啼いていた気がする
私だけの思いが影を引いて
路地を今曲がってゆく


そんなに淋しい瞳で
私を見つめないで
やさしく撫でてあげたくなる


さしのべた指先を ....
休む間もないバイトのシフト
朝から晩までタイトなスケジュール
単調に繰り返す毎日の中で
青空が呼ぶ声がしたんだ

理由なんて必要ないよ
後から書き足せば問題ない

今風の合 ....
沿線に建つ安普請のアパート
かたかた揺れて
かき消されたラジオからの古い曲に
毛布にくるまりながらそっとツッコミをいれた

いいえ、わたしは東京に住んでいました

やっぱりまぶしい時期
 ....
泣いていいのよ
とお歌が言うから
泣きました

母はお止しとお尻を
パチン
とぶちました
泣きたかったけど
母の手が痛かったので
私は
自分の部屋へ駆け込む間もなく
口元を
 ....
 
知らないなんて言わないで
ちゃんと あたしを見ていてね
一人になんてしないで
壊しちゃいそうだから。


あなたは いつだって
煙草の煙越しに微笑う
あたしは いつだって
霞ん ....
きみは嵐のなかにいた

こぼれるような

こわれた叫びごえをあげて

男の叫びごえもした

それが愛しかったんだ

なんどもメールしそうになった

きみにしてやれることなんか
 ....
―幾年も思い浮かべる蓮の根を身篭りたいの貴方のだから


「ランティルディ」を纏う真夜中
ひねた顔した満月
薄汚れた監視カメラに写るほのかな人影
部屋の中でキー置く音が響く
 ....
            080701


オールナイトの再録画
可笑しくって眠れないが
睡眠薬が切れたので
お酒を飲んで起きている
早く眠らないと
明日の仕事に差し支えると ....
この地でいちばん

高い建物から見る北の海は

ひかる帯のようだった

そこには

かつてこの地で受けた

恥辱や挫折がにじんでいた

それでも失えなかった

希望のようなものもにじんでいた

この地 ....
握り締めたのは 
あの日の青
解いたのは
いつかの夕焼け

ねぇ 
時さえ許せば
気の遠くなるあの日まで
歩いてだって行ける

朝が来て 
夜が来る
不変の真実ばかりを
抱き ....
(1)

あなたにはじめて出逢ったのは
この廃屋が未だ駅舎として機能していた頃のこと
夏草の浸食に怯える赤錆びた鉄路と
剥がれかけた青森ねぶた祭りのポスターが一枚

この駅を訪れるひとと ....
地上が息苦しくなってきたので
えら呼吸に切り替えて川に潜る
存分に泳ぎ回る
懐かしい開放感に浸っていると
おなかが空いてくる
視界に入ってきた獲物に喰らいつく
と同時に上へ上へと引き上げら ....
生まれた時から存在するものは
当たり前にあると感じてしまう
あおあおと茂る緑の大地も
いつまでも続くと思ってしまう

だけど激しい雨が降り
容赦なく花を枯らすだろう
だから忘 ....
蓮の葉ベットの上 雨水が風に合わせコロコロ遊んでる

水玉が転がる やわらかさで 落ちる闇の雫 揺れる花

心情も背景もモノクロで 
理屈ばかり浮かんでる

疲労の蓄積に心も肩も背中も凝 ....
飛びたった時には
もう
崩壊は始まっている



風鈴が揺れる
背の高い向日葵が咲く
そう、夏になったら

命の灯火が少しづつ消えるんだ
外に出た瞬間から、ホラ

崩壊は始ま ....
世界って、かなしいね
無理して笑った女は言った
彼女は最近、死を知ったらしい
雨が止まないね
呟いた言葉は雫に溶けていった

冷たいね、冷たいね
雨って、冷たいね
冷たいね、冷たいね
 ....
静けさを測る術を探している。冷たさには限界があるのだけど、

静けさを測る術を探している。住宅街の、小さな公園の、真夜中、ブランコをこいで、こいで、鉄の鎖を軋ませて、泣いてしまいそうだ、どこかの家 ....
さかなになって
星を見つめる夢を見る
波打つ界面のもっと上に
潜る深海を見る

手をのばすと
満たされない世界を掴む
息苦しい自由と屈折率
さかなのうちゅうに
虹はない

夜 ....
さしすせ空には茜雲
まみむめもうすぐ日が暮れる

あいうえお空にお月さま
やゐゆゑようやく夜になる

たちつて遠くにお星さま
なにぬねのんびりおかあさま

かきくけこちらは変わり無く ....
凪いだ湖面は穹
白色の羊雲に
そうっとつまさきを乗せる
溶け出した肌色
ペティキュアの赤色が
波紋に引きずられるように
湖岸に打ち上げられるのを
静かに見つめながら
わ ....
                080628



明日は大雨ですから
透明なビニール傘ではなくて
しっかりした傘でお出かけ下さい
天気予報が告げる大雨の予測
雨が降るから傘をさす
 ....
その喫茶店には
時計の音がいつも聞こえていた
チクタクという音とは逆に
時代から取り残された様な
ぼやけたオレンジの明かりの店だった

その喫茶店のテーブルには
温泉の記事の切り抜きが
 ....
街路のはてに
遠吠えの声がたつ
土と風
空が放つ夜のにおい
わたしは月に
月がわたしになる
精霊がつかのまに
生をみせて消える
いまだ
途上なのだ。
眠る前心が不安になるのは
無意識に闇を恐れているから
このまま夜に取り残されれば
僕の世界の時間は止まる

今日まで大きな怪我も無く
平穏な日々を繋いでこれたけど
神様は時に ....
{引用=
ずっとずっとずっとずっと
お天気なんて悪くていい

あたしの頭ん中みたく
ずっとずっと悪くていい

ずっとおそらが曇りなら
俯いて歩かなくたっていいし

ずっと雨がやまな ....
キャラメルが食べたい 苺のシロップがけも
それから、たまにはコーヒージェリーもいいな

こう毎日毎日マクロビばかりではたまらないよ
お菓子の中に埋もれて眠りたい

タイトでひらひらのL'E ....
beebeeさんのおすすめリスト(6566)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
血迷う人の- 西日 茜短歌8*08-7-3
潮騒が撃つ- Rin.自由詩36*08-7-3
月夜と闇夜- プル式自由詩5*08-7-2
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なつかしい猫- 石瀬琳々自由詩9*08-7-2
ハンググライダー- 1486 106自由詩2*08-7-2
- FUBAR自由詩7*08-7-2
お歌と母と赤い痕- そらの  ...自由詩13*08-7-2
混在- Izm自由詩408-7-2
永遠の嵐- 吉岡ペペ ...自由詩108-7-1
「雌」- 長谷川智 ...自由詩8*08-7-1
_不眠- あおば自由詩4*08-7-1
海光- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...408-6-30
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逃れられない- ここ自由詩508-6-29
- 1486 106自由詩2*08-6-29
rAindrop- 北大路京 ...自由詩19*08-6-29
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雨ときどき涙- 緋月 衣 ...自由詩7*08-6-29
静けさを測る- rabbitfighte ...自由詩37*08-6-29
波打ちぎわで眠れない夜に- たりぽん ...自由詩708-6-29
夜と五十音- プル式自由詩4*08-6-29
入水回帰- 朝原 凪 ...自由詩6*08-6-29
_雨の日の庭、傘から聞く風景- あおば自由詩16*08-6-28
喫茶店- プル式自由詩4*08-6-28
- Etuj ...自由詩108-6-28
心臓- 1486 106自由詩2*08-6-28
くろぐろとした唾液はいらない- 因子短歌2*08-6-28
DIET- 西日 茜自由詩8*08-6-28

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