寝てる間に熔けて口いっぱいに溢れた金属のようなチョコレートが嚥下しても嚥下してもしきれない
私の前に横たわる地獄とはそういった種類のものなのです




うたをかくのがすきなんです
おは ....
いっそこのまま
身体ごと
海の果てまで

落ちゆく夕日
きらめく波に
目を細め
静かに
銀の砂浜
立ちつくす

心だけ奪われた
もうすでに消えそうな私は

水平線の向こう
 ....
光は
はじめ
緑の葉の露をはじき
眠る子の
夢をくぐる
やがて
君の眼にやどり
始まりを告げる
その
光は
ふかい深い
闇のなかから
唐突に生まれる
まるで
遠い約束のよう ....
青空に向かうクレーンが指し示す方向に
ハンドルを切りながら
その造形の美しさに目を奪われる

一瞬

アクセルを踏み込むと滑らかに
あまりにも滑らかに加速していく車
陸橋の上り坂をカタ ....
そっとくちづけるかのように
首筋に立てた牙が血液を辿ってゆく
やさしいじかん
一度だけ閉じられたガゼルの眼は
空を仰いでいたけれど
若草は映らなかったに違いない
荒野の果てにいる動物は
 ....
先週末に桜が散ったばかりなのに
あなたは
物置から引っ張り出したビーチパラソル
具合を見たいからと
これ見よがしに拡げてみせる

どうやら使えそうだな

アルミパイプの椅子まで組み立て ....
わたしのウルフが遠吠えをしている
その青い瞳で遠く月を射ってしまえ
群青すべてはオマエのもの

気高き闇の王者よ
森の奥深く老木が生い茂る彼方から
瞬時におまえの気配を感じるとき
わたし ....
それは

川面に映る
夜桜のような

儚い恋だった

瞼裏に残る
桜を
胸にやきつけて

夜桜、
もうすぐ散る
七色の虹

雨上がり
ふうわり浮いて

ここまでおいで
って言っている


追い掛けるけど
触れなかった


七色の虹
全部合わせると光になるって聞いたから


クレヨンで光を作ろうか
白い画用紙の上 ....
うねっても
まっすぐ
ひねくれても
まっすぐ
うっすらでも
まっすぐ
とぎれても
まっすぐ
まじわっても
へいこうでも
からまっても
それは、まっすぐ
降り散る花びらに
かさなる喪失の想い
追われるように生きて
空がみえない

降りそそぐ光に
かさなる明日への想い
叫びをこらえるように生きて
今日がみえない

そして
かけがいの ....
男と出会って記念日が生まれて

男と別れて記念日が無くなって

貼って 剥がされて

シールのように


私に残ったのは

自分の誕生日が刻まれた刺青だけ

誰かの誕生日を
 ....
さあ
一歩前へ

春風がそう言いながら
桜の花びらを携えて
背中をそっと押してくれた


さあ
踏み出そう
鳥籠の中 鎖に繋がれながら自由を夢見るいけない小鳥

ある時神は鎖を外した

いけない小鳥は飛び立った

無我夢中に飛び続けた

花を知り

星を知り

雨を知り

そして ....
まもなく夕焼けが訪れる
傾く陽射しが街を玉子色に染めると
空の木々の道路の色が深くなって
陰影を纏いながら豊かに発色するのだ

 図書館で見かけた風景学の本が気になって
 娘のミュージカル ....
君の、記憶の色をたどり始める


少し暖かくなってきたね、と
それでもふたり半分ずつ
かさなりあって歩いた

はや足のきみに
半歩だけ遅れる、わたし

つないだ手と手


暖 ....
夫の着ていたワイシャツの
袖口や襟元の生地が擦れてしまい

これで会社に行ってはいけないと
わたしが云い
名残惜しそうに夫はそれを差し出した

紺地に白チェックのワイシャツは
今日から ....
弾けもしないのに
ギターを手に入れたのは
歌いたかったわけじゃない
きりりと張られた弦を
掻き切りたかっただけ

切る、
鋭く傷つくだろう
僕たちは

   その境界はほんとうです ....
焼けてきたお肉を器用に裏返してくれる
横の物を縦にもしない性格だと思っていたのに
どうやらそうでも無さそうで

アルコールの度数は低いからと
ビールの飲めない私に勧めてくれた
甘くてとろり ....
あなたの暖かい手につかまれた私の冷たい手

ずっとつないでいると
あなたの優しさが染みてきて
暖かさをよみがえらせる

その優しさは
私全体を包み込み
私を安らかな気持ちへと誘ってくれ ....
いつもの東京が今日は

こんなに綺麗

こんなに切ない



大きな景色の前でまた

同じ場所を探してる



こんなに近いのに遠いんだ…



でも涙の誘惑には負 ....
ればならば にらればなりて らばならぬ
にらにるなれど らばなりがたし
街灯がぽつんと揺らめく夜
私の嫌いな公園に咲く
桜の花を見に行ったことがある

私が眠っていたら
仕事から帰宅した母が
お酒臭い息で興奮気味に私を揺り起こした

お前の好きな公園が
 ....
ひとひら
  ふたひら


黒い水辺の
むこう岸


藍色の闇に
ふわりと浮かぶ


燈籠のような
花明かり


ひとひら
  ふたひら


うろこのような
 ....
さくら 咲いて

遥か山の頂には
あんなに
雪が
残ってるというのに

さくら 咲いて

胸には
こんなに
悲しみが
残ってるというのに

さくら 咲いて
あなたの横顔
あなたの香り
私を惑わす低い声

不器用な指先
じらすような返事

抱き締められたときの暖かさ
私を見つめる視線

自分を見失うほどに私はあなたの虜だった


 ....
水晶のグラスを
シャンパンの泡
昇っていく
ナミダ浮かぶ夜

甘い地平線
求める冷たい雫
使えるようになったんだ
おとぎばなしの魔法

 ディズニーランドのパレード
 ラッキ ....
あの人の
邪魔にならぬよう

あの人に見つからないように姿を隠し
息をひそめ
ただじっと
あの人を感じ
眺めてみる

邪魔をしたくないから

私という存在で
あの人をかき乱した ....
陽炎のなかでゆらぐ
私を呼ぶ声がする
ふりむくと
呼んでいる私がいる

陽が奈落へ落ち
街が色彩をなくしてゆく
すべてが風のながれのなかに消えようとする
きっと思い出されることのない風 ....
ねぇ今どれくらい悲しい?

時が去って
過ぎ去って
失くなって
うずくまって





ねぇ今どんな風におもう?

甲斐なくて
隙間なくて ....
beebeeさんのおすすめリスト(6566)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あたしのものではないこどく- 因子自由詩6*08-4-6
潮騒- こゆり自由詩11*08-4-6
約束- Etuj ...自由詩308-4-6
青空とクレーン- kauz ...自由詩5*08-4-6
チーター- 士狼(銀)自由詩4*08-4-6
気の早いひと- 恋月 ぴ ...自由詩33*08-4-5
ウルフ- 西日 茜自由詩13*08-4-5
夜桜- 風音携帯写真+ ...8*08-4-5
- 舞狐携帯写真+ ...6*08-4-5
とても、ながい- ここ自由詩608-4-5
呼びかけるもの- Etuj ...自由詩308-4-4
シール- sekka自由詩4*08-4-3
さあ!- 舞狐自由詩4*08-4-3
「自由」- COCO自由詩3*08-4-3
玉子色に光る街/風景学の本を借りて- kauz ...自由詩4*08-4-3
桜、道しるべ- こゆり自由詩9*08-4-2
ワイシャツ- よしおか ...自由詩13*08-4-2
国境- たりぽん ...自由詩708-4-1
まっこりなひと- 恋月 ぴ ...自由詩22*08-4-1
そんな1ページ- 舞狐自由詩3*08-4-1
大東京- COCO自由詩3+*08-4-1
いとをかし- 西日 茜短歌7+*08-3-31
夜桜- 舞狐自由詩3*08-3-31
夜桜- 渡 ひろ ...自由詩20*08-3-31
さくら_咲いて- 風音携帯写真+ ...11*08-3-31
ホンモノですか?- 舞狐自由詩2*08-3-30
猫の角が丸いみたいに- 北大路京 ...自由詩19*08-3-30
そっと- 舞狐自由詩4*08-3-30
遠い風景- Etuj ...自由詩308-3-30
笑滅- caleha自由詩708-3-30

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219