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最近の私はからっぽだ
文字は浮かんでは消えてゆく
綺麗にだとかうまくだとか
とにかくそんなことばかり願った

ひとのきこえない言葉を
必死にききとろうと身をのりだしては
からぶりになって ....
やっぱり
わたしはわたしに生まれ変わった

だれになりたかったというのだろう
目覚めた時
わたしを確かめて
そっと手をにぎりしめた

旅を思いだそうとしたのに
もう夢の足跡は消えてい ....
ともだちってなんだろうな

やたらと気になるし
いいことがあるのをみるとうらやましい
正直ねたんでしまう

でも
悲しんでいるのをみるとなんとなく
自分の肌がちくちくする

強引に ....
何度でもやり直してやる
かけてゆく月
満ちてゆくはずの月を
みあげている君と

足りないどうし
でも一緒にあるこう
そういえばマッチ棒は
頭の先から燃えるので
わたしだって
頭から燃えていって歩いてゆきたい

心が大事って
守っているだけじゃ歩きにくいよね

腕だってふらなきゃ自由じゃない

静 ....
いつもなにか足りないまま
また生まれた日をむかえる

どんな意思でうまれたかも
もうどうでもいい気がする

とにかく生きると決めてから
ただしんでいないだけという瞬間も含めて
やっぱり ....
女は鍵をたくさん持っているから
いつも重いのだ

男は
穴をたくさんかかえているから
さみしがるのだ

女は鍵を
男へ差し出さなくてはならない
それがわかっているから
どこか冷めて ....
月がまるで
ひとつ目みたいに にらみつけるんだ

八つ当たりするなと
だって
あたしが悪いんじゃない
言おうとしたけど

雲が一瞬晴れて
ひときわ輝くから 月が

見とれてしまっ ....
母がいたから私がいる
父がいたから私がいる

今日は言えないけど
やっぱりありがとうかもしれない

カーネーションの赤いギザギザが
忘れられなくて
朝起きたって
同じ場所にいるんだけど
夜を経たせいで
遠くまで来た気がする

今日やれることは
昨日ときっと同じだけなんだろう
それでも
がんばってみようかな
そう思った
私は生き ....
あまった時間なんてないのにもてあます
反省なんてしたくないから探す/言葉を

文字にすればゆるされるとおもっている
今が過去になると決めている

明日の自分を想像できるけど
少し夢をみる ....
片足で立っていればぐらぐらする
次の一歩が決まらないから
足の下の景色を
ちゃんとみようとおもった

むかってゆく方向に
風がふけばいいのに
どうしていつも前からふくのだろう
試されて ....
おにぎりは
人のために握っても
自分のために握っても
いいものですね

ぱっと手が熱くなって
はふはふがまんして ぎゅっ

相手のことを考えながら
自分の今日を考えながら
おまじな ....
ハムスターは耳がいい
ささいな音も知っている

がじがじ がじがじケージをかんで
えさよこせ
えさよこせ

飼い主はねむってる
飼い主は怒ってる
飼い主は ナイテイル

やれやれ ....
秋の山肌は
あかときいろにゆれている
思ったより悲しくないらしい

少し風だけが
さみしがりやで
いつのまにか心の中にまで
ふいていた

長袖の人と
半袖の人の同居で
季節のあい ....
自分の言葉にしか安心できない


眠る前に足で毛布を確かめるみたいに
こそこそ
これはちがう
それもちがうと
言葉をさがしてる

想う風景はあるのに
言葉がでてこない

一人だ ....
なんとなく
なんだかな
って 思えるぐらいの
距離にいたいな


そうすれば
てを当てることも
そっとしておくことも
できるでしょ

大丈夫だよ
あなたの手がそういったら
眠 ....
コトバの意味がワカラナイ
知らない国のメロディ
不思議にキモチがおちついてくる
きっと子守唄だから

ママみたいな
パパみたいな
やさしさ きっとそれが星の温度

気まぐれなあたしも ....
老人ホームでは
いねむりするひとが多い
あっちで うとうと
こっちで こっくり
いっしょうけんめいに
ねむっている

そのしずかな風景は
さなぎの待機のようだ
白い髪にときが重なりあ ....
夢みるために生きている
ひとは

かないそうもないといいながら
かなえたくてたまらない

うたうためにうまれたひとと
きくことにすぐれたひとは
空間をうまくシェアできる
かげをつれた ....
いつから声を出さずに
泣くようになったのか
赤ん坊の私は
なににも遠慮せずに泣いただろうか

夜だけが変わらず
くらいままにそこにある
明るい朝を
体内に隠しながら
すべてを覆って
 ....
悲しむことは
私にとって一番たやすい
同じ列に苦しむもあるけれど
それは
くらべての話しになって
後味もすっきりしない

さめざめと泣いて
シャワーや霧雨みたいに
すずしくなる効用が ....
やる気スイッチ
押しすぎて壊れちゃった

水をやっても動かない
強く押しても
かたりともいわない

困ってしまって
優しくしても
今さらなんだと横むいてる

走らなければ
間に ....
今日の新聞の隅々まで読む
いまここでなにが起こっているのか
私の足元を確かめる

外に出て
花に木に雲に空に
あらためて挨拶をする

ありがとうと
よろしくを

私 うまれたよ
 ....
最後まで赤くならなかったトマトが
意地はって
枯れた茎にひとりぶらさがってる

青く固く
だけどひかって太陽に照らされてる

お前の気持ちもわかるよ
横目でそうおもった

柔らかく ....
田舎はかびくさい
亡くなった人のバイクが道筋に置かれたまま
それになにも言わずに暮らし続ける
庭の木は森のよう

思い出の中にもどされ
教室の落書きみたいに
なぞられる
そんな存在にな ....
幸せの反対は
なにもない ということ

うれしいことも
くるしいことも
なにもなければ 私は
生きているのだろうか

見覚えある花が綺麗に
咲いているのに 思い出せない
名前をいい ....
海がわたしたちを生んだの?
わたしたちが海を生んだ気でいる
飼おうとして噛まれた手が痛む

波はなにかを
探しているから
常にかきむしって
大地をけずってゆく

砂浜が綺麗に
みえ ....
一番信じられないのが自分なら
その
自分を信じてくれるあなたを
信じてみよう
そう思う朝

理由を無理に探さずに

あなたを信じる自分を
少しだけすきになろう

あがる温度に
 ....
親しい人が逝くとき
声にはなりません

時間がまきもどり
自分が小さくなります

ああすれば
こうすれば よかった
と 頭をかかえたくなります

静かな夜になると
星や月がそっと ....
beebeeさんの朧月さんおすすめリスト(101)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ことばさがし- 朧月自由詩614-10-23
最初の景色- 朧月自由詩414-10-5
となりのあんた- 朧月自由詩514-9-15
月にむかって- 朧月自由詩314-9-8
マッチ棒の行進- 朧月自由詩414-8-24
生まれなおす日- 朧月自由詩814-8-20
鍵を守る女- 朧月自由詩314-7-25
ひとつ目月- 朧月自由詩314-5-15
柔らかなギザギザ- 朧月自由詩414-5-11
あるきだす- 朧月自由詩414-5-9
きめごと- 朧月自由詩414-4-21
風は前から吹いている- 朧月自由詩712-10-9
魔法のおにぎり- 朧月自由詩512-10-6
ハムスターは耳がいい- 朧月自由詩912-9-29
夕焼けの海- 朧月自由詩1412-9-27
風がうたう夜- 朧月自由詩912-9-17
しずかなおもい- 朧月自由詩7+*12-9-15
どこかの国の子守唄- 朧月自由詩712-9-9
しずかな午後- 朧月自由詩9+*12-9-5
いい夜の空- 朧月自由詩1712-8-28
ねむりの粉- 朧月自由詩512-8-28
夜の過ごし方- 朧月自由詩312-8-26
壊れたスイッチ- 朧月自由詩412-8-23
誕生日の朝- 朧月自由詩612-8-20
小さい時には青い服- 朧月自由詩312-8-18
帰省中- 朧月自由詩712-8-13
あるという幸せ- 朧月自由詩312-8-12
海のさがしもの- 朧月自由詩612-8-7
しぜんたい- 朧月自由詩412-7-31
さようならの夜- 朧月自由詩512-7-28

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