円型劇場を模した半円状の空中庭園
切り取られた空も等間隔に並ぶ樹木も
思わせぶりだけど何の意味もなくて

ただ造形の美しさだけを求めたもの

こんなところで超芸術に出会えるとは
それが証 ....
オブラート越しの太陽は、微笑むこともなく、泣くこともなく
初夏の陽気だと告げられた皐月上旬
見た目よりもぬるい朝は、パーカーを置きに帰る気力をも奪っていく

パーカーにモッズコートを重ねたゆる ....
幼い頃に描いたフラミンゴの親子は
最初から最後まで綺麗なピンク色で
6と4の形をしていた

あれは間違いだと知った今でも
フラミンゴはピンク色のまま
美しい脚で佇んでいて



{ ....
悲しさや
つらさや
淋しさは

忘れたふりをしては
いけません


心の奥底に
オリとして
静かに存在しつづけ


爆発する日を待っているから
ボクらの世界は相変わらず何も変っちゃいないさ
キミ、ボクの声がきこえるかい?

選ばれていったキミ、闘いの日々だというじゃないか
大丈夫か?体など壊していないか?
誰よりも強いキミのことだか ....
最終電車の反対側の席に座る
ペアルックのカップルが羨ましくて
遊びつかれて眠るふりをして
貴方の肩にもたれかかったんだ

間近で聞こえる貴方の吐息
肌に伝わる心地好い体温
電車が止まるま ....
曖昧な言葉
すれ違いの感情
高速のヘッドライト
僕の影を斬った

曖昧な毎日
掠れてく声
切り出しかけて
言葉を飲み込んでいた

もう出会う筈のない誰か
もう出逢わない&quot ....
悲しみを表す言葉を並べて

悲しみの詩が出来たら

その悲しみは意思をもって

そっと旅立っていく

そんな気がして

僕は少し嬉しくなる



喜びを表す言葉を並べて
 ....
なんでもいい訳じゃない

赤を示す日もあれば
白い日もあり
紫が輝いてみたり

ビロードの日もあれば
綿だったり
ナイロンだったり

山だったり海だったり
女だったり男だったり
 ....
恋なんて
忘れちゃったの

毎日 床に雑巾かけるのが忙しくて

ウキウキなんて
忘れちゃったわよ

毎日 庭の草むしりが
忙しいの


ワクワクなんて
もう忘れちゃった

 ....
林檎がふるえている
暗い海の底で
ヒリヒリする電波を発しながら
傷んだ痕をさらしている


林檎たちがふるえている
共鳴しながら
いくつもの透明な触手を
スルスルのばし
痛みをそっ ....
思いつめていた
ぼくは

天界と地上を
さまよう
こころの中で

これ以上は
もう
これ以上は

猫は
ぼくのそばを
離れない

死の匂いを
嗅ぎとって

窓からは ....
お愛想だと判っていても
みょうな期待を持たされてしまう

口ぐせなんだよね

未来と繋がっているようで
繋がってなくて
この連休の天気予報みたいに当てにならない

悪気なんて無いのだ ....
足がかゆい

ばりばりと
かゆいあたりを
かいてみる

痛みはもとより
触れても分からないはずの場所がかゆい

きっと
ナイフで切り付けても気付かないであろう足の一部

神経が ....
まだ小さな子供だった
覚えてるよ、小さな手




春は桜
夏は蝉の鳴き声
秋は紅葉
冬は粉雪

この道を365回通る頃には
私の身体も大きくなった

君の一年は私の5年
 ....
誰も知らない塔の最上階に
僕たちはいつもいた

その部屋は『時間の部屋』と呼ばれ
窓からの景色は
天も地も人も時間も
すべてが見渡せた

僕たちはいつも3人で
僕は皆から『過去』と呼 ....
両手でくるぶしを隠そうと試みるんだけれども
隠し切れないんだ
俯いたまま
手を交差させて触れようとしてみるんだけれども
わたし、いつの間にか三角座り


外側をどうにかうまく隠そ ....
かあさん お母ちゃん
随分ご無沙汰でしたね



自分が辛い時にさえ

「もう、だいぶよくなりよるで・・心配いらん」



本当は飛んで行って

何でもしてあげたかったのに
 ....
ブランチのあと熱くなったお腹のせいで眠くなり
わたしは靴を脱ぎ捨てました


ミネラルの風に小さな貝殻が舞い
カラカラと海の風鈴は虹色に透けました
それと素足にさらさらと乾いた粒ら。o・* ....
{引用=(身体がふたたび目覚めはじめる)}

窓の内側
さわやかな風が
やわらかいレースの
カーテンをひるがえす
初夏のひかりが
まぶしすぎた

屋根の上
反射する水面の
ゆれる ....
光は満ちてゆく
花のような小舟を浮かべて
ふたたびの光は寄せてゆく
まだ浅い夏の水際に


片足を浸して眺めるだけだ
ドアを細めに開けて
そっと知られぬように
飛び立つ小鳥を慈しむよ ....
雨の中に鯉のぼりがいて
彼らは空を飛ぶことしか知らない
だけど、濡れた体を揺らしてみると
遠い昔を思い出したみたいだった
青い空を飛ぶよりも
うんとなめらかに飛んでいた


***
 ....
前歯でがりがり
おなかを削るように鳩サブレを食していたら
怒られた
ほんとうは
笑ってほしかった
海岸線のガードレールでもなく
尾根を越えていく高圧線でもない
届こうとするものは
いつも不完全で ただ
どこか、まで続いていく

アルシオネの円周でも
火星が結ぶ軌道でもない
繰り返す ....
“escape”
当たり前になった日々
わずかばかりの傷と
大げさな被害妄想を
繰り返し繰り返し並べて
“pride”という線を
綺麗に描こうと必死だった



“It's giv ....
彼は、わずか17歳でテントにガスを充満させて自殺した。あまりにも計画的な死の、報道では知り得ない事実。彼のすべては電子回路の詰まった1台の箱の中にあった。こどもの日の今日、あの山に慰霊に向かう人々がい .... 長雨をもたらした群雲の涯にかかる桟橋

漕ぎ出せば容赦無い光の海原

破線の僕の輪郭はより不確かなものとなって

影は灼けたアスファルトに縫いつけられる

光と影は背中合わせの白と黒  ....
ぶらぶらと

行くあてもなく


ぶらぶらと

輝く夜景を眺めながら

なんとなく

ぶらぶら
気付けば夜景の中に


ぽっかりと
穴の開いた心に

街の灯りが染み ....
飲みながら近況を話しても五下りほどで終わってしまうのだった

いかに平凡であるかを思い
いかに彼らと掛け離れているかを思う

仕事の話も
子供の話も
まるで持たず

景気の話も
話 ....
ねぇ君
過去の出来事で
くよくよ悩むのは止めようよ



今日という日が
すべての人にとって
これからの未来の
最初の日だとしたら



きっと君は
貴重な経験を重ねた分
 ....
beebeeさんのおすすめリスト(6566)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
超芸術- kauz ...自由詩5*08-5-10
期待外れの曇り空- chick自由詩3*08-5-10
フラミンゴ- 士狼(銀)携帯写真+ ...5*08-5-10
ふつふつと- 舞狐自由詩5*08-5-10
シリウスの海- 西日 茜自由詩10+*08-5-10
fragile- 1486 106自由詩3*08-5-9
流星- 相羽 柚 ...自由詩7*08-5-9
沈黙の奏- COCO自由詩19*08-5-9
出産- 舞狐自由詩7*08-5-9
春の魔法- 舞狐自由詩2*08-5-9
IT_Apples- 渡 ひろ ...自由詩18*08-5-8
あの水平線まで- 風音自由詩708-5-8
「また今度」なひと- 恋月 ぴ ...自由詩19*08-5-8
ささやかな肉体の抵抗- 舞狐自由詩5*08-5-8
グッバイ、人生!- 三奈自由詩5*08-5-8
時間の部屋- sekka自由詩7*08-5-8
さらけ出せてしまえばよいのに- 春日自由詩3*08-5-7
かあさん- choco3594自由詩108-5-7
TWO_DOGS- 西日 茜自由詩3*08-5-6
青の深呼吸- こゆり自由詩15*08-5-6
水際、まだ浅い夏の- 石瀬琳々自由詩9*08-5-6
五月(さつき)- 小原あき自由詩13*08-5-6
生平- FUBAR自由詩8*08-5-6
ツォルキン・ステップ- たりぽん ...自由詩20+*08-5-6
チャレンジ- 見崎 光自由詩108-5-5
現実- 西日 茜散文(批評 ...3*08-5-5
- 沙虹自由詩608-5-5
なんとなく- 舞狐自由詩8*08-5-5
同窓会- よしおか ...自由詩5*08-5-5
今日という日- Honesty自由詩11*08-5-4

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219