暑いのきらい いら
汗かくのきらい いら
残りひとつ
いら 三つで
あのひと爆発

扇風機にあーってやって ほう
かき氷で頭きーんってさせて ほう
残りひとつ
ほう 三つで
あのひ ....
君と僕の
柔らかすぎるところは
交わりやすくて

忘れているわけじゃないけれど
柔らかすぎるがゆえに
止まることができなくて

傷ついたと言われるまで
君に言葉を投げてしまう

 ....
陽射しが暖かさを含み始めた
ある朝の斜光の細めた瞳に
真綿を摘んだ


のせられていく色と
頼りない呼吸
指折り数えた銀世界の掟を
誇らしげに靡かせて交合する


穏やかな春日に
零れた光
それはそれ ....
たった
一つの愛しみを
抱いて
思うところを
見つめ
寄りそう人の
片時


ほほ笑んで
いる
貴女の
握りしめた
左の手の
小さな 小さな
種に
なりた
 ....
この栓を抜いたら
この水は死ぬ
この栓を抜かなかったら
この水は死ぬ




私には関係がないことなので
チェーンにかけた人差し指をくっと曲げて
生まれる音をききながす


 ....
その花は
すっくとたっていた

しなやかに
凛として

あてのない
散歩に出た
私への

まるで
道標のように

「こんな風に
生きてごらん」
花は
そう囁くかのごとく

その花は
すっくとたってい ....
いまあたしは ふたりのおとこをすきでいる
そんなことはありふれたことにすぎないが
あたしには おおきおもすぎてはちきれそうなのだ


 まるいゆびのさき おおきくない て
 ち ....
{ルビ山菜=やまな}摘み 岩清水にて 菜を洗ひ
水小屋入りて 蒸し煎じする

トントンと 微かに叩く 音すれど
何人おらず 風の{ルビ音=ね}なるか

煎じ薬 竹筒詰めて 持ち帰る
真暗 ....
夕方
ベッドで
横になっている

台所からは
母の立ち働く
音が聞こえる

サクサクいう
包丁の音

ガスレンジをつける
チッチッという音

何か炒める
ジャッという音
 ....
なんて
青い
空なんだろう

なんて
心地よい
春風なんだろう

美しき木々
遥かなる山

この世界は
美しさに満ち満ちて

気怠い午後さえ

まるで
アクセントのようで

なんて
素晴らしき
この世 ....
自分の身勝手から
すべてに放り出された男

孤独と挫折を繰り返した
男の左手首には
すべてを終わりにしたかった
一本の深い傷跡がある


何も聞かず
何も言わず


後ろから ....
近づいてはみるけれどすべては許せない体育座りでまもる心臓


異物という有色世界に混じろうか溶けきらないでよハッカドロップ


終わらないはずのよるが終わるならあたしはきみよりもっと淋しい ....
この箱の色は メンソール
緑色とくりゃ メンソール

吸って スッとして
吐いて ハッとして




ニコチンマン ゴーゴー
ニコチンマン ゴゴゴー

 ....
まだ
ほとんどの人が
眠りの中

早い朝は
静かに静かに

小鳥たちは
もう起きている

テーブルには
茹で卵が積み上げられ

昨日作ったスコーンが
口をあけて
笑ってい ....
ある朝
寝ぼうした
とりさんは
ふかふかの羽根にくるまれた
とりさんは
夢ごこち
あっちへふわふわ
こっちへふわふわ
風にとばされてしまわないか
ボクは気が気じゃないよ
夢ごこちで ....
先端へ向かう
先端にはぎりぎりの刹那がある
意識の
肉体の
先端には果てしない落下への幻惑がある
ありふれた机の先端にさえ
底知れぬ奈落がみえる
先端の先へさしだすのは祈りだ
それが無 ....
わずかに残る雪の側で
ひっそりと春を告げる花
小さく纏まってゆく姿に刹那を抱き
精一杯の可憐を刻む


この雪の
命と共に消える花
残された時間を数えるような眼差しで
そっと寄り添い咲いている


繰 ....
雨にかすむ
はなみずき

だんだん
あたりも暗くなって

今なら
泣ける
気がするの
あらゆる方向から放たれる光の線を
波には乗らず
その透明さを感じながら
髪をなびかせ
駆け抜ける

ひたいの汗
ぎゅっと握りしめた手からは
こぼれ落ちそうな
ちいさな希望のかけら
 ....
{引用=気がつくと私は朝食を食べていて
ちょうど大根の葉の炒め物を乗せたごはんをお箸で持ち上げようとしたところだった}


突然ですが
はだしの生活を始めて
そろそろ3年になります
コン ....
なんでこんなにさみしいかなだれかわたしをさらってください


さよならにまだ泣いている心臓がきみを思ってとくとくとなる


水分を全部きのうに連れてってきみの涙を消してあげるよ


 ....
桜の淡さ
光陽に咲く
冷たさを残す入り口で
若葉と戯れる春風は
蕾の鼻先をくすぐった


弾ける音が聴こえてきそうな
澄んだ青空の下
起きているのか眠っているのか
定かではない雲と ....
ゴスロリっていうのかな
そんなフリルのたくさん付いた服
一度くらい着てみたいけど
「おばさんの癖して…」
あなたに言わてしまいそうだし
そんなの着れる歳じゃないことぐらい判っている

ふ ....
絶望で計ってはいけない
希望で計ってもいけない

私たちのうごめく場所は
あるいは
私たちのもがく場所は
もっと混沌として
もっと崇高な場所なのだ

もし計らねばならぬとしたら
そ ....
いつか 私は夜で

星の鼓動を抱いては太陽を想った

いつか 私は昼で

鳥の歌声を聴いては月を想った


いま 昼と夜は交わり黄昏になる


見上げれば見覚えのあるアゲハチョ ....
こんな夕暮れは
たまに
たまになんだけど

あなたに逢えることが嬉しくてしかたなかった頃の私が戻ってきてね

ふたりで駈け落ち気分で出かけた場所を思い出すの


嬉しくて切なくて
 ....
昔 父さんが庭の木に作ってくれたブランコに
僕たち兄弟が並んで

そうやって
毎日 そうやって暮れるまで

永遠に思えるような時間を過ごした

季節が変わるたびに
短くなっていくのだ ....
こんがりと焼けた茜に
今宵あなたとニコーラへ

とろりと滴るバターの琥珀
バジルで装うゴルゴンゾーラ
ギンガムクロスに灯るオイルランプが
ゆらゆら ゆらゆら ゆらめいて

窓から見える ....
なまえ、ください。




道路の上に横たわる、かぞく
駆け寄った。悲しくて、悲しくて。

もう、しんでいるのでしょう?
あぁ、どうかこれ以上
ひかないで、踏まないで

魂は、 ....
猛禽がやたら低く飛んでるな

  なのはなにしずかなあめ
  なのはなにしずかなかぜ

桜の花びらに埋もれた
側溝のたんぽぽ

   散って舞う風流よりも
   舞って発つ、汚れても ....
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