山のあなたに辿り着き
人生全部吸い込んで
空に向かって叫んでみたら
先っぽ なぜか膨らんだ
どういう訳か膨らんだ

いつまで経っても捌け口は
見えぬ病のその先に
空に向かって叫んだら
 ....
いつまでたっても電信柱のようにたっています
恋は百万遍すどうりしてほかの誰かをむすんでます

それでもけっこう嬉しかったりするのですが
もうちょっといい脇役にもなりたかったりして

ギ ....
肌を濡らした水辺で
黒鷺の下に犀が立っていた
汗を流すことの
大切さは
父親が教えてくれた

輪島塗の小さなタイピンを
わたしの不注意で
無くしてしまった

9時をすぎても帰ってこ ....
孤独はあたたかい
闇はあかるい
しずかに私をつつみこんでくれる
そしてその中で胎児のように眠るのだ

罵倒や嘲笑・裏切り・暴力
全てから私を護り
私の存在を否定しない
理想的な母親のよ ....
                   120823


ふと考えた
藪から棒に驚いたのさ
藪から小綬鶏が走り出し
頭上高く飛んでったのさ
突然のこと
驚かしたのは当方の無頓着な歩行
 ....
やる気スイッチ
押しすぎて壊れちゃった

水をやっても動かない
強く押しても
かたりともいわない

困ってしまって
優しくしても
今さらなんだと横むいてる

走らなければ
間に ....
粘膜、殻です。
頭のふたつある蝸牛、忸怩たる思い。
じょうろ、ぶらんこ、あいろん、きれいです。
泥濘と透明のまたたき、晩夏にのみ許される不穏。
あ、え、い、を、ん。
不細工な男の ....
息の吸いかたも

息の吐きかたも

忘れてしまった

私は愛しき敗残兵

顔の作りかたも

その戻しかたも

忘れてしまった


夏が逝きます

今度こそ

言葉 ....
外だ
飛び出してみれば
黒いはずの木の外際に
粘菌がかかれてた

決めた
そう思って辺りは暗く
誰の虫の音も聞こえない

分かった
これは
意味のない白線引きの
後を追いかける ....
山ぶどうに覆われた丘陵地沿いに車を止め
アキアカネの静止
止みきらない雨
昼から夕へ傾むいてゆく
キリギリスたちの単調なコーラスに
ヒヨドリの絞り出すような歌声が響いていた

この辺りの ....
蟻だ
物凄い数の蟻だ

僕は
涎を垂らしながら
テレビのニュース映像に
釘付けになっている

パレードだ
角砂糖の数珠繋ぎだ

僕は
指をくわえながら
熱狂と陶酔の蟻の行 ....
{引用=



海のむこうは
まだ 昨日という夜のやすらぎのなか
夏の 陽をすった赤い顔の子が眠る


男の顔をしはじめた お前の
ベッドのはしに座れば 薄暗がりのそこは、
青い ....
大輪のピンクの朝顔咲きにけり

ショパンのピアノ・コンツエルト窓のゴーヤ

家族の絵沢山飾り晩夏の日
リーン リン
リーン リン
星達が銀色のベルを
ほんのり微笑みながら
揺すり始めましたのは
真夜中3時頃のことでした

星旅をしに来る人々を
快く招きます
遥かとおい頭上から
見上げる人々すべてに ....
ゆりうごかす

ちいさなころのぶらんこ

きもちがふわりと

あざやかな

こころのいろ

やわらかなまるみ

ふうせんになって

ふわりふわりと

うくうくよ

 ....
 人文

定期的に
何故なのかは知らないが
四年ごとに人体の精鋭が集い
ポテンシャルの極限を競う
資質に研鑽を重ねてのしあがって来た
いわば英才だが
鍛えるだけ能力が伸び
最も努力し ....
若くして世を去った歌姫よ 
あなたの面影が今も振り続ける 
夢の旗

透きとおったその手と 
肌色のこの手で
握りしめ 
精一杯、振り続けよう 

一つになった僕等の魂は輝きを増し  ....
ひとがすべてを運んで来る

花を咲かせるいつかその日に

すべてはあとからついて来る

ひとがすべてを運んで来る


強がったり

じぶんを信じたり

トラックの助手席で

風を受けながら

おまえの ....
藪虱一秒前は過去のこと

鯊釣や猫の顔した太公望

気がつけば赤坂サカス今朝の秋

色褪せた虎の法被や秋に入る

鬼灯や一歩一歩が嘘となる

竹島は島根県だよ笛ラムネ

鬼灯の ....
『われなんじの行為(おこない)を知る、なんじは冷(ひややか)にもあらず、
 熱きにもあらず、われはむしろなんじが冷(ひややか)かならんか、
 熱からんかを願う。』《黙示録》
           ....
まるでぱっとしない南のそらの彫刻室座
でもそれは深宇宙への小窓でもあるらしい

かつてない鮮明さの神の領域が
彫刻家の仄暗い室内に展開されてゆく

ひかりと闇の融合が
可視光の色調の変化 ....
あたしに咲く

ムラサキノハナ

いいかげんなやさしさと

今だけのしあわせと

信じることはいいことです

だけど

不安だらけの穴ポコだらけの

ほんとのあたしのこころ ....
熱射を吐き出してしまった夏は
老いて死んでいく
鎮魂歌を捧げられながら

あれは一時のめまい

傾斜する意識が
さらに勢いを増して
海の底に沈もうとしている

戦場に散った無名戦士 ....
ハローワークに行ったふりをした帰りに
そうえいばキムからの着信があったなと
スリーエフの交差点で電話したら
おばさんが出て
ミキくん、ブログの作り方を教えてというので
一体あのババアが何をイ ....
焼けた砂浜を
飛び跳ねるようにして
海へとかけてゆくこども
裸足の裏がじりじりと焦げる

ポップコーンが無鉄砲にはじけて白い入道雲になる
どこまでいってもたどりつけない水平線
追えばどこ ....
脂喰い猿

彼らに鉱物性の脂を喰わせた

OPECのスペックは
その金でボール遊びに大金をつぎ込む
あの黒い大地という偏見に人攫いを雇い

人攫いにオファーされた子は
契約というリバ ....
この、朝からくそ暑い共通世界において
社会化された集団的生命過程の私は
繁殖と
ささやかな財の蓄積のためにペダルをこいでいる
見上げれば空虚な青空
反発的な日差しが剥き出しの肌を焦がす
今 ....
今日の新聞の隅々まで読む
いまここでなにが起こっているのか
私の足元を確かめる

外に出て
花に木に雲に空に
あらためて挨拶をする

ありがとうと
よろしくを

私 うまれたよ
 ....
一日のうちで一番好きな空はいつですか
それはどの季節の
どの場所で
どちらの方角ですか
天気は良いのか、悪いのか

でも

本当は
天気に良いも悪いも無くて
雲が多かったり
雨が ....
土の匂いがした
草の匂いがした
木の匂いがした
日陰ばかり歩いていたら
人間も虫になった


鳴くこともできず
飛ぶこともできず
交尾の仕方もわからず
それでも人間は
虫になれた ....
beebeeさんのおすすめリスト(6566)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さきっぽ- ……とあ ...自由詩16*12-8-23
いつか詩人になれるなら- 梅昆布茶自由詩2412-8-23
frozen_river- mizunomadoka自由詩112-8-23
あたたかい孤独の中で- れもん自由詩912-8-23
抜群- あおば自由詩9*12-8-23
壊れたスイッチ- 朧月自由詩412-8-23
わたしはあなたにとって慈悲深い存在であるという証し- 青土よし自由詩212-8-23
私の愛しき敗残兵- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-8-23
090712- mizunomadoka自由詩112-8-22
境目も変わり目もなく_ただ足音が響くだけ- ただのみ ...自由詩14*12-8-22
パレードには行かない- nonya自由詩29*12-8-22
Birthday_Card- 月乃助自由詩12*12-8-22
夏のなごり- 生田 稔俳句612-8-22
泳ぐ星たち- マーブル携帯写真+ ...6*12-8-22
ぶらんこ- 灰泥軽茶自由詩4*12-8-22
オリンピック考_1- salco自由詩3*12-8-21
夢の旗_- 服部 剛自由詩212-8-21
弱い俺だから- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-8-21
俳句2012_8月中旬- 北大路京 ...俳句10*12-8-21
火傷- HAL自由詩4*12-8-21
彫刻室座のよる- 梅昆布茶自由詩1412-8-21
ムラサキノハナ- じじ自由詩18*12-8-21
不可逆- 乱太郎自由詩25*12-8-21
都営団地の屋上で- 馬野ミキ自由詩1712-8-21
あの夏- そらの珊 ...自由詩10*12-8-21
脂喰いザルの正義- ……とあ ...自由詩8*12-8-21
人間の条件- メチター ...自由詩2*12-8-21
誕生日の朝- 朧月自由詩612-8-20
朝の即興詩- rabbitfighte ...自由詩212-8-20
虫の季節- yo-yo自由詩712-8-20

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