すべてのおすすめ
闇
から病んで臥せっていたはずの姉さんが這い出てきた
北の海はすっごく寒かったんだから
カラカラと寂しい音が喉からして
手で青を掴んできたわあんた青が好きだったでしょう
ショウの途中で姉さん ....
り 束
飾 アクテシオン 花
羽 の ....
クレープをキスのようだとのたまった
家出だよジャージをはいていないもん
ソニプラで見初めた彼氏プラスちっく
爪の色みんなちがってみんないい
花子たちなんかフラワ ....
(ここでは宇宙をスプと言います)
最前列右の左のスプを見た見たもの全て衛星で死亡
(ここでは宇宙をンと言います)
ンの声がロケット破壊しつくしてβ・γ線上の{ルビAir=アリア}
....
「杭 1」
杭を打つ
鍵の形の
杭を打つ
今、一万本打ち終わった
コーン コーン コーン コーン
からっぽのあちらこちらに響いている
杭を打つ音
吹く風
さざ波
....
ムーニールーがありんこを相手取って
裁判をしているころ
お日様は林檎を
真っ赤に染めて
林檎はムーニールーに食べられるのを待っている
カタツムリが雨の中
小さくくしゃみしたけれど
ム ....
目を開いたまま
ぶったおれ
何が見えた?
あかいふうせんがどうんどうんとそらへそらへと侵食してい
き
ました
丘に寝そべっていた少年が
組んだ足の先で 空を横切る電線を踏む
と
はりつめていた空は ぴりりと裂けて
へき開し
裂け目の奥からふうわりと
薄紅や
橙や
菫色の花びらが
うっとりと目 ....
自分の詩作について、思うことです。
○伝えること、表現すること
「いかに多くの人に、うまく伝えるか」と「いかに自分が満足できるように、うまく表現するか」は対極にあると思うのです。
伝える ....
1998年5月8日午前3時29分45秒に到る少し前、
S・・・は、冷蔵庫から卵を取り出して、それを持って走った。
S・・・の部屋の電話が鳴る。
Q・・・は空を見上げて、上空の風が強いことを確認し ....
だらりと舌を垂らした犬が
くわえていった
無限に広がる雨音の中で
たった一音が残った
炎を見つめて乾いた暁の頬を
夜が照らした
葉脈を流れる冷たい水が
樹 まるごとであると知 ....
振り向くと沖に知らない人ばかりになってこわい
貝の表面についてる回虫みたいな模様がこわい
高波が何でも持っていこうとするからこわい
クラゲが知らないうちに沢山わいてこわい
あが ....
つぶやきみたいなものです。
○私にとっての詩
私にとって詩は、言葉で表せないものを言葉で表してくれるありがたいもの。
表せないものってなんじゃ・・・小川に素足を浸した時の、「あの感じ ....
ある時あなたが産まれた
あなたを抱いた看護婦さんは
「わあ〜やわらか〜い」
と、とても暖かな気持ちになった
ある時あなたは小さな子供で
あなたのまるいほっぺたを見たおじさんは
「ああ、 ....