当時家はとても貧しかった。
父は私が産まれてすぐ他界した…
女手ひとつ‥母は地獄を観た。

思い出す‥
あれはクリスマス時期だった…
夕食の買い物、幼い兄弟の手を引き近くのスーパーに出 ....
正月を飾ること
それは時を飾ること
できるだけ綺麗に
できるだけ美しく
飾ってあげたい

正月を飾ること
それは時を迎えること
できるだけ広く
できるだけ多く
迎えてあげたい

 ....
仕事納めの年末に 
1月から他部署に移動するAさんと 
老人ホームの風呂場を{ルビ掃除=そうじ}した 

「 わたし家では掃除なんか
  ろくにしないんですよ〜  」 

とにっこりほほ ....
あなたがその手の中に包んでいる
小さな小さな光が
私に大きな勇気をくれたから
ありがとうを伝えたいの

あなたは私の見えない物を見て
少し笑いながら手を伸ばすから
私はただ
どうしたの ....
終わりが見えないほど
想い続けた夜のこと
私の中で舞踏曲が
鳴り始めます

もはや私のためには存在しない
あなたも一人の人間であることは
間違いないのです

だから私は人間にではなく ....
星の言葉 降る降る
空の端から

投げかけられた 放物線
かすめていったひとかけら
こぼれて描いた その軌跡

ほんの少しを呼吸して
小さな夢を叶えるために
届くといいな 流 ....
小さく微かな星の灯が
大地を照らすこの夜に
何も語らずその時を
佇むのみでいい

ゆっくり流れる川の音が
足音とともに響いてる
何も考えずその場所を
歩くのみでいい

その時にしか ....
部屋のど真ん中
椅子の上に突っ立って
震えている
それは
外に雪が降っている
からでもなく
あなたが帰ってこない事に怯えている
からでもなく
この後の修羅場への期待でもない

すぐ ....
茜色の夕陽が沈んだ
輝いた今日は地平線の彼方

夜の帳が下ろされて
明日の舞台の準備が始まる

もうすぐ今日が終わりを迎える
昨日は今日の別名でもあり
明日は今日の別名でもある
そう ....
ご用納めの日
いつものように
あなたのいる病院に行く。

いつものように
ねじまがったスプーンを
ふたりで使い
あなたの口に
夢を届ける。


あのね
今日、ご用納め
な〜ん ....
氷のような風が
朝からずっと吹いている
体を凍らせて
心を縮ませて
地面を向いて歩いている

でも見上げれば

海のような空が
朝からずっと広がっている
体を伸ばして
心を開けて ....
風の中

春の知らせを
待っている
窓ガラスにくちづけを
吐息がこぼれたら
やさしいあのひとの時間
ミルク色の月に
紅茶をこぼして
頬を寄せて眠るひざまくら
好きといって
嫌いといって
憎むといって
どうか
眺めているだけで
かまわないのに

こんな私には
届くはずもないのに

どうして
歩き始めてしまったのか

カラカラと
空回りする虚しい時間

どうか
邪魔をしないでください

どうぞ
私を行 ....
人は
可能性がある限り
その可能性を信じ
どこまで行けるのか
力尽きるところまで
走り続ける

人は
未来がある限り
その未来を信じ
どこまで望めるのか
見通せるところまで
進 ....
静かな湖面に
あなたとわたし
ふたりきり
いつもは感じ得なかった
あなたの男らしさを
ちょっと見直してみたりして
(フレアミニなら喜んでくれたかな
季節はずれの湖面に
あなたとわたし
 ....
3.141592…
そこから先を僕は知らない
割り切れないと知りながら
科学者達はは計算を続ける

小田原駅で別れた彼女
その後の行方を僕は知らない
もう二度と会えないと知りながら
未 ....
ピンセットを手に取りあなたの棘を
丁寧に一つずつ抜き取ると
小さい棘がこんなに痛みを作るなんてと
不思議がるあなたの手にはたくさんの棘

気がついているのでしょうか
私の体を抱く度に棘は刺 ....
いつまでも いつまでも 完成しない絵があるんだ
色を塗っては剥いで その繰り返し 毎日毎日


いつまでも いつまでも 完成しない絵があるんだ
それは空と海と人とが必要で その繰り返し 毎日 ....
深い谷に橋を架けよう
向こう側へ行く 旅人のため
大きな川に橋を架けよう
渡し守が 今以上傷付かないように

こちら側と向こう側があって
渡るための橋が架かる
どこにも属さないそこは
 ....
旅をしたい
計画のあるものではなく
行きたいと思った時から
電車に乗っている
どこで降りるのか
わからないけれど
どこか遠くへ行ってみたい

旅をしたい
目的のあるものではなく
感 ....
カーテンを開けたら
光の子どもが入って来て
小さな可愛い声でいいました

『おはよっ』

「おはよう」

私は込み上げる笑顔と共に
うーんとせのびしました

朝です
  
久しぶりの
雨の
窓叩く音が
私を招く

人影もない
真夜中の
常夜灯に雨は
照らされて
絹糸のように
白く光っている

時折過ぎる車の
雨の飛沫が
耳を掠めて
 ....
壊れた部品のお取替え
旧式だから全替えです

いろんな思い出もあるでしょうが
バックアップはとっていますし
どうせ代わりはいくらでもいますから

実際として
彼は死んでしま ....
 息を飲む
 この瞬間にもハイエナは
 俺の蜜を奪おうと目を光らせている
 人と人との出会いの物語
 いずれエピソードになり
 別れが待ってる
 一粒の涙を残し
 静かに愛する人と過ごせ ....
招き猫が嫁に行った
注文の多い小料理屋には
微笑みも衒いも無くなり
自然
お客の足も遠のいて
入り浸りだった
どこぞの
ペルシャも
シャムも
来なくなった

閑古鳥を捕まえに
 ....
{引用=今夜は
月もちょうど半分の明るさで
なんて幻想的な夜なのでしょう

今夜は
月も森の木の天辺に腰掛けて
なんて素敵なお客様なのでしょう

丘の上から眠る町を一望して深呼吸
物 ....
時というものは
幸福な思い出を
少しずつ削りながら
現実を幻へと変えてゆく

時というものは
不幸な思い出を
わずかずつ慰めながら
現実を夢へと変えてゆく

時というものは
人と ....
ころころと手の中転がる丸い玉
紫 群青 紅 桃色 
光輝きころりんこ
瞳の輝き映し出し
きらりららるらりらら
想い 思い出 淡い恋
紡ぎだしてくゆらるるり
子供達は玉創り
心のどこかに ....
場末の小さな店を出ると
もう真夜中のはずなのに
不思議とあたりは白っぽく明るい
街灯もひとつもともっていない
しかし明るいとはいえ太陽がないので
なんだか昼間とはちがった
さびしい明るさだ ....
未有花さんのおすすめリスト(6094)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
プレゼント- キメラ未詩・独白406-12-30
正月を飾ること- ぽえむ君自由詩10*06-12-30
大掃除_- 服部 剛自由詩12*06-12-30
ありがとう- プル式自由詩7*06-12-30
舞踏- 三条麗菜自由詩8*06-12-29
「星の言葉」- ベンジャ ...自由詩9*06-12-29
すべてが綺麗に動いてる- ぽえむ君自由詩6*06-12-29
雪に強い獣- 肉食のす ...自由詩4*06-12-29
- 1486 106自由詩5*06-12-29
えらい_えらい- 草野大悟自由詩9*06-12-29
冬の風、そして空- ぽえむ君自由詩7*06-12-29
アンテナ- weed & s ...携帯写真+ ...3*06-12-29
窓ガラスにくちづけを- 石瀬琳々自由詩15*06-12-29
ここではないどこか(2)- weed & s ...携帯写真+ ...3*06-12-28
羽ばたく日が必ずある- ぽえむ君自由詩9*06-12-28
静かの先まで- 恋月 ぴ ...自由詩31*06-12-28
円周率- 1486 106自由詩5*06-12-28
- 茉莉香自由詩606-12-28
抽象画- HEDWIG自由詩206-12-28
64、橋_【はし】- 雨宮 之 ...自由詩8*06-12-28
旅をしたい- ぽえむ君自由詩1006-12-28
朝の訪問者- 愛心携帯写真+ ...9*06-12-28
冬の雨- LEO自由詩27*06-12-28
サラリーマン機械- なかがわ ...自由詩7*06-12-28
召集令状- 山崎 風 ...自由詩1006-12-28
占め子の兎- あおば自由詩7*06-12-27
幻想舞踏会- 夕凪ここ ...自由詩10*06-12-27
時というものは- ぽえむ君自由詩1206-12-27
ガラス玉- 茉莉香自由詩7*06-12-27
明るい真夜中- 塔野夏子自由詩11*06-12-27

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