白いとこ以外踏んだら爆発するよ!
真新しいしましまに夢中な君は
塀の上のよこしまな視線にもお構いなしで
肉球パンチでトラック止めてみせたって
今はきっと気づかないね

  緑の棒人間ペカペ ....
{画像=140920123249.jpg}




*

あなたはわたし わたしはあなた


愛を頂戴、毒をあげる。
言葉を頂戴、嘘をあげる。
声を頂戴、棘(トゲ)をあげる ....
大人になれば女だって立ちションが普通
どの家にも出入り口脇には
風呂の水を落とす瓶があって
三方板囲にした小便用便所と兼用
此処で男も女も用を足した

  厠小屋もあるにはあったが
   ....
ちょっと長いけれど
暇だったら聴いてください


私は小学校五年の頃 
お化粧に興味を持ちました
鏡台に姉の化粧品が入っていたので
ある日 赤い口紅を塗って
三面鏡に映った自分を見てい ....
親指と人差し指と中指で
支えるように持つのは
箸と鉛筆と歯ブラシと
お道具箱のひきだしの中
噛み跡だらけにしたのはだあれ

初めて手にした六角形は
金色のトンボがついていた
削っていく ....
【わすれがたみ】
ある夏の日
百合の花柱を
みつけました
薄紅に透ける花弁には
まっすぐな いのちの
いとなみが ありました
それは
ふと おもいだしたくなる
この夏の わすれがたみ ....
船は水平線を追いかける

疲れた今日が沈み
絶望が沈み
青春が沈んでいく水平線

追いかける船も
やがては
水平線に沈んでいく
 
目には見えるけれども
決して捉えることは出来な ....
純白の雲から
いつか夏の終わり
銀色に耀く雨粒となって
熟れた小さな果実のように
堕ちていったBluesky
なくしていた蒼い傘が
見つかりました

遠く霞む
紅にたたずむ山脈の
 ....
タンス                  太宰を愛読した母に
               
私は息を殺して そっと 新しいタンスに耳を当てている
朝から、母がタンスから出てこないのだ
怒りの ....
秋が来ていた

遠い遠いところから
この家のどこからか

そっと耳を澄ますと
秋がわたしを呼んでいた

遠い遠いところから
あの日と同じ声がした

呼ばれるままに
仏間の襖 ....
虚空に向けて指さす人
その指先は何を示す
道標
明日の空
去っていった人の背中

夏の香りを衣装箱にしまい込み
スマホの写真を整理
一つ 一つ
削除しながら
思い出にサヨナラを告げ ....
僕たちはすれ違う小彗星のように
尾をひきながら歌って生きてゆくのだ

そのときに交感した想いだけが
やさしいえねるぎーとなってさらに
宇宙の深奥へと誘われる生命なのだから

まだ魚だった ....
詩を待つように 私を待つ
たとえばバス停
駆け込み乗車して
時間に運ばれていく人と
置き去りにされる私
発車したバスがベンチから遠ざかるスピードで
私たちの溝はできてゆく

同じ街まで ....
冬の間近に聴こえた去勢の声が
立ち止まらない足跡に踏み締められてしまって
還らない記憶となる

季節は幾度も挨拶してくれるが
それ以上語り合うことはないので
私の名前を一向に憶えてはく ....
何年ぶりだろう
二人で食べる黒蜜のあんみつ

手術前のある日の病室

老舗の和菓子屋の前を通り
ふと気づいて買った
お土産のあんみつ

あんみつの中には
紅白の求肥や赤豌豆
漉し ....
{画像=140907093944.jpg}




近頃、羊歯が気になっている
名も無い羊歯になりたい!?


小さな森に入ると
足元にあって
手を伸ばしている
くるりと丸まっ ....
HONEONNA (骨女)


わたしの肩甲骨を
あなたの冷たい指先が
抱き寄せると

わたしの胸骨は
哀しく軋んで
あなたの裏切りを覚った

わたしの鎖骨を
あなたの嘘が ....
そこここにある道はすべからく
茨が生えていたのだと知った時

それでもかまわずに歩き続けた
道には色々な茨が敷き詰められ

気が付かずに歩いていたけれど
つまづいて転んだ時に振り返る
 ....
今日は町内会の清掃活動日
今日は春のウオーキング大会最終日

近所のかみさんたちが
雑草刈りしている

 あいさつはしないほがいいな
  気付かれないように行った方がいいな

か ....
(知人)

友人ではないが、親戚ほど疎遠ではない。

最近は特に犯罪報道でよく見かける

匿名性を条件で被害者との関わりを能弁に語る者

推理小説の真犯人ではない。

現実の世界で ....
盆を過ぎると
道端のあちこちに
蝉の死骸が落ちている
干乾びて塵同然

役目を終えた蝉たちに
弔いはない
墓もない
けれど残していった
ものがある

未来の夏には
また喧しく
 ....
 
夏の日差しをつめた小さなガラス瓶

机の上に ぽつり

砂に埋める勇気もなくて



 
{画像=140913144617.jpg}




僕たちはいつも何かに憧れ
僕たちはいつも何かに付き従っていた
特別な何かは空虚な私を満たして
あたかも違う何者かであるように
僕た ....
黄金色に空が染まる
燃えるような太陽が沈むとき
情熱の全てを
燃やし尽くして
今日という一日が逝く

ファンファーレが聞こえるかい
天使たちの奏でる愛のメロディ  ....
黒鍵みたい
しっぽでおへんじするよ
謳ってみて
透明なものがたりがあった
ひとあし、ふたあし、訪ねていくように
波が岸辺に打ち寄せて


貝殻を拾って、耳に寄せても
波音は聴こえない
わたしの耳には
あなたの潮騒ばかりが渦巻いている ....
「友達の家に泊まる」と嘘ついてバッグに詰めた真っ赤な下着



お風呂場で過去の私が啼いている責められ嬲られ喜ぶエコー



おっぱいを吸うのは赤ちゃんだけじゃないって知った十九の ....
蓮の花天を指したる羅針盤 草原を遠望する瞳は
遥かに一閃する時の煌めきを見逃さなかった

確かな四肢は沃野を愛し
太陽や月や星座と寝起きをともにし
ときおり微細な流星が空をよこぎってゆく

瞬間を感じそのものを生 ....
ROKUROKUBI (ろくろ首)


夕暮れの観覧車に
絡みついた
わたしを解いて

BMWの助手席に
しがみついた
わたしを引き抜いて

あなたの吐息と唇が
辿った
 ....
未有花さんのおすすめリスト(6094)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
猫と信号機/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩6*14-9-19
バラッド3- beebee自由詩23*14-9-19
思春期- イナエ自由詩11*14-9-18
【_私の化粧履歴_】- 泡沫恋歌自由詩27*14-9-18
さよなら鉛筆、トンボ印のちびた秋/即興ゴルコンダ(仮)投票対 ...- こうだた ...自由詩12*14-9-16
或る夏の日___三篇のオムニバス- るるりら携帯写真+ ...16*14-9-16
水平線- イナエ自由詩20*14-9-15
Into_The_Bluesky- りゅうの ...自由詩19*14-9-14
タンス- 島中 充自由詩714-9-12
- chiharu自由詩15*14-9-12
【_指さす人_】- 泡沫恋歌自由詩24*14-9-10
彗星のうた- 梅昆布茶自由詩2114-9-9
私を待つ- 為平 澪自由詩15*14-9-9
- 乱太郎自由詩15*14-9-8
あんみつ- ……とあ ...自由詩34*14-9-8
羊歯(シダ)になろう_/_丸まった指先を宙(ソラ)へ伸ばすん ...- beebee自由詩23*14-9-7
百鬼繚乱_<_2_>- nonya自由詩25*14-9-3
野茨・・・- tamami自由詩614-9-3
何となく後ろめたい時- イナエ自由詩15*14-9-3
ある人たち- ……とあ ...自由詩13*14-9-1
【_バトンタッチ_】- 泡沫恋歌自由詩20*14-9-1
ぽつり- 殿上 童自由詩25*14-9-1
憧れ_/_私は途方にくれている- beebee自由詩3214-8-31
「_日没に_」- 椎名自由詩314-8-30
【猫】ねこふんじゃわない- るるりら携帯写真+ ...11*14-8-28
球体の海- 石瀬琳々自由詩6*14-8-26
官能短歌_2- 時子短歌314-8-25
蓮の花天を指したる羅針盤- 北大路京 ...俳句414-8-25
野性の夢- 梅昆布茶自由詩1614-8-25
百鬼繚乱_<_1_>- nonya自由詩27*14-8-24

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204