自慢話うまいひとって羨ましいな
自分のこと話したくても
つい口ごもったりして

自信が無いだけなのかな

たとえばカラオケに行っても
わたしの番になると
他のひと達世間話なんかはじめた ....
僕は音のない森の中で
語りかけていた
それはかつての恋人だったり
疎遠になった親にだったり
亡くなった姉にだったり

これまで出会った人達に

とにかく僕は語り続けていた
その間当た ....
誰も知らない小さな広場に
誰も知らないサーカス、星をかかげて
青いテント 青いテント
少年は見つけた 舞台の上に
真昼の光線のしたたりを浴びて
少女が一人 くるくる回る
風のようなピルエッ ....
  ぼくは真綿だった
  たった一つの雫がぼくの総てを染めた



  夕焼けはぼくを畏れさせ
  きみのもつ昏さがぼくをひきつけた



  棘はまるで無かったけれど
 ....
あなたの横顔が懐かしく、
僕は手を伸ばしてみたのです
南風にただよう
幸福のかけらのようなもの、
あなたの日傘をにぎる手に
すこしだけ集まっています


なれない革靴から
愉快なメロ ....
太陽を覆う
指と指の隙間から
光がこぼれる
影ができるその横では
光がつくりだされている

指先からつくりだされる何か
それが魔法だったらなって
思っただけさ
晴れやかな
子午線の午後

東経はユーラシアに
張り巡らされ
北緯は赤道を北上して

ナイロンの投網
透ける青の糸
この空に張り巡らされている

地の湿った所
窪地の巣穴に
 ....
つまりわたしは苦手なのだね

この、人と争うということが

漢字を書くと
はなまるとばつが生まれ

走ると
一着とビリに分かれるということが
途方もなく苦手なのだ

誰かに尻で叩 ....
お魚畑を横切って
青い列車が突っ走る
火花がカーブで散るたびに
魚が闇夜に飛ばされる

枕木たちの音階を
青い列車が突っ走る
エレクトリックギターの弦の
レールが唸 ....
ねぇ

ぼくたちは、
もっと、笑っていてもいいと思うんだ

もっと、はにかんでいたっていいと思うんだ



むずかしいこととかじゃなくて
かなしいくらいの澄んだ青空を見上げていて、 ....
長く 細い
透き通った階段を
降りていった

さっきまで
長く 長く 昇ってきたのに
 ....
おめかししてまいりましょう
からす瓜もほんのり色づいて
アザミの花が熱いため息ついたから
あなたに逢いたくなりました


おめかししてまいりましょう
赤いカエデに負けないように
くちび ....
あきらめは
落葉に{ルビ埋=うず}まる倒木だ
{ルビ水面=すいめん}に浮かぶ枯れ葉の息だ

全てに対し
後ろめたいことの無い
青い空をあおぐ

倒木も枯れ葉も
{ルビ生命 ....
江ノ電の窓辺に{ルビ凭=もた}れ 
冷たい緑茶を飲みながら 
ぼうっと海を見ていた 

突然下から小さい手が伸びてきて 
「かんぱ〜い」 
若い母の膝元から 
無邪気な娘がオレンジジュー ....
やたらと
犬が吠えると思ったら
今夜は満月だった


クルクル巻いた
オレンヂ色のマフラーや

ヒソヒソ内緒話をする
双子だとか

そういったものには
もう 懲り懲りで
 ....
大きくなったら
船乗りになるんだ

ぼくだけの船を持つんだ

風のない日にも走れるように
小さなモーターをつけて

七つの海を渡って
港から港へ
島から島へ

もし無人島にたど ....
モーヌ。氏へ誠心より哀悼の意を表します。

ライトニン
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=128900

実は彼の存在を私は知らなかった。
という ....
空の上に 空が あるなら そこは きっと あなたの 空でしょう
ランドサットの 青い圏
ぴえろ・ぎゃろっぷ の空
きょう 望む 晴れた 空は 青が 深い と


かなしい です ひたすらに ....
ランチのあとについてきた
小さなニューヨークチーズケーキに
君は幸せそうな顔をしてた

コーヒーの苦みを
よりいっそう素晴らしく思うのは
君が喜んでいるからかな

 鏡の中 はしゃいで ....
紫の花、
紫の地平、
そんな場所の夢を見ていた
行ったことのない場所なのに何故か夢では鮮明だった
あれがラベンダー畑っていうのなら
天国に似ているなと僕は思い

夢からさめてまだ夢
で ....
液化燃料が
静かに燃えて
街に灰が積もり
鋼鉄の箱を疾走させ
アスファルトは
平行に立ち上がる 蛇
どこまでも続き

ゴムのわだちが軋む

騒音の車道を折れると
路地が佇み
生 ....
不安定な水面のように
流れていくテールランプの赤を
ゆらゆらと滲ませる
十一月の濡れたアスファルト

落ちた花びらが流され
下水道に呑みこまれていく

この都市の中には
すでにどこに ....
who

おまえは誰だって問われても
わたしって誰なのかな
今のわたしがわたしなのか
ほんとうのわたしは他にいるのか
自分探しの旅路
だなんて聞き飽きた科白だけど
わたしってやつは
 ....
モノクロ写真の空中ブランコは怖い
目を閉じると
笑いながら落ちていく女性の姿
彼の手を取らなかったのは、わざとでしょう
うれしそうに
でも少し泣きながら落ちていく
きっと
これも演出なの ....
「今日のやうにじめじめしてゐますと出ますので」
晩秋のたそがれ刻、男は陰気に呟いた。
「この榎の根元によく出ますな」
出るかと聞くと、出ると言ふ。今まで何度も見たと言ふ。
「誰でも初めは茸と間 ....
わたしという 
一人の凡夫は 
目には見えない
風の絹糸で 
見上げた夜空に星々の巡る 
あの 
銀河のメリーゴーランドと 
繋がっている 
悠々と泳ぐ金魚をぼんやり眺めてた
お前は溺れないの?
届くはずもなくて
口はぱくぱく動かして
尾ひれはひらひら舞い動かす――

生き縋るように見えて酷く痛い
きっと きっと ガラスの ....
水鏡を覗いたら映るのは君の姿と三日月でした。


その鏡に映じられたのは僕ではなくて…
嫌になったから蛍石を放って壊したんだ
広がる波紋 鳴り響いた鈴音 僕は闇に溶けた
残ったのは悲し ....
 軽いめまいの横を通り過ぎる晩秋
 人々の装いも移ろい行き
 迫り来る冬をうっすらと感じる

 すました顔をして行く通りの人
 こっそり隠した心の凶器を磨く
 使われることのないことを祈り ....
時計草針の向こうの夢ひとつ

真夜中をライトの如く照らす柿

天空の光で騒ぐ紅葉かな
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