浅草あっちゃん油虫
青葉青山案の定
インドイギリス硫黄島
イカの色したイイおんな

うどんウクレレうりふたつ
梅田鶯運の尽き
エンドえげれすエロガッパ
駅の易者のエビふりゃあ

浅 ....
果てしなく続く乾いた砂地が
太陽の熱で温められ
そこに幻の水が出現するように

終わりなく続く乾いた心が
生きたいという気持で温められ
そこに幻の言葉が出現する

私の詩とは
そんな ....
その子にとっての最初の事実は
人の死だった
自分が誰かに抱えられたまま
その体がだんだん冷たくなってゆく中で
生温かいものが頭から流れてきた
それが血であることは後で知った
そしてその人が ....
山奥の一軒の家のために
立てられた電柱は
その家に誰も住まなくなってからも
一人で立っていた
電線はつながっていたが
電気が流れることはもう期待できない

電柱は昔を思い出した
まだそ ....
      1

眠れない夜は、
アルコールランプの青白い炎に揺られて、
エリック・サティーのピアノの指に包まれていたい。
卓上時計から零れだす、点線を描く空虚を、
わたしの聴こえる眼差し ....
ひたすら書き続けたペンは
その日はとても疲れていたので
家に帰るとすぐにお風呂に入った
湯船の中はとても気持ちがよかった
窓をそっと開けると
葉桜が街灯に照らされて
心を癒してくれた
外 ....
ゆふぐれ
ふみきり
みずたまり


おむかえの
はは、したがへて
黄いろいぼうし
せおう赤


あたらしいくつ
よごさずに
じょうずに
とべた、よ


はがいっぽん
 ....
頰杖でまどろむ窓辺何もかも
    透き通ってゆく水晶夜にて


草のゆめ針の夢またむらさきの
    時のうつろい夜は傾き


果敢ないと花びら時に散るならば
    ....
雨上がりの食パンは
暗い部屋の中で
その白さが大きく目立つ
外が明るくなるよりも
少しだけ早く
明るさの存在を示してくれる
そのやわらかさを見ていると
午後はどこに出かけようかと
なん ....
躍動の風が
生い茂る森を抜け
黄金色の穂をそっと揺らして
この海に波を起こして
この帆まで届くなら
そっと優しく受け止めて
時の航海を始めようじゃないか!

でも届かない ....
レモンティーの中に入れた角砂糖が
スプーンでかき回すことなく
ゆっくりと溶けてゆけば
それはもうすでに春です
紅色の中でもやを出して
やがてその中にうちとけ合い
春がしっかりと出来上がるの ....
星のない空です
花冷えの風が吹いています
胸のうちで風車が回ります
からからと心の臓に触れながら

淋しいのです 淋しいのです
神様 私の弱さをご存知でしょう
私にもう一度 愛を教えてく ....
また今日が暮れてゆく
斜陽が、ビルを輝かせて
屋上で
その眩しさに目を細めながら

一息、煙を吐き出して、考えてみた
本当の顔が
どこにあるのか忘れてしまったこと
階層化、している笑顔 ....
乾電池は夢を見ていた
水の上をぷかぷかと
浮きながら流れてゆく夢だった
ただ水の力だけで動くことが
不思議に思った
乾電池にとって
何かを動かすには
電気しかないと思っていた
夢の中で ....
鳥篭に入れられた鳥は
再び大空を飛ぶ事を夢見る
借り物の安全や平穏よりも
自由な世界に憧れる

だけどいつしかち志を失い
逃げ出すことを諦めてしまう
果てしなく広がる空を見つ ....
今まで空だったところに
建物がどんどんつくられて
空が狭くなってゆく
青くてやわらかい空が
暗くてかたいものに
覆われてゆく
辛いときに空を見上げても
もっと悲しくなるだけで
この弱さ ....
夜にまぎれて
雨をみちびく雲の波
朧気に月は
触れてはいけないものがある
ということを諭すように
輪郭を無くし遠退いてゆく

深く、
深く息をして
雨の降りる前の
湿った空気の匂い ....
読みかけの本に栞を挟んで
見上げた夜空に満点の星
光を忘れた時代の末路に
神が残した最後の希望

いつの時代も迷える人々は
暗闇に飲み込まれそうな時は
月明かりの導きを頼りに ....
時計は歌いたくなった
毎日あまりにも同じリズムなので
いつもとは違う
もっと波打つような
そんなメロディーを求めた
いろいろな楽譜を見ながら
自分に似合う曲を選び始めた
秒を刻む歌よりも ....
月が影に隠れる頃
桜は涙を流します
はらはらと落ちてゆく
一粒一粒の涙は
地面に落ちて
道に溢れてゆきます
桜の涙はやがて川となり
月を追いかけて
どこかへ消えてゆきます
きっと春の ....
ときにはシリアス 世話を焼く
戦うアキレス   夢を抱く
つきまとうタナトス 容赦なく
出番ならオーラス 舌を巻く

交差点は いろんな罪がぶつかる場所で
運命も事故も乱れてる

An ....
少年時代 何にも無い野原を駆けていた僕は いつの間にかレールの上
行方も知れない列車に座り込んで 外を眺めていた
目の前に広がる世界は昔のまま 緑の季節を湛えている
まるで僕だけが時に乗って 老 ....
エレベーターの中は
どこまでもお花畑でした
見たことのあるような花ばかりだったけれど
すべての名前を言い当てることは出来ませんでした
ああこんなところまで来てしまったのだなあ
と感じて
中 ....
件名:さびしさについて

というメールが
知らない人から届いた

開いてみたら
ただのエロスパムメールだった

無性にさびしくなった
あっ、春が飛んだ
今、飛んだ
すぅと、まっすぐに
春が飛んだ
とてもうれしそうだ

おや、あっちでは
春が跳ねている
清らな音で跳ねている
春のリズムで
なんだか楽しそうだ

 ....
人間になったときに
長いしっぽは捨てたはずだったが
ゆうべまた失くしたので
蜥蜴になろうと決心した

体が楽になったのは
まっすぐで生きられるからだろう

背中が陽に染 ....
幾多の苦難を
一つ一つ思い出に変えながら
今日も夜空には過去が浮かび
月影は淋しさをなぞるように
きれいな円を描いている

たとえば
「さよなら」の四文字を
どの星にあてはめれ ....
川の流れに乗っかって
どこか遠くに行きたいな

思った以上に世界を知りすぎた
こんなにも分らない方が
幸せだったなんて思わなかった

耳を澄ましていなくったって
誹謗や糾弾に晒されるし ....
永遠に続くのではないかと思う
言葉の咲く道で
彼はずっと歩き続けて
ついに道の上に座り込んだ

そこから見上げる空も
言葉がたくさん見えていた
ほんの少し
ほんの少しだけ休もうか
つ ....
ファーストフードのレジに並ぶと 
厨房に立つ店員は
{ルビ神業=かみわざ}の手つきで 
ハンバーガーを さっ と包み 
すい〜っと横にすべらせる 

「あれじゃあまるで、モノじゃあないか・ ....
未有花さんのおすすめリスト(6100)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
浅草あっちゃん油虫- A-29自由詩7*07-4-19
蜃気楼- 三条麗菜自由詩12*07-4-18
その子にとっての最初の- ぽえむ君自由詩6*07-4-18
一人ぼっちの電柱- ぽえむ君自由詩18*07-4-18
春のための三つの断章- 前田ふむ ...自由詩33*07-4-18
お風呂上りのペン- ぽえむ君自由詩6*07-4-17
いちねんせい- 佐野権太自由詩23*07-4-17
水晶夜- 石瀬琳々短歌21*07-4-17
雨上がりの食パン- ぽえむ君自由詩5*07-4-17
帆がたなびくなら- maynard自由詩207-4-17
春の角砂糖- ぽえむ君自由詩11*07-4-16
哀歌- けんご自由詩8*07-4-16
95、苦笑_【くしょう】- 雨宮 之 ...自由詩2*07-4-16
乾電池が見た夢- ぽえむ君自由詩12*07-4-16
鳥籠- 1486 106自由詩9*07-4-16
空が消えてゆく- ぽえむ君自由詩14*07-4-16
代わりに、雨- LEO自由詩36*07-4-15
夜空- 1486 106自由詩8*07-4-15
歌う時計- ぽえむ君自由詩14*07-4-15
桜の涙- ぽえむ君自由詩9*07-4-14
Anytime_Blues- 北大路京 ...自由詩9*07-4-14
蒼い少年- 成澤 和 ...自由詩407-4-14
足元- たもつ自由詩1207-4-13
さびしさについて- 大覚アキ ...未詩・独白907-4-13
春が飛んだ- ぽえむ君自由詩11*07-4-13
蜥蜴(とかげ)- yo-yo自由詩11*07-4-13
「月影」_(青年詩片)- ベンジャ ...自由詩10*07-4-13
雲に乗る- 松本 卓 ...自由詩307-4-12
言葉の咲く道で(ぽえむ君の弱音)- ぽえむ君自由詩13*07-4-12
手遅れな男- 服部 剛未詩・独白9*07-4-12

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