部屋の灯りは点けないでいて
貴方の顔が月に照らされ
星の瞬きが瞼の上で環となって
睫にはなぜか真珠の光
この手で拭ってあげましょう

大丈夫だと頷けるまで
私が傍に居てあげましょう
過 ....
海岸線で仁王立ち
黄昏の中で物思いにふけっていた

荒々しい波音は聞こえるけど
目に映るのは水平線だけ

限りある未来
限りある世界
物足りないから
永遠と名付けた

海岸線でそ ....
焦らずに
焦らずに

道は長くても
道は消えたりしないから
道に沿って
君を見守る花がある

ゆっくりと
ゆっくりと

夢は大きくても
夢は消えたりしないから
夢に沿って
 ....
いのちの大切さって何だろう
きれいごとでは済まされないこと
野生の獣が弱い生き物を捕らえ
生きる糧とするように
人間だって経済動物と言う名のもとに
生き物のいのちを断っている
(ひとのいの ....
◇暮れ

年が暮れる
暗い時代の予兆は
そのままに

初日は
それらを
もろに背負つて
出てくるだらう


◇木にぶつかれば

蝸牛は彼なりの歩みを
何昼夜もつづけて
 ....
自らの足で大地に立つ
風の香りは
今ここに自分が存在することを
意識させる

自らの手で大地を{ルビ掬=すく}う
土の匂いは
今ここに自分が生存することを
認識させる

自らの目で ....
僕がどん底で苦しんでいた時
ある友達が頑張れって言ってくれた
僕はありがとうと応えた
おかげで乗り越える事が出来た

別の友達が苦しんでいた時
僕は頑張れって言ってあげた
彼は余計なお世 ....
はるをいたみながら
ひとつ、指を折り

なつのまよいに
迷えないまま
指折りは、
ふたつ

みっつ、を数える指には
こころならずも
あきがなついて

ちからずく、のよう ....
友人からの年賀状には離婚したことが添えられていた
数年前、結婚の挨拶に来た二人
こんな美人お前にはもったいねえな、なんて
憎まれ口にもニコニコしていた二人

昨年もいろいろな人がこの世を ....
 今の自分は何を考えてるのか?
 そんなことを見つけるために
 言葉の森を散歩しよう

 獣のような奴だった
 俺の心をかきむしった
 だけど待てよ
 すべては心の反映
 起こることの ....
いつまでも 
ひとりでいるのはさみしくて 
旅先で 
出逢ったきみに会うために 
遠い雪国へ
ぼくはゆく 

金はなく 
新幹線にも乗れず 
長いトンネルを抜けた
夜行列車で目覚め ....
寂しくなって
歌う場所がなくても
森が舞台になってくれているよ
そっと行ってごらん

悲しくなって
歌詞が思いつかなくても
鳥が平和の歌をさえずっているよ
そっと聴いてごらん

孤 ....
  故郷の駅

雨が降り出した
電車を降りた客たちは 空を見つめ
駆け出す人 傘をひろげる人
迎えを待つ人など 秋の夕暮れだった
五〇年昔の阪急神戸西灘駅
少年は改札口で母を待っていた
 ....
彼は
あたしが寝た頃にいつも電話をしてくる
きっと
人が一番寂しくなるような時間に

事故からまだ半年
彼はよく将来のことを話す
そして吐き捨てるように過去を話す
あたしに脅しかけるよ ....
おばあちゃんが倒れた
おじいちゃんが死んだ年だった
一年に二人も愛しいヒトを亡くしたくなかった
おばあちゃんは助かった
お見舞いに行った
見たこともない親戚が沢山いた
病院の匂いは嫌いだ
 ....
今年は亥年だから
スローガンは猪突猛進
なんちゃって(笑)

だけど正直
特別な目標を立てようとは思わないよ
いつも頑張っているからね

強いて言えば
ずっと君と一緒にいたいな
な ....

今年という
新しい光が大地を照らす
白い土から黒い土へ
今までの土に
さらに新たな土へと変わる

大地
今年という
新しい風が空へと舞い上がる
平らな丘から深い森へ
今までの ....
例えば100メートル走なら
パンッてなるピストルで
例えばオーケストラの演奏なら
スッと構える指揮者で
例えば私たち人の誕生なら
オギャーッていう泣き声で

たった刹那に起こるそれで
何かがはじまる
 人は傷つきやすく寂しい流れ雲
 目的地への旅は続く
 あなたの涙あたたかく
 コンクリートは冷たい感触
 胸にも刺さる
 いったい俺達の熱い雪をも溶かす想い
 どこで報われるのか
 生 ....
彼は鉛色の鞄
白いカンパスに
12色のアクリル絵の具
一本の筆で
いつも
橋の上で絵を描いていた


『葬式写真描き』


ソコは私の昼寝スポットで
よく鉢合わせをした
たか ....
壊れない
壊れそうに見えても
壊れない

描き続ける
もっと楽しい明日

あの緑の向こうに
見たこともない私がいるはず

壊れたって
また作りなおせばいいさ
いつもの夜と同じだけれど
今夜はどこか違う
いつもの星が違って見える
いつも風音が違って聞こえる

時は新しい年を越えてゆく

時は時の山を登り
その頂から
新しい時を見下ろす
 ....
今年最後の夕陽が沈んだ
いつもなら静かになるこの町も
夜になるにつれて盛りを増してくる

私は炬燵で紅白を見ながら
年越しそばを食べている
もうすぐ除夜の鐘が鳴る

今年の ....
毎年、大掃除をするたびに
部屋が窮屈になっていく
捨てるつもりでいた物が
捨てられない物に変わるから
高校時代に詩を書き溜めたノートは速攻で捨てたけど
久しく読んでいなかった本とかエロ本とか ....
今日で一年が終わってしまいます
贅沢できなかった日の方が多いけれど
笑えた日をたくさん思い出しています

今日で一年が終わってしまいます
慎ましく生きた日の方が多いけれど
喜んだ日をたくさ ....
ナディは目を開き
暗闇に耳を澄ます

”野薔薇の蔓通り”は寝静まり
酔っ払いの革命歌も聞こえない


ナディは耳を澄ます
通りの東の旧街道へ


”{ルビドナとジョーの=DJ}街 ....
木漏れ日を見たくて
木の下から
ブルースカイを見上げたら
葉についていた水が
夏風と混ざり合い
雨が生まれて
僕にだけ降り注ぐ


緑をばらまく夏風
受けた僕は
色づいて大人にな ....
哀しみのあなたに
なす術をもたない
わたしもまた
その非力さゆえ
自らの存在に
哀しみをおぼえる

星の瞬きの
ひとつひとつが
人の願いというならば
わたしのそれは
確かな理由を ....
自分の街の空の向こう
自分の目では見えないけれど
青い空がつながっているのだから
きっと青い空にちがいない

自分の街の空の向こう
自分の肌では感じないけれど
冷たい風が向かっているのだ ....
最近どうもこころの具合が悪いので
独協医科大学越谷病院で診てもらったら
末期症状の悪性腫瘍だと診断された
インターン上がりの小生意気なやつから
あなたのこころはあと数日の寿命でしょう
なんて ....
未有花さんのおすすめリスト(6094)
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本当は雨ですけどね- AKiHiCo自由詩707-1-3
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新年から迷走- 山崎 風 ...自由詩8*07-1-1
葬式写真描き- 蒸発王自由詩3*06-12-31
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晦日- 1486 106自由詩6*06-12-31
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