ちょっと長めの旅行を終えて
ベランダに出てみると
大切な鉢植えのミカンの葉が
全部無くなって
大きなさなぎがぶら下がっていたのです

街ではもう、見かけることも少なくなった
アゲハチョウ ....
やつらの罠に はまっちゃいけねえ
混乱 欲望 慈愛 浄化

深みにはまればはまるほど
やつらの脳に迷い込む

標識なんてありゃしない
矢印が正しいとは思わないこった

右 ....
ようやく晴れた青空に
風船がひとつふたつ みっつ
きっと誰かの夢にちがいない

あそこの空からも
風船がひとつふたつ

いつの間にか
空には風船でいっぱい
大きいものや小さいもの
 ....
 絶対変わらない。


 それがあなたの口癖
 私への想い
 あなたは真剣な眼差しでわたしに誓った
 時に笑顔で
 時に泣き顔で。


 私はほんとに幸せものだ。


  ....
押入に夕闇はつと隠れてる
    「もういいかい」と「まあだだよ」とで


庭先にブランコだけがゆれていて
    昼のサイレン明日はとおく


陽のひかり障子にさせば心痛み
    ....
頻繁にこうなんです。 私たちはふだん

地球の反対に住んでいるので


会うには 大陸や 時間や お金や

たくさんのものを越えなくてはなりません


仕方ないので


手っ取り早く待ち合わせ
 ....
あなたの電話に繋いだら
あなたが出る
そんな当たり前のことを
確かめたいと思った夜に、いま
窓を開けて出逢いました

複雑な涙ほど
単純な味がして
離れてゆくほど
迫って ....
 忘れさられた涙は
 どこに流れていくのだろう
 
 きっと大海原まで降りて行き
 太陽の日差しに誘われて
 多くの仲間を引き連れて
 天空に昇り
 悲しい調べを奏でつつ
 俺達の住ん ....
 時の流れは砂時計
 糸の切れた風船のように
 狭い部屋で漂うだけ
 今日は朝から誰からも
 連絡がない
 そんな日も悪くないものだ
 しばしの怠惰な時間を背に背負う

 曇天の空の下 ....
 
 
焦がれ

ブリュレ
香ばしく



甘過ぎず

君は
レアチーズの謙虚さで


焼きたてシフォンの上に
とろけるヴァニラアイス


クレ-プ

 ....
いつの頃からか
人は言葉を読むことから
言葉を見るようになった

歩きながら
食べながら
話しながら

読む言葉から
見る言葉へと変わっていった

布団の中でも
地下の中でも
 ....
お隣の洗濯物も
そのお隣の洗濯物も
そのまたお隣の洗濯物も
ふんわり今日は乾くだろうと
あったかい陽射しに
目を細めずにはいられない
冬だというのに
春の匂いがするのは
あなたの
洗 ....
     干瓢もなく、
    胡瓜も
   ピンク色した田麩も
     高野豆腐もないままに
    風は吹き

    サラダ巻きでも、
     納豆巻きでも、
      鉄 ....
川から流れる清らな音が
侘しさと寂しさを
心に響かせ

山から吹く冷たい風が
静けさと悲しさを
心に染み込ませる

いつもと変わらぬ
その時の景色には
どこか遠い思い出を
蘇らせ ....
太陽はつまり私の奴隷である
私が生まれるよりも前から
その輝きを絶やすことなく
私に認められるように
地上を照らし続けた

私を見つけるように
ただひたすらに

奴隷と ....
実家の庭のみかんの木
みかんなんかいちども成ったことがないのに
なぜか今年
まるまる大きなみかんをつけた
突然変異のように

おいっこがはしゃいで飛び回る
あまいみかんだ
きいろいみか ....
染み渡る様に蒼い
冬の明け方の空に
朱い明け方の光をはらみ
ぴんと帆を張った上弦の月が
地平線の彼方から昇る
遠い異国の夜の帳を抜け出て
いまだ夢みるこの街の空を
ひんやりした風とともに ....
「ここじゃあ 夢は釣れないか」

神様はそう呟いて
雲の上をのそのそと移動した

人間界に落とした釣り糸には
申し訳ない程度の『希望』が
ぶらさがっている

神様は眠そうな目をこすり ....
あのクエスチョンマークのような雲は
描いたの
ひみつのゆびが

あの子の涙は
ぬぐったの
ひみつのゆびが

涙でちょっとしょっぱくなったから
海で洗ったら
もっとしょっぱくなった
 ....
寒くなってきたので
言葉のタンスから
言葉のコートを取り出しました

一年ぶりに着る言葉のコート
冷たい北風も
これを着ていれば凍える心配もありません

どこか出かけてみよう
どうせ ....
一粒の雨が傘に弾いて
百匹の蛙になった
百粒弾いて
一万匹の蛙になった

一万匹は
すぐさま姿をくらまして
それっきり雨は止んでしまったから
微かに地面の濡れたところが
 ....
 僕が現代詩フォーラムという詩のサイトと出逢い、自作の詩を載
せ始め様々な人の詩を読むようになってから三年の月日が過ぎた。 
自分の詩作について言えばまだ課題はあるが、只、間違いなく言え
ること ....
季節はもう冬支度なのに
たんぽぽの綿毛になるんだと
あなたは言った
過ぎ去った日々を惜しむかのように
ひとびとは
大きな樅の木の下に集いだす
そんな季節に
たんぽぽの綿毛になるんだと
 ....
昨日の雨は
本当に雨だったのかと
疑ってしまう今日の青空

くもの巣が水でできている
土に水玉の花が咲いている

風は冷たいけれど
その風に乗って
タンポポのように
きららふわわと ....
大切にしていた小鳩を
私がそっと取り上げて
早く大きくなりなさいと
あなたの耳に囁きかける

男の子なら
強い猟師になるべきだと
お父様もおっしゃいました
お父様は自由に空を駆け回る
 ....
所謂、出会い系の掲示板で知り合った
あなたは、豆とプリンが好きですとだけ書いてあり
僕は何気なしにメールを書いた
所謂、メル友の全盛時代だったのだろう
メグライアンとトムハンクスの映 ....
電車が大都市のビル群を

抜け出すと同時に

車内に閃光が走った

乗客はすわ核爆発と

その場に伏せ 

椅子の陰に身を隠した



しかし十人ほどは

 ....
今の君にとって
最高にして最大の敵がいる
君はその敵に向かっていかなければ
明日の君の存在はない

もちろん逃げることもできる
けれどもそれは
君は君の過去に生きるだけを意味する
居心 ....
動かなければ何もはじまらない

変化を恐れていては何も手に入らない



まず動くこと



結果が吉であれ凶であれ

動いたという事実が励ましてくれる



可 ....
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