すべり落ちてくる嘘の流星
 隙をみせたら舐め尽くされる
 枕元まで行進する藁をも掴む世代
 神経は擦り減り
 悪魔がゲームしている
 深い闇が行き場を遮る
 常に圧力のかかる後頭部
 ....
旅立ちの日に約束した事覚えてる?
どんな時も二人で乗り越えていこう
なのに何故一人で抱え込んでいるの?

君が運べないほどの荷物を
僕が持てるはずはないけど
二人で片方ずつ分け合えば
負 ....
死んでくれと言われました
生きてる価値などないと言われました
あぁ あなたにとって僕はそんなもの

消えてくれと言われました
その人曰く僕はウザイ人間のようです
あぁ あなたにとって僕はそ ....
たとえ明日が見えなくとも
今日という日があれば
明日は必ずくる

明日は誰にもわからない
けれども
今日という日はそれぞれだから
明日という日もみな違う
同時にみなどこかつながっていて ....
正月に家族で詣でた八幡神社で
ぼくは

「女にモテますように」

と神様にお願いした

パチンと2つ手を合わせて
はっきりと言葉を唱えず
頭のなかに、ゆっくりと
顔の ....
小さな小さなガラス玉
空に向かって眺めたら
白い雲が動いてる
自由に鳥が飛んでいる

小さな小さなガラス玉
海に向かって眺めたら
白い波が動いてる
自由に魚が泳いでる

小さな小さ ....
凍りついた重たい大気に圧されて
密やかに凍えるお前を
私はそっと抱きしめる
けれどお前は
私に触れられた瞬間
はっとしたように
すうっと空気に溶け込み
私の指の間をすり抜け ....
 そこに咲く花の名前を知らない
 知らないからと言って嫌いなわけじゃない
 いや好きだ
 この時代にあまりにも早足で飛び込んだから
 花の名前を覚える暇がなかった

 それでも 名前を知ら ....
夜に出でし月は
右より欠けて浮きつつも
心鎮むる情けありて
ただひたすらに眺むらむ

何をか語らむその月は
暗き空に染むるる色は
今に咲く黄梅と思ほえ
心なつかし

夜に出でし月は ....
優しさにぶらさがる
重なる星の巡り合わせに
ふたりだけの夜
ドブ板通りの古びたカウンターで
わたしをみつめる
瞳と
Never mind
歯並びの良い口元が闇に浮ぶ
迷路のような船底で ....
天の岩戸の完全黒体
まっくろくろの黒助と
揶揄された記憶も忘れ
世間は今も
岩戸景気に浮かれてる

黒体炉の中で目を覚ます
スペクトルの子供たち
明るい光に迎えられ
わいわい ....
流れてきた涙は、
どこに消えたのかな。

いつかは見失ってしまうと、
解っては居たけど。

忘れてしまうとは、
僕も思わなかったんだ。

流れて、落ちて、広がって。

涙は、消え ....
じりじりじりじり照りつける
いつまでたっても照りつける
にらみ返せば目が痛む
じりじりじりじり照りつける

直視されない太陽は
いつだってひとりぼっち
世界中の人に愛されよう ....
ほらご覧坊や、あれが人間よ
はしたない行為に身を委ね
年がら年中鳴き声がうるさい
勝手な快楽で
勝手な繁殖を
やつらを喰う物が現れたら
食べる物には困らないわね

ねえマ ....
言葉がやたらと出せなくなったので
修理工場へ行ってみた
そこではたくさんの農夫が
カレンダーに数字をでたらめに書いていた
故障の診断はどこですかと尋ねると
奥の池の中に入れと言われた
よく ....
西日のうちよせる窓辺に
幼い貝がひとつ
もぞもぞと動く白い靴下を
つん、とつけば、また{ルビ蹲=うずくま}る

どうしてこの子は
こんなに静かな遊びを
思いついてしまったのだろう
座り ....
影が長くなった
昨日よりも 今日

罪を引きずっている午後
奇妙に明るい空
雲が
凄い速さで流れていく
地上には少しの
風しかないのに
手の届かないところで
ぐんぐん形を変えて
 ....
  静かな真昼の道端に
  ぼくは黙ってころがったまま
  小さな石ころのようです



  三月の風がやって来て
  ざわざわ気持ちをなでるのです
  ほらブランコもゆれてい ....
宇宙に終わりがないように
人の心にも終わりはないのです
ですから
自分で勝手に
終わらせないで下さい

風はいつでも吹くように
心も新しくなるのです
ですから
自分で勝手に
しまわ ....
光の中で 君の中で死んでゆきたい

目を閉じても尚闇が訪れないくらいの洪水のやうな光の中で

折れるくらいに強く

君に抱き締められて

眩暈がするほどに満たされたなら

不意の終 ....
繋ぎとめていてくれ、僕を
この地上に
きみの その温かな手で。

僕は、何時も、境界線に立って
炎の上、軽やかなステップを踏んでいる。
迷いがないわけではないのに、
ここを飛び出せず、行 ....
触れ合う木の葉音
高い空を見上げる
言葉はそこになく
風はただすり抜ける
なだらかなサイクル
優しさの温もり
確かな偶然
僕の森に 与えて


流れゆく水の音
陽だまりが浮か ....
温もりを感じたくて手を伸ばす
あなたは私の手を握り返し
日溜りの様に笑う
優しさは
あなたの手から私の手へ
じんわりと伝わってくる

私もあなたに笑みを返す
嬉しさは
私の手からあな ....
初めはわずかな風でした
やさしい風は
そっと教えてくれました
春はそこに来ています

いつもとはどこか違う風でした
やわらかい風は
ふっと通り過ぎてゆきました
春はもう来ています

 ....
朝起きると武士だった
(拙者、もうしばらく眠るでござる
と、布団を被ったが
あっさり古女房に引き剥がされた
長葱を{ルビ購=あがな}ってこいという
女房殿はいつからあんなに強くなったのだろう ....
山より落ちる一粒の
わずかばかりの水なれど
一つ一つとまた一つ
上から押され下へゆく

岩から岩へ結ばれて
わずかばかりの道なれど
下へ下へとまた下へ
道はつくられ道はある

落ち ....
『私は、夜明けと共に、この大地へ、やって来て、
 この陽が沈めば、海へ帰らねばなりません。

 この空の下では、失うものばかり。
 大切なものは、何も見えない。

 ですが、愛しい ....
自分は自分なのに
自分のことは知らなくて
他人と比べて
ようやくおぼろげな自分が
浮いている

他人は他人なのに
他人のことは気になって
自分と比べて
すぐにうらやましい相手が
現 ....
幼子が堅く握った手を
僅かにゆるませるように
朝の光を浴びた梅の木が
真白い花を孵化させている

豪華さはないが
身の丈に咲く、その慎ましき花に
頬を寄せれば
まだ淡い春が香る

 ....
それは親から受け継いだ
赤い表紙の白紙のノート
お話の名前は「1486106」
産声を上げるところから始まる

加筆・修正がきかないから
誤字・脱字が目立つところもある
だけど後で読み返 ....
未有花さんのおすすめリスト(6094)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春まだか- 山崎 風 ...自由詩7*07-2-9
トランク- 1486 106自由詩10*07-2-9
■死刑宣告- kei99自由詩2*07-2-8
たとえ明日が見えなくとも- ぽえむ君自由詩5*07-2-8
願い- 自由詩9*07-2-8
小さな小さなガラス玉- ぽえむ君自由詩11*07-2-8
如月- なかがわ ...自由詩9*07-2-8
メリーゴーランド- 山崎 風 ...自由詩5*07-2-8
夜に出でし月は(「古語の宴」例示作品)- ぽえむ君自由詩12*07-2-7
ヨコスカ物語- 恋月 ぴ ...自由詩30*07-2-7
光がもどってこない- あおば自由詩7*07-2-7
涙と共に。- 狠志自由詩307-2-7
照れ屋の太陽- なかがわ ...自由詩3*07-2-7
人間園- なかがわ ...自由詩6*07-2-7
故障診断- ぽえむ君自由詩10*07-2-7
貝あそび- 佐野権太自由詩29*07-2-7
壊れていく風景- 北野つづ ...自由詩4*07-2-7
石ころ- 草野春心自由詩507-2-7
宇宙に終わりがないように- ぽえむ君自由詩12*07-2-6
光の胎児- ヴィリウ自由詩207-2-6
「繋ぎとめていてくれ、僕を」- 和 路流 ...自由詩2*07-2-6
僕の森- 和泉蘆花自由詩607-2-6
重ねた手- ajisai自由詩15+*07-2-6
春はそこに来ています- ぽえむ君自由詩14*07-2-6
武士のつかい- 佐野権太自由詩58*07-2-6
一つ一つとまた一つ- ぽえむ君自由詩14*07-2-5
「祈りのような夕暮れのアリア」- 和 路流 ...自由詩2*07-2-5
自分のことは知らなくて- ぽえむ君自由詩9*07-2-5
春の歩み- 佐野権太自由詩27*07-2-5
未完成- 1486 106自由詩7*07-2-5

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