お風呂上りのペン
ぽえむ君
ひたすら書き続けたペンは
その日はとても疲れていたので
家に帰るとすぐにお風呂に入った
湯船の中はとても気持ちがよかった
窓をそっと開けると
葉桜が街灯に照らされて
心を癒してくれた
外からの風が入ってきたせいか
ペンはまた湯船の中に
どっぷりと首まで浸かった
目を閉じて今日を省みる
せわしい一日が思い出され
それらをすべて湯とともに
流していった
どうやら湯の中に入りすぎたらしい
ちょっと脈が速くなっているようだ
そそくさと風呂から上がった
いつものビールは控えておこう
ペンは頭が乾かないまま
その日の日記を書くことにした
字はぐにゃぐにゃだった
そして内容はのぼせたものだった