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なんて
すがすがしい
朝の風

病院の
小さな中庭にも
そっと秋が
しのびいってる

芝生に寝転んだら
空も高く
パウダー・ブルー
眩しくて

こんな日

生きてる素晴 ....
病院の朝食のバン

焼いてないし
おいしくもないけれど
このパンを
食べるしかない

選択の余地など
ない

好きなひとに
好きって言える
余地もない

独り
想いを募ら ....
コトバでは
言いきれない
気持ち

また夕暮れが
きた

今日も
あなたに
会えない

会えても
どうにもならないことくらい
わかっているのに
こんなそらは
ボクには痛い

優しすぎて

こわくなる

抱きしめた感触
サヨナラのすべて

思い出して

こわくなる

こんな
羊雲は
霧雨が
降り続いて
やわらかな
ミルクいろに
包まれる

忘れてしまおう

どうせ幻なら

あのことも
このことも

あのひとのことさえ

きっと
幻だったのだから

みんなみんな
忘れてしまって

 ....
今日は
晴れるのかな

こんなに
紅色のグラデーション

でも
一瞬で
きっと
青空になって

ひと知れず
いつもの朝が来る

たとえ
どんな朝でも

いくつものいろ ....
ちらちら
輝く
確かな夜景

どこまでも続いて
どこまでも
どこまでも

明かりのない
夜の道標

あの灯の下には
人々が暮らしていて

切ない

歩き出すなら
夜がいい

どこまでも
どこまでも
き ....
観察室から
病室に戻った日

夕方
鉛色の空に
虹が出た

儚く
でも色鮮やかで
ガラスのような

こんなに
美しいものが
あるなんて

消えるまで
見ていた

鉛色の空に
滲んでいく
虹を

わたし ....
偶然
この森の小道を
あなたと2回通ったね

真夏
知らない風が吹いて
わたしのワンピースの裾を揺らした

でも
あなたは
あなたのままで

この想いは
きっと
いつまでも ....
光が
満ち溢れるまで
あと
数秒

人々は起き上がり
大きく
伸びをするだろう
ついでにあくびも

昨日の夜
泣いたことなんて
まるで忘れて
走り去る緑

水田は
鮮やかにきらめいて

遠く木々が
燃え立つ

なんて
真っ青な
そら

これが
最後のドライブなら

そう言ってくれれば
よかったのに
梅雨と真夏の狭間で
紫陽花が耐えている

真夏の青空の色を湛えて

夏が来るのを
待っている

色はだんだん
褪せていく

散りきるまで
もうすぐ
深夜のファミレス
メロンソーダ
人工的なグリーンが
光を集めて
輝いて

私は
自分の席の話題に
ついていけずに
(バイクや車の話ばかりで)
辺りを見渡す

端の席に座っている ....
ゆっくりゆっくり
暮れなずんでいく

太陽が
月に
主役を譲ろうか
考えている

街は戸惑って
モノトーンになって

こんな夕暮れは
誰かといても
淋しくて
色とりどりの
小さなラムネみたいな

味だって
悪くない

ほんのり
甘くて

でも
これは
魔法の薬

ちゃんと眠りに
導いてくれる

ラムネみたいに
甘い夢を
見せてくれる
わけではないけれど
こころの扉、
ひとつづつ
鍵をしめていく

このままでは
あまりにも
辛いから

ひとつづつ
丁寧に
鍵を集めて

けれど

きっとそれは
忘却にもぎ取られ
探すことさ ....
思いつめていた
ぼくは

天界と地上を
さまよう
こころの中で

これ以上は
もう
これ以上は

猫は
ぼくのそばを
離れない

死の匂いを
嗅ぎとって

窓からは ....
追い風が吹いて
帰り道

ポケットに手を入れて
どこに帰ろうか

遠くで
口笛が聞こえる

部屋では
猫が待っている
たぶん
窓際に座って
通りを見下ろして

新緑が
 ....
涼やかな
初夏の香り
漂って

滴を湛えて
一斉に
陽にむかう
草花たちよ

緑の宝石のように
貴重で
美しくて

その
生きるちから

涼やかな
初夏の香り
漂って

薫風

5月が
きた
新緑を眺めながら
赤いゼリーを
ぷるんと含む

冷たく
とろりと
溶けて

でも
なぜか
こころは
溶けないの
どろどろの浅い眠りのなか

わたしは
魚になって
汚水を泳ぐ

人間になって
包丁を研いでいる

鳥になって
雨に打たれて

犬になって
うなだれる

夢と現実が
錯綜する

明かりなんて
どこにもな ....
あのひとの背中
やさしい口調
あたたかなてのひら
あの大きなこころ

思い出すだけしか
できなくて

夢のなかでさえ
会えなくて

空だって
青いはずなのに
夢のなか

知らない街にいた

もう
疲れてしまった

愛することに
悲しむことに
生きていくことに

知らない街で
大声で泣いた

遠く
工場の
サイレンが
聴こえる
ただ
春風のなか

悲しい言葉だけが
過ぎゆく

夕暮れの風は
ひんやりと
こころを冷たくする


この
哀しき季節
2年前

れんげ畑で
転がって泣いた

早朝
空と
れんげと
私だけ

ただ
心が痛くて
叫んでいた

自死
火葬
もう
二度と会えない

いま
れんげを
亡き友に
捧げる

小さな王冠を
薄紅色の王 ....
その花は
すっくとたっていた

しなやかに
凛として

あてのない
散歩に出た
私への

まるで
道標のように

「こんな風に
生きてごらん」
花は
そう囁くかのごとく

その花は
すっくとたってい ....
夕方
ベッドで
横になっている

台所からは
母の立ち働く
音が聞こえる

サクサクいう
包丁の音

ガスレンジをつける
チッチッという音

何か炒める
ジャッという音
 ....
なんて
青い
空なんだろう

なんて
心地よい
春風なんだろう

美しき木々
遥かなる山

この世界は
美しさに満ち満ちて

気怠い午後さえ

まるで
アクセントのようで

なんて
素晴らしき
この世 ....
まだ
ほとんどの人が
眠りの中

早い朝は
静かに静かに

小鳥たちは
もう起きている

テーブルには
茹で卵が積み上げられ

昨日作ったスコーンが
口をあけて
笑ってい ....
雨にかすむ
はなみずき

だんだん
あたりも暗くなって

今なら
泣ける
気がするの
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひなたぼっこ日和- 風音自由詩608-11-1
今朝のパン- 風音携帯写真+ ...908-9-29
夕暮れ- 風音携帯写真+ ...608-9-23
羊雲- 風音携帯写真+ ...408-9-18
どうせ幻なら- 風音携帯写真+ ...608-9-3
朝のいろ- 風音携帯写真+ ...508-9-2
夜道- 風音携帯写真+ ...608-9-1
虹が出た日- 風音携帯写真+ ...1708-8-30
知らない風が吹いて- 風音自由詩708-8-25
- 風音携帯写真+ ...808-8-14
走り去る- 風音携帯写真+ ...13*08-7-20
紫陽花- 風音携帯写真+ ...808-7-6
真夜中のメロンソーダ- 風音携帯写真+ ...1208-5-30
暮れなずんでいく- 風音携帯写真+ ...808-5-17
ラムネ- 風音携帯写真+ ...1008-5-15
白い雲のように- 風音携帯写真+ ...908-5-13
あの水平線まで- 風音自由詩708-5-8
帰り道のブルー- 風音自由詩908-5-3
陽にむかって- 風音携帯写真+ ...308-5-2
赤いゼリー- 風音携帯写真+ ...3*08-4-28
それでも朝は来る- 風音携帯写真+ ...4*08-4-25
鈍色の空を- 風音携帯写真+ ...2*08-4-25
工場のある街で- 風音携帯写真+ ...2*08-4-24
悲しい言葉が過ぎていく- 風音携帯写真+ ...5*08-4-22
れんげ- 風音携帯写真+ ...2*08-4-22
道標- 風音携帯写真+ ...4*08-4-21
台所の音- 風音自由詩4*08-4-20
素晴らしき世界- 風音携帯写真+ ...4*08-4-20
早い朝に- 風音自由詩4*08-4-20
夕暮れになる- 風音携帯写真+ ...6*08-4-18

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