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その箱はスケルトンの灰色で 

どこにも蓋がみつからなかった

サイコロを転がすように その六面体の

一面ずつに番号をふって 開けようとしたが

開けられるような 切れ目がどもにもな ....
今日 夢を見た
だんだん薄れていく記憶
君の声も 君の匂いもわからなくなって
輪郭だけの絵画のように
現実ではなくなっていたが
確かにあった手応えを感覚として垣間見た
再び抱きしめたが ....
私の番が来て
何も用意しない言葉で
飾らない言葉で話す
体育館のステージは
私のワールドになっていく
子どもが泣いている
嗚咽が聞こえる
素直な痙攣が拡散して
好きな気持ちは
失って ....
いつものように 教室までの階段を
タンタンと駆けあがってくる君の足音を聴いたとき
先に来て 私物を整理していた私の心臓が急に高鳴った
ポッと頬が染まったろうと客観的に感じた
客観的にというのは ....
八重桜
いくえにも重なって
淡い桃をたわわに逢せる
遠野の空の水と蒼
流れ流され血の紅滲む

それでもサクラは咲くのです

山桜
ひっそりと佇む
誰も知らない名前すら
無から生ま ....
今夜もお風呂に入れてあげる
一緒じゃないと危ないからね
眼鏡をはずしてあげよう
シャボンでブラシとシャンプーも

手ですくってかける
温かいしずくは
バスルームに響く魔法の音
湯気の向 ....
あなたは、物事の些細な変化は、一見なんの脈略もなく飛散もしくは移動や変形し、それは意味をなさない現象だと思うだろうか…。

しかし、それが有機的に結びついているのだという説は面白い。たとえば、クリ ....
太陽系惑星へ旅をしましょう。とても壮大な旅が始まります。
先ずは巨大なエネルギーの放出である核融合炉へと・・・


http://jvsc.jst.go.jp/universe/planet/ ....
なんだろうね 人間て
こんなに頑張って こんなに努力して
それでもダメなときがあるんだよ
冷たくなった僕の頬を
熱い熱い涙がつたっていく

こういうのを不条理と人は言うけど
きっと誰かが ....
sadame『可逆』 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=167904

 この詩は、紙の可逆性を見た作者が、変化した自分の頭蓋骨の中身が果たしてこのように ....
すとんっと落ちた釣瓶の井戸に響くあっという間の出来事の
外はもう闇
急に冷え込む閉店準備の店内で
夜には強すぎる冷房で涼む集積回路
ホッとしながら「もっともわずかな安堵の時期である」と言った
 ....
お月見団子を作った。
ついでにお月見にちなんだ話を一つ。

その昔、十五夜にお月見をすると…
十三夜(10月11日)にも同じ場所にてお月見をしないと
それは「片見月」と言って縁起が悪い ....
憎しみはとうに消えた…


生まれたときからずっと一緒だった
風は今も冷気をたたえ、凍えそうにして
私は待つ あなたを待っている

かつて野を覆った炎の残骸
黒く、さらに黒く焼け焦げた ....
毎日が閉じ込められて過ぎて行くので
こんな時は元気のいい男の子にあこがれるものです

彼のポケットに入って
やぶけた穴から外を見てみたい
木登りやブランコ、くさっぱらに寝転がって
空を眺め ....
蒸す夜の リージェントホテルの地下
急な階段を降りると 黒い扉が開く
すっとした冷気と
スモーキーな空間に吸い込まれて
おもわず{ルビ噎=む}せてしまうほどの

カウンターでバーボンコーク ....
明日で一学期が終わるので
仕事用のパソコンを持って帰る
念のため個人データはすべてロック
ああ、重い重い…肩が外れそうだ
エスカレータ登ったら
電車 行っちゃったよ く、くやしい
肩が痛い ....
あの螢祭の夜
ミルクの河 渡った
ボクの手が少しギュッとして
キミは 痛い 顔を{ルビ顰=しか}めた

力の加減を知らない
ボクを許して
少し折れてしまった指

キラキラしながら
 ....
実験的に無駄を省いたら
風も 木も 波も 空も 木霊も
みんな みんな 同じリズムで
繰り返している

少しずつズレていくのは
それが少しだけ違う音になって
だんだん 少しずつ変っていく ....
自分から 崩れていった さらさらと
灯なんて どうでもいいの

最初から 分かっていたわ 結末は
だから知らない 何も言わない

何度でも 生まれ変われば いいじゃない?
風がそよそよ  ....
キャラメルが食べたい 苺のシロップがけも
それから、たまにはコーヒージェリーもいいな

こう毎日毎日マクロビばかりではたまらないよ
お菓子の中に埋もれて眠りたい

タイトでひらひらのL'E ....
揃いの浴衣 鼻緒の赤
ミルクの河に浮かぶ きっと螢

源氏と平家が 仲よく飛び交うなんて
霊的な 絣の紺みたいです

(アトミックボムのランドマーク
鐘楼流し と間違えた外国人の夫婦の涙 ....
まいど君 今宵のデイト エスコート
コーディネイトは いまいちだなあ

話好き すべらないけど オチもない
いつの間にやら 巻き込まれてる

なんだかね ふんわり軽く ぼわわわん
眼鏡を ....
ケンカして さよならしたね 意地っ張り
百年経ったら キスしよう

タンスから わたしの写真 眺めては
涙してると おばあちゃんから

一度だけ 空のメイルが 届いたよ
返信しない 返信 ....
キラメく 水を飲む朝の
ゆっくりとした 点滅球が
ぼやけて見えない

白 いイヤホン で 遮る笑い声
雨粒の 微動 もしくは波形
ぼんやりと眺める

踏まれている 足の痛み
知らない ....
プール清掃の前 ヤゴ捕り大会があって
捕まったヤゴたちは巨大なペトリ皿に移される
ヤゴはそれぞれの教室に置かれ、トンボになるまで観察される

子どもたちが最初に目にしたのは、なんと共食いだった ....
青いユニフォームが体育館にいます
3人の外国人選手と2人の日本人選手は
背が高くてスマートな18歳です

彼らはスピーチの後にゲームをします
体育館がいつの間にかコロシアムになり
ボールが ....
院からの態度のデカい実習生
ツンツン頭を嗜められた
合コン来てるんじゃないんだぞって

気にする様子は無さそうで
焦点の合わない目で校庭を見ている



おせっかいな協力者
善意と ....
{ルビ紫陽花=あじさい}の 濡れた葉に這う{ルビ蝸牛=かたつむり}
私のようね のんびり燻る

行動の 大胆な人 恐るべし
踏み荒らされた 丹精こめた

自己主張 認められたし 強引な
 ....
おそらく灰色の 町外れの停留場は
傘の上のダンスの 懐かしい音がするので
目玉の星が キラキラ光ってしまう

セルロイドは酸性雨に弱く
ネジ式の動力で
スキップをしながら溶けそうにしてい ....
自分が産んだ卵を
次々に割ってしまうメンドリさん

時々は硬い殻を持った
自己防衛のヒヨコちゃんが生まれ
メンドリさんはヒヨコちゃんを突いて
あわれなヒヨコちゃんは
醜く変形しながらも逃 ....
beebeeさんの西日 茜さんおすすめリスト(49)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空っぽの_月- 西日 茜自由詩5*14-9-10
間違ってない- 西日 茜自由詩311-4-30
離任式- 西日 茜自由詩611-4-17
卒業式- 西日 茜自由詩4*11-3-28
それでもサクラは咲くのです- 西日 茜自由詩6*11-3-20
バスタイム- 西日 茜自由詩411-1-16
可逆的であるということ- 西日 茜散文(批評 ...6+*08-11-9
惑星の旅- 西日 茜おすすめリ ...8+*08-10-13
時間泥棒- 西日 茜自由詩10+*08-10-12
共感と反駁と- 西日 茜散文(批評 ...6+*08-10-9
6CO2_+_12H2O_→_C6H12O6_+_6H2O_ ...- 西日 茜自由詩17*08-10-5
お月見夜話- 西日 茜散文(批評 ...7*08-9-15
あの丘に立って- 西日 茜自由詩7*08-9-15
退屈な暮らし- 西日 茜自由詩18*08-8-14
UNDER_GROUND- 西日 茜自由詩13+*08-8-4
夏蚕- 西日 茜自由詩19*08-7-17
ミルキーウェイ- 西日 茜自由詩17*08-7-7
ミニマル- 西日 茜自由詩16*08-7-4
血迷う人の- 西日 茜短歌8*08-7-3
DIET- 西日 茜自由詩8*08-6-28
螢祭りの夢- 西日 茜自由詩8*08-6-25
みっつ違い- 西日 茜短歌1*08-6-23
ふたつ違い- 西日 茜短歌7*08-6-21
詩が生まれるとき- 西日 茜自由詩16*08-6-12
ヤゴの飼育- 西日 茜自由詩13*08-6-11
FC選手が来た日- 西日 茜自由詩3*08-6-9
WEEKDAY_STORYS- 西日 茜自由詩7*08-6-7
蝸牛- 西日 茜短歌5*08-6-2
雨宿り- 西日 茜自由詩18*08-5-31
白鳥さん- 西日 茜自由詩6*08-5-29

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