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たとえ 私が死んでしまっても
あなたは知らないでしょう

長い間ログインしないうちに
彼氏でもできたのかな
と思うでしょう

さらに月日が過ぎたら
私を思い出すこともなくなるでしょう
 ....
夜空に大きな花が咲き乱れ
詠嘆する人々の声は
熱気とともに季節を彩る

私はまたあなたと二人
ここへやって来ては
花火を見上げている

花火は桜のよう
咲いては散り
散ってはまた来 ....
今度またこういうことがあったら
言ったほうがいいのかな?
言わないほうがいいのかな?
と訊いたとき

君はとても嫌な表情を浮かべて
だけど即座にはっきりと
全部言って 必ず全部言って
 ....
生きるのをやめてみようかな、と思った
ずいぶん前、絶望の淵で

そんなに大事ではない
ただ少し、休みたかっただけ

それから今まで生きてきた
生きることを選択したわけではなく
死ぬのを ....
山でもない 谷でもない
山の麓の沼で溺れていた

あの山の頂上に行く予定なんだと叫びながら
手足をもがいていた
蛙はゲラゲラと笑ってた

助けようとしてくれる人たちもいた
その沼は底な ....
誰も知らない塔の最上階に
僕たちはいつもいた

その部屋は『時間の部屋』と呼ばれ
窓からの景色は
天も地も人も時間も
すべてが見渡せた

僕たちはいつも3人で
僕は皆から『過去』と呼 ....
西の空が赤く 東の空が青く 染まる頃に

「あの時 約束を忘れた振りをしたんでしょう?」

今まで言えなかったことを

いたずらに訊いてみようと顔をあげた

あなたの横顔がまるで知らな ....
男と出会って記念日が生まれて

男と別れて記念日が無くなって

貼って 剥がされて

シールのように


私に残ったのは

自分の誕生日が刻まれた刺青だけ

誰かの誕生日を
 ....
戦争は終わったのだろうか?
今は風の音しかしない

誰もが色んな言葉を口にして
感情的で緻密な作戦を練って
或るものの為に戦った

羞恥心は捨てて訊きたいことは全て尋ねた
言葉が溢れて ....
「愛していると思ったのは錯覚だった」

そう言って別れを告げて
逃げるようにあなたの前から去った

許さないという留守番電話のメッセージ
それが最後に聞いたあなたの声だった

電話番号 ....
ある夜
友達がひみつを打ち明けてくれた
今まであった つらくて 悲しい 出来事
ひとつ ひとつ 言葉を選び
ゆっくり ゆっくり 話してくれた
友達は泣いていた
いつも花のように笑っている友 ....
beebeeさんのsekkaさんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
幸せな私- sekka自由詩108-11-3
花火- sekka自由詩108-8-13
やましさ- sekka自由詩208-8-1
絶望の谷で_絶望の山で- sekka自由詩4*08-6-28
山の麓の沼- sekka自由詩3*08-5-13
時間の部屋- sekka自由詩7*08-5-8
赤紫色の空- sekka自由詩3*08-4-9
シール- sekka自由詩4*08-4-3
冷戦- sekka自由詩5*08-3-30
錯覚- sekka自由詩2*08-3-9
- sekka自由詩4*07-10-10

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