夕暮れ部屋の中で
君はキットカットと
出掛ける支度に夢中
俺は鱈のムニエル作りに夢中

いつものまな板の周りに
時々の鱈が甘塩で二切れ
その親愛なる白身を
俺から奪わんとするエノキとシ ....
ああ・・無常と無上

それは笑顔の

前にみた微笑です

ああ・・無常と無情

それはあなたの涙を

ぬぐったあとの

乾かぬ頬と

みてしまう俺の気持ちです

ああ・ ....
カット!

違うんだな そのコーヒーカップに入ったスプーン
もっとクルクル回して
ユダヤ人ならもっとクルクル回すんだよ
そう 頭の中で目の前の恋人のことも考えるし
干してきた白いシャツが乾 ....
夏が過ぎて秋が来て

君はすこし変わったね


突然のスコールみたいな

涙を流さなくなった


突然熱くなって

我侭も言わなくなった


そういう君も好きだったけど
 ....
秋の風が冷たいね

こんな時は

君にそばにいて欲しい


僕の心の空洞を

どうか

埋めて欲しい


僕の命なんか

秋の枯葉より軽くて

たとえ消えても誰もわ ....
空はふたつ
互いを追いかけ
雲はひとつ
高みへのぼる
たからもの
たからもの ふりくる



誰のなかにも
物のなかにもあるものが
聞こえくる
聞こえくる ....
高速道路の外の景色に包まれる

愛しいさよならの君は助手席で


きっと二人の意思で車は走ってる

緑色の看板が迫って

あと何キロ走ればというよりも

君が降りる土地の名前を確 ....
冷たい水で顔を洗うの
指先に赤く血の色滲んで

朝に凍り付く体
包んでも 包んでも
冷たく表層になるばかり

誰か 誰か
隣で眠ってはくれませんか
心安らかな人よ



無音 ....
森の中で月を見て
青さ静かに、目に染みていく
あるかないかのカーブを
そろり、ふわり、降りていく
静かに、選ぶ言葉に僕の
音はどこかで回り続けているか


泳いでいるのは、あなた
そ ....
せっかく育った野菜たちが
不機嫌な嵐に踏みつけられた
土砂にまみれたレタスたち
店先まで行けるかしら

町のスーパーで
どうにか並んだレタスたち
一個400円は高すぎるの
それでも
 ....
皮膚のすぐ下は清冽
流れゆく血が私を
結びつけているのだ
家と人と肉と そして
全ての生きているものたちと


血によって私は
辿り直されることを許す
血によって私は
絶えず内 ....
1998年5月8日午前3時29分45秒に到る少し前、
S・・・は、冷蔵庫から卵を取り出して、それを持って走った。
S・・・の部屋の電話が鳴る。
Q・・・は空を見上げて、上空の風が強いことを確認し ....
雨を抱えた朝の傷
ただ静かに銀になる
ただ静かに鳴り響く



縦の傷をよけ
横の傷を踏み
円い傷の外周をゆく
点の傷を飛び越え 飛び越え
光のほうへ転ばぬように
 ....
もうずっと長い間
止まったままの時計に向かって
話しかけてきたような気がする
まぶしい午後の光のなかで
ずっとずっと独りで



引き出しが外れて飛び出して
つぎつぎと重な ....
佐々宝砂さんの

『チアーヌさん「かわいい匂い」に関する私見』を読んで

ちょっと思ったこと。


私は子供の詩は書かない。

今まで一度も書かなかったわけではないけれど

我が ....
めをとじて
いない いない

でも いないことを まだ
かくにんしたくない

せんしゅうの おわり
あなたと あって
こんしゅうの おわり

めを とじて
いない いない

 ....
まずはURL、
チアーヌさんの書いた詩「かわいい匂い」は下のリンクから読める。
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=20788

 それからお断り、私の ....
青いガラス細工の小さな箱に

真っ白な綿をしきつめて

大切にしまいこんだ

ひとつの化石


時計の針が 逆回りする夜に

ふっと灯って 

ふわふわと 光りはじめます
 ....
朝と別の朝はつながり
声や水を憶えている
光や傷を憶えている
頬をかすめゆく小さな 小さな
見果てぬもののかけら かけら
定まらぬ世界をゆく定まらぬもの



水色と銀色
 ....
いっきに体内に摂り込んだ

快と不快で

落ち着かない細胞たちよ

リズムに乗って

たゆたい

季節は止まることなく

私も止まることなく

日常を越えていき

キー ....
 込んでいるのは駅前だけかと思った。310号線に左折したらすいすいゆく。のだと思った。が、310号線、北へ、車は続いていた。
 永遠に続くような気がした。永遠に続いてくれればと思った。フロントガラス ....
いってらっしゃい

ううん、ほんとは寂しいの

でもそんなことを言ったら
笑ったあなたの頬が困ってしまうから
言わない

昼間、楽しいことがあったとき
あなたがいないと、少し寂しいの ....
氷と光が交差する地に
人のものではない門がある
曇のような土がある
虹は滝のように降る



まだどこにもつながっていない
建てられたばかりの鉄塔が
空の輪の下
冷たい層を ....
瞳孔が広がってきたな
俺も一生廻りあえないほどの汚ぇ顔してんだろう
金があっても無くても奴らからのモノはいつもカルキ混じりだな
ったく、口の中が臭くなるんだよ

ケイなんでそんな楽しいの
 ....
船の停泊しない
図書室には
匂いがない

ブラインドの隙間から
斜陽
カウンターに落ちた
向こうで
司書が背中の羽を
二度動かす

白い付箋のはられた
いくつかの椅子は ....
きりとると

思ったより

悪くないかもしれない
朝の虹が
ちぎれた雲の上にだけ見えて
鋼のかけらのようにただよい
光から 光から 離れてゆく



海の亀裂
雨後の花
浪に昇り
空に会う



海と同じ色の岩 ....
モルドバのO-Zoneというグループの「Dragostea din tei」(菩提樹の下の愛)という曲です。

曲に合わせて猫ちゃんがツッコミ!↓猫ちゃんをクリックです
http://www2. ....
からみあう木の根をくぐり
風のない海に出る
陸のほうへ 陸のほうへ
風は高く飛んでゆく
砂には浪が残される
浪のにおい 浪の色
浪のかたちが残される



雲は深く降りて ....
手のなかの金魚がたどる路
響きのための階段を
宵宮の光が駆け上がる
かわいた飲みもの 食べものの跡
においはずっとたたずんでいる



街にやって来た映画の群れ
ひとつの方を ....
砂木さんのおすすめリスト(5644)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ムニエル- 純太自由詩9*04-11-2
- 純太自由詩5*04-11-2
カット!- 純太自由詩13*04-11-2
★111_アキノ、ウタ_Ⅱ- 貴水 水 ...自由詩5*04-11-2
★110_アキノ、ウタ- 貴水 水 ...自由詩5*04-11-2
たからもの- 木立 悟自由詩404-11-1
あとどれくらい- 純太自由詩604-10-31
雪女になる- 千月 話 ...自由詩5*04-10-30
ID- 霜天自由詩704-10-30
悲しいレタス- さち未詩・独白7*04-10-29
血_(2004.10.29)- 和泉 輪自由詩1904-10-29
世界- ふるる散文(批評 ...5*04-10-29
傷の季- 木立 悟自由詩304-10-29
狼煙- 木立 悟未詩・独白304-10-29
年月と身長の差くらい向き合わない- 蒼木りん散文(批評 ...1*04-10-28
いない_いない_ばー- 玉兎自由詩404-10-28
チアーヌさん「かわいい匂い」に関する私見- 佐々宝砂散文(批評 ...31*04-10-27
化石- こむ自由詩2*04-10-25
かけら- 木立 悟自由詩604-10-25
融合- かのこ自由詩1*04-10-25
日常の渋滞- A道化散文(批評 ...304-10-23
だんな様へ- ふるる未詩・独白11*04-10-23
ノート(青と灰_Ⅱ)- 木立 悟自由詩304-10-22
汚ぇ顔〜18才・冬- 純太自由詩404-10-21
図書室- たもつ自由詩3704-10-21
空のかどっこ- 吉原 麻携帯写真+ ...2*04-10-21
ノート(青と灰)- 木立 悟自由詩404-10-20
マイヤヒー- ふるるおすすめリ ...8*04-10-19
黄金の子_Ⅱ- 木立 悟自由詩304-10-19
路地の歌- 木立 悟自由詩604-10-18

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