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告白はしきれない!
言葉に焦がれる。
書いても書いても書ききれないし
読んでも読んでも追いつけなくなる。
まるで明日みたいなんだ。
途方もない希望と絶望が共存して
そういう永遠。
言葉に ....
痛みを持ち上げて
此処に立っている
へしゃげた首も
切り落とせぬまま
鉄のような水面
なにを想う その心
芯から病んでしまった
水無月の花々よ
重たすぎる花弁を
いついつ散ら ....
どろがはねて、さ
わらってるけど、さ
おちてくでしょ、ぜんぶ
だけど、ときどきないたり
でもやっぱりわったり
するのはなんでかな。
あした、ここに
そらいろのバスがくる、よ。
....
午前五時の部屋の色で
もう汚いなんて思わなくなった
温度も感触も持たない光
わざわざ君が伝えようとしなくても
もう分かってるからいいよ
せっかくいい気分でいるんだから
その口閉じろよ
わたしはいつもそうだよ。
また、浴槽にヘアピンを忘れた。
浅い位置で、小さな褐色が揺れてる。
やっぱり、まだ無理だ、私。
ぴちぴち
ちゃぷちゃぷ
らんらん らん。
ぴちぴち
ちゃぷちゃぷ
らんらん らん。
だれかが歌ってる。
雨音のリズムに合わせて
しあわせそうに
しあわせそうな ....
冬の上空で爆風が唸る
大きな空気の塊が
私の頬を圧す
熱くなった目蓋を
どんどん冷やしていく
また私、
此処に飛ばされてきたんだね
波にのまれて
飛ばされてきたんだね
髪は泣 ....
もう二度と私を殺さないでね
水没させようとする時の崩れ落ちそうな顔
覗き込む鏡には無い
こちら側はいつも見えない
もう二度と私を
穆かな闇に在る白い壁には
ひとがたの陰影が ....
透明な、瓶の底で
大人しく待っていよう
次の月曜日はきっと
明るく晴れるから
さみしい時、だれかに
傍にいてもらえるだけの
ちからを、
此処に注いで
夜は静かに止む
夜は静か ....
駅までの道を歩く
歩く
足の裏
からだを動かすと汗ばむくらいの陽気になるでしょうそのなかで
あたたかな陽射しをいっぱいに浴びて
まぶたが少し、ひらひら
眠っているような感覚が続いている
....
いっきに体内に摂り込んだ
快と不快で
落ち着かない細胞たちよ
リズムに乗って
たゆたい
季節は止まることなく
私も止まることなく
日常を越えていき
キー ....